目 次
パソコンのゴミ箱にあるデータを完全削除する方法
初期設定のパソコンではゴミ箱に不要なデータを入れた後、中身を空にする操作を行わなければ完全に消去したことになりません。この操作が面倒だったり忘れがちであったりするなら、設定で自動的に消去することも可能です。 誤って削除してしまった場合にも有効な対処方法がありますので、併せて解説します。
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ゴミ箱を空にする
不要データを削除する際にはゴミ箱へ移動して消すのが通常です。ただし入れただけではファイルなどのデータの消去は行われず、パソコンの容量もそのままなので「データをゴミ箱という場所へ移動しただけ」という状態となります。
ゴミ箱内のデータを完全に消去して容量を空けるには「ゴミ箱を空にする」という処理が必要になります。念のために中身を確認してから削除しても問題がなければ、アイコン上で右クリックして「ゴミ箱を空にする」を実行すればデータの削除完了です。
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削除する設定を利用する
ゴミ箱の削除方法には「削除と同時にファイルなどを消去する」「一定期間で自動削除する」という 2 つの設定が可能です。それぞれの手順は以下のようになります。
・削除と同時にファイルを消去する設定
これは、はじめからゴミ箱を経由せずにパソコンから完全に削除する方法です。
1. ゴミ箱アイコンをダブルクリックして画面上部のリボンより「ゴミ箱ツール」を選択
2. 「ゴミ箱のプロパティ」を選択し「ゴミ箱にファイルを移動しないで、削除と同時にファイルを消去する」を選択
3. 「OK」をクリックして完了「削除の確認メッセージを表示する」にチェックを入れておくとワンクッション警告が出る使用になるため、ミスによる必要データの消失を防げます。
・一定期間で自動削除する設定
ゴミ箱に入れて設定日数以上経過したデータを自動的に消去する方法です。
1. スタートメニューから設定 (ギアマーク) をクリック
2. システムを開き「ストレージ (記憶域) 」を選択
3. ストレージセンサーのスイッチを「オン」にする
4. 何日経過後に自動削除するかを選択して完了自動削除は 1~60 日まで設定できますが、あまりに短いとミスで削除したファイルの取戻しが難しくなるため、30 日以上に設定することを推奨します。
パソコンのゴミ箱にあるデータを復元する方法
ゴミ箱に入っているデータを元あったフォルダに戻す操作は簡単です。ゴミ箱に入れていても特別な操作をしない限りそのまま保管され続けます。ここでは、Windows10 の操作手順について解説します。
1. ゴミ箱アイコンをダブルクリックして開く
2. 復元したいデータのアイコンや文字列の上にカーソルを合わせ右クリックし「元に戻す」を選択する→元々保存されていた場所へ戻る
3. 別の保管場所に移動したい場合は任意のフォルダへ移動する できる限り取捨選択のミスをしないことが大切ですが、ゴミ箱に移してもすぐに復元できることを覚えておきましょう。
パソコンのゴミ箱にあるデータが復元できない場合の対処法
ゴミ箱の容量を超えるような大きいデータの場合は、一時保管されずにそのまま消去されます。また、ゴミ箱を空にしてしまった後にファイルやフォルダを戻したいという事態になることもあるかもしれません。中身を空にしてしまっても復元できる可能性はいくつかあるので詳しく解説します。
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システムの復元をする
パソコンのシステムを復元すれば、以前のデータを戻して必要データを取り込むことが可能です。 Windows10 のシステム復元手順について説明します。
1. 画面左下の Windows アイコン上で右クリックして「システム」を選択
2. 関連設定の「システムの保護」から「システムの復元」を選択
3. 復元ポイントを選択して「次へ」をクリック
4. 問題がなければ「完了」をクリック復元が始まると中断はできないため、間違えないように注意が必要です。復元後は一旦自動的に再起動され、次回パソコンが立ち上がったときに設定した時点のデータが復元されます。
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以前のバージョンからデータを復元する
削除した日時が分からない場合は、以前のバージョンを復元してデータが取り戻せる可能性があります。手順は以下のとおりです。
1. 復元したい保存先 (ファイル/フォルダ) を右クリック
2. 表示されたメニューから「以前のバージョンの復元」をクリックパソコンが自動バックアップしたデータを取り戻して、現在のデータに上書きする仕組みです。なお、この機能を使うには「システムの保護」を設定しておく必要があります。手順は次の項目で解説します。
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シャドウコピー機能を使う
