目 次
プログラミング用パソコンの基本スペック
プログラミングを始めるにあたって、必要になるのがパソコンです。どれくらいのスペックがあれば、プログラミングに必要な性能を満たせるのでしょうか。プログラミングに必要なパソコンのスペックを解説します。
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CPU―Core i5、Ryzen5以上が目安
CPUはデータの処理を行うパーツで、データの処理が高速であればあるほど高性能とされています。高性能なCPUを搭載していることが、高性能なパソコンとほぼ同じ意味になるほど重要なパーツです。
もちろん、高性能なCPUを搭載するパソコンは非常に高価になるため、予算に合わせて慎重にCPUを選ぶ必要があります。CPUの性能は次の表のようになっており、上に行くほど高性能です。
CPUの性能一覧表
インテル AMD ハイグレード Core i9
Core i7Ryzen 9
Ryzen 7ミドルグレード Core i5
Core i3Ryzen 5
Ryzen 3エントリーグレード インテルプロセッサー Athlon Core i9やRyzen 9は高性能なものの発熱量も大きく、効率的な冷却システムが必要になることもあって、搭載しているパソコンは決して多くありません。高性能CPUとしてはCore i7、Ryzen 7がよく利用されています。ただ、価格が高いため、コストパフォーマンスの良いCore i5、Ryzen 5を目安にするのがおすすめです。
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メモリー―16GB以上あると安心
プログラミングを快適に行うのであれば、メモリーの容量も重要なポイントです。メモリーはいま行っている作業やデータを一時的に保管するパーツで、容量が多ければ多いほどたくさんのデータを保管できます。容量が大きければ、ストレージへアクセスしてデータを取り出す必要がないため、それだけパソコンを快適に動かすことが可能です。
プログラミングでは複数のソフトを起動することも多いため、それだけメモリーの容量が必要になります。できれば16GBはメモリーを搭載しましょう。
8GBのメモリーでも基本的なプログラミングは可能ですが、さまざまな場面で不足を感じるおそれがあります。将来的なことも考えると、16GB以上が安心してプログラミングに取り組めるメモリー容量でしょう。
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ストレージ―SSDの256GB以上
ストレージは長期的にデータを保存するパーツで、OSやソフト、作成したデータなどが保存されています。ストレージにはSSDとHDD(ハードディスク)の2種類がありますが、今はデータのアクセスが速いSSDが主流です。HDDはSSDより価格が安いというメリットがありますが、アクセスが遅く、あまり使われなくなっています。
ストレージの容量は多ければ多いほど良いのですが、それだけ価格が高くなるため適切な容量を選びましょう。プログラミングではそれほど大容量は必要ないため、256GBもあれば大半の人は足りるでしょう。動画や画像データを大量に扱うのであれば512GBにするか、外付けストレージで追加するのもひとつの方法です。
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グラフィックボード―AI、
ゲーム開発には必須グラフィックボードは映像処理を専門的に行う、GPUというプロセッサーを搭載した拡張ボードのことです。ゲームや動画編集など映像処理に負荷のかかる用途では、重要な役割を果たします。ゲームの開発を考えているのなら、高性能なグラフィックボードは必須と言えます。
また、映像処理と別に、グラフィックボードはAIの開発で注目を集めています。グラフィックボードは大量のデータを並列処理できるため、その仕組みがAIの開発に活用されているのです。プログラミングを始めて、AIの開発まで視野に入れているのなら、グラフィックボードを搭載している、またはあとから搭載できるパソコンを選ぶと良いでしょう。
選ぶならノートブックとデスクトップパソコンのどっち?