この機能の利用には「システムの保護」が有効になっていて、なおかつ作成された復元ポイントが存在している必要があります。システムの保護とは、すなわちシャドウコピーとなり、設定しておけば復元が簡単になるという機能です。
・システムの保護の設定手順
1. 画面左下の Windows アイコン上で右クリックして「システム」を選択
2. 関連設定の「システムの保護」から「システムの保護」を選択
3. 「構成」をクリックして「システムの保護を有効にする」にチェックを入れて「OK 」で完了
・シャドウコピーを利用して復元をする方法
1. 該当フォルダにカーソルを合わせ右クリックでプロパティを開く
2. 「以前のバージョン」から復元したいバージョンを選択し「復元」をクリック
3. 「OK」をクリックして完了
要注意！パソコンのゴミ箱が復元できないケース
ゴミ箱に入れたデータは誤って移動した場合でもすぐに取り出せば問題ありません。しかし、以下のようなケースでは個人の使用状態によっては復元が難しいことがあります。
・ショートカットキー (Shift ＋ Delete) でデータを削除した
・ゴミ箱に入らない大容量のデータを削除した
・ゴミ箱内のデータを一定期間経過後に削除する設定にしており、保管期間が終了した
・ごみ箱にファイルを移動しないで、削除と同時にファイルを消去するよう設定している このような場合でも、上述した方法で失くしたデータを復元できる可能性はあります。ただし、HDD などを利用していたデータは、削除後に上書きされるので復元が難しくなります。もしもに備えてバックアップを取る習慣やシステム保護をあらかじめ設定しておけば、データの消失を免れることが可能です。
パソコンのゴミ箱が見当たらない！表示する方法は？
操作ミスや何かの手違いにより、所定の場所からゴミ箱が消えてしまう事態が発生することがあります。通常の操作ではゴミ箱がパソコンから消失することはなく、きちんと手順を踏めば適切な場所に再表示することができるので安心してください。ここからは、表示したい場所にゴミ箱を設置する手順を紹介します。
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デスクトップに表示したい場合
一般的にゴミ箱が置いてある場所はデスクトップ上です。消えてしまったゴミ箱をデスクトップに表示する手順は以下のようになります。
1. スタートメニューから設定 (ギアマーク) を選択
2. 「個人用設定」をクリック
3. 「テーマ」を選択し、関連設定の「デスクトップアイコンの設定」をクリック
4. デスクトップアイコン欄にある「ゴミ箱」にチェックを入れる
5. 「OK」をクリックして完了 -
エクスプローラーに表示したい場合
エクスプローラーにゴミ箱を設置すれば、不要なものを捨てやすくなりおすすめです。現在表示がなければ以下の手順で設置しましょう。
1. スタートメニューの「エクスプローラー」をクリック (Windows + E でも可)
2. 画面上部のリボンより「表示」を選択して「オプション」をクリック
3. 「表示」を選択して「すべてのフォルダを表示」にチェックを入れる
4. 「OK」をクリックして完了 -
タスクバーに表示したい場合
タスクバーに表示したいときは、少々手順が多いですが難しいことはありません。作業効率化を図る手段としてタスクバーにゴミ箱を置くのもおすすめです。
1. デスクトップ上の何もない所で右クリックして「新規作成」から「ショートカット」を選択
2. 「項目の場所を入力してください」の記入欄に「 %SystemRoot%\explorer.exe shell:RecycleBinFolder 」と入力
3. ショートカットの名前 (任意) を入力して完了をクリック
4. デスクトップにできたゴミ箱のアイコンを右クリック
5. プロパティを開き「ショートカット」を選択
6. ゴミ箱アイコンへ変えるため「アイコンの変更」を選択
7. 「参照」を選択して「%SystemRoot%\system32\imageres.dll」と入力して「開く」をクリック
8. アイコン一覧からゴミ箱を選んで「OK」をクリック
9. ひとつ前に戻るので「OK」をクリックして設定完了
10. できたアイコンをタスクバーへドロップ
まとめ
ゴミ箱に間違って捨ててしまったときや、中身を空にしたあとの復元方法について解説しました。また、所定の場所にゴミ箱アイコンが見つからないときは、手順に従って表示し使い勝手の良い場所へ移動をすることでより作業が捗ります。 レノボのノートブックはお客様のニーズに合わせて多彩なカスタマイズが可能です。予算や使い方に応じて、希望する CPU やメモリ、ストレージを選ぶことができます。自分の思い通りにカスタマイズできる自分だけのパソコンが、リーズナブルな価格帯で手に入ることが大きな魅力です。 新しく買い替える際や、サブ機としての購入もおすすめです。実際に予備パソコンとして購入したけれど、快適さからレノボのパソコンをメインパソコンに切り替える方もいます。 これからパソコンを新調しようとお考えの方にはレノボのパソコンがおすすめです。大満足の 1 台を手に入れるため、ぜひレノボの公式サイトを覗いてみてください。
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