パソコン選びでまず迷うのが、ノートブックとデスクトップパソコンの選択です。どちらにも一長一短があり、慎重に検討する必要があります。ノートブックとデスクトップパソコンの特徴から、どちらが自分に合っているのかを考えるヒントにして下さい。
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モニターが見やすいのは
デスクトップパソコンプログラミングを快適に行うには、モニターの見やすさが非常に重要です。特に長時間にわたる作業では、目の疲れを軽減し、集中力を維持するためにも、大きな画面が求められます。
デスクトップパソコンであれば、使用するモニターのサイズや種類を自由に選べます。大画面のモニターを選べば複数のエディターやドキュメントを同時に開いても、問題なく確認できるでしょう。さらにマルチモニターも、デスクトップパソコンなら比較的簡単に実現できます。
ノートブックでも外部モニターを接続することで、画面の見やすさを改善することは可能です。しかし、デスクトップパソコンほど自由に、マルチモニターなどの環境を実現するのは難しいでしょう。
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ノートブックなら
場所を選ばずプログラミングが可能ノートブックの最大の魅力は、持ち運びできることです。つまり、オフィスや自宅など特定の環境に縛られることなく、自由に場所を変えてプログラミングができます。カフェや図書館、移動中の電車内など、集中力を高める場所を選んでプログラミングを行えるのです。
プログラミングセミナーやワークショップなどへ参加する時も、自分の環境をそのまま持ち運べるというメリットもあります。これはどうやっても、デスクトップパソコンに真似できないことです。
また、外出ではなく、屋内で移動していつもと違う場所で作業するだけでも気分転換になります。プログラミングは集中して行う作業なので、こういったストレス解消ができるのもノートブックの魅力と言えるでしょう。
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フルサイズキーボードで
快適に入力できるプログラミングは常に文字を入力し続ける作業のため、できるだけ疲れの溜まりにくいキーボードを選びましょう。デスクトップパソコンだとキーボードは、自分の好みや作業スタイルに合わせて自由に選ぶことが可能です。
長時間のプログラミングであれば、フルサイズキーボードがおすすめです。テンキーを備えているため数値入力がしやすく、またキーとキーの間も広いため打ち間違いも減らせるでしょう。狭いスペースにキーを押し込んだようなキー配列より、入力しやすく、疲れにくくなります。また、特殊な構造や配列のキーボードを選ぶことも可能です。
ノートブックでも外部接続で、自由にキーボードを選べますが、持ち運ぶ時は負担になる点が欠点です。
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子どもの学習用に
2in1という選択肢もアリ子どもがプログラミングを学ぶのであれば、2in1パソコンという選択肢もあります。2in1パソコンはタッチスクリーンを備えているため、直感的な操作にも対応できるところが子どもに適しているポイントです。プログラミングの学習アプリを使ったり、インターネットで情報を検索したりする時に、キーボードやマウスだけでなく、画面を直接タッチして操作できることで、学習のハードルを下げられるのです。
また、2in1パソコンは持ち運びが容易で、家の中はもちろんのこと、出かけた先でも学習を続けられます。ひとつの場所に留まることなく学習できるため、押しつけることなく、自由に学習する機会を与えられるでしょう。
ノートブックでチェックするスペック
プログラミング用のパソコンとしてノートブックを選ぶ時は、チェックすべきスペックがいくつかあります。チェックしておきたいポイントを解説します。
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モニターのサイズ
ノートブックを選ぶ時、モニターのサイズは非常に重要なポイントのひとつです。モニターのサイズが大きい方がプログラムのコードが見やすく、複数のソフトやウィンドウを開いた時の作業がしやすくなります。文字も大きく表示されるため、目の疲れも軽減できるでしょう。
ただし、モニターのサイズが大きくなると、それだけノートブックのサイズが大きくなる上に、重量も増えて、気軽に持ち運べなくなります。
持ち運ぶ頻度が少ないのであれば、モニターのサイズは大きくても良いでしょう。しかし、持ち運ぶ頻度が多い場合は、モニターの小さなノートブックを選び、オフィスや自宅では外部モニターを接続するような使い方を考えておく必要があるでしょう。
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ノングレア液晶
プログラミングでは画面を長時間見続けることになるため、目の疲れにくいモニターを選ぶことが大切です。ここでおすすめしたいのが、ノングレア液晶です。ノングレア液晶は画面が反射しにくい加工が施されているため、直射日光や室内の照明が画面に反射しにくくなっています。そのため、目への負担を軽減できるのです。
グレア液晶は色鮮やかでコントラストが高いため、画像や動画を美しく表示できます。しかし、光を反射してしまうため、長時間の作業をすると目は疲れる原因になります。見た目は美しいのですが、グレア液晶は長時間の作業にはあまり向かないモニターなのです。
ノングレア液晶を選ぶことで、プログラミングをより快適に、そして効率的に進められるようになります。
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解像度
解像度とはモニターに表示できる、ドットの数のことを言います。解像度が高ければ高いほどモニターに多くの情報を表示できるため、文字や画像を美しく表示できるようになります。そのため、解像度の高いモニターならそれだけ文字が見やすくなって、プログラミングの助けになるでしょう。
プログラミングに使用するノートブックなら、フルHD(1920×1080)以上の解像度がおすすめです。プログラミングに必要な複数のウィンドウを開いても、それぞれがはっきりと表示されるため、作業効率が向上します。より高解像度のノートブックであれば、さらに多くの情報をモニターに表示できるようになります。
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パソコンの重量
頻繁に持ち運ぶのであれば、ノートブックの重量にもこだわりましょう。たまに持ち運ぶくらいであれば、多少重くても気にならないかもしれません。しかし、頻繁に持ち運ぶ必要があるなら、重いノートブックはストレスの原因となります。できるだけ軽量なノートブックを選びましょう。
多くのノートブックは、1~1.5kgと持ち運びやすい重さになっていますが、モニターのサイズが大きな製品や、ゲーミングノートブックのような高性能な製品だと、2kgを超えることも珍しくありません。長時間の持ち運びでは、これだけの重量はかなりのストレスになります。購入する前に必ず、ノートブックの重量を確認しておくことが大切です。
デスクトップパソコンでチェックするスペック
プログラミング用にデスクトップパソコンを購入する時に、あらかじめチェックしておきたいポイントを解説します。持ち運びができない代わりに高性能なデスクトップパソコンですが、よく調べておかないとがっかりすることもあるので注意が必要です。
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パソコンのサイズ
デスクトップパソコンは本体のサイズが、製品によってまちまちです。そのため、購入する時はよく調べておく必要があります。ミドルタワー型とミニタワー型はサイズが大きく、事前に設置スペースを確保しておく必要があります。その代わり、内部の空間に余裕があり、グラフィックボードを搭載することが可能です。スリムタワー型はミニタワー型の半分ほどのサイズでコンパクトですが、高性能なグラフィックボードは搭載できません
注意が必要なのはミニパソコンで、手のひらに載るほどの小ささが特徴です。しかし、それだけコンパクトにするため、CPUはノートブック向けのものを使用していることがあります。そのため、高性能なデスクトップパソコンを求めていた場合、性能に不満を感じるかもしれません。
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モニターのサイズと解像度
ノートブックと同じようにデスクトップパソコンでも、モニターのサイズと解像度はとても重要です。サイズの大きなモニターや高解像度のモニターを選ぶことで、プログラミングのしやすさと作業効率が大きく向上するためです。
デスクトップパソコンであればノートブックより自由に選べるため、自分に必要なモニターの性能をよく調べておきましょう。
複数のウィンドウを表示させて、快適にプログラミングをするのであれば、フルHDの4倍も解像度がある4Kもおすすめです。ただし、解像度が高くてもモニターのサイズが合っていないと、文字が小さくて見にくくなります。そのため、高解像度で表示するのであれば、モニターのサイズも大きい方が良いでしょう。
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拡張性の高さ
デスクトップパソコンのメリットのひとつに、拡張性の高さがあります。グラフィックボードを搭載できるデスクトップパソコンであれば、AIのプログラミングに興味が出た時にも対応できます。また、メモリーやストレージの容量が不足した時も、追加して必要な容量にできます。
ただし、サイズの小さなデスクトップパソコンだと、拡張性がほとんどないこともあります。そういった拡張性のないデスクトップパソコンだと、メモリーやストレージの追加もできないことがあるので注意して下さい。拡張性を重視するのであれば、サイズ選びの段階から拡張する余地のあるデスクトップパソコンを選ぶ必要があるのです。
プログラム用パソコンを選ぶ時の注意点
プログラミング用のパソコンを選ぶ時には、スペックだけでなく、いくつかの重要な注意点があります。希望するプログラミングを学びために、あらかじめ注意点について把握しておくことが大切です。
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iPhoneアプリにはMacが必須
Phoneアプリの開発に興味がある場合、パソコンの選択に大きな制限があります。iPhoneアプリの開発にはXcodeというツールが必要になるのですが、XcodeはMacOSでしか動作しないのです。つまり、iPhoneアプリを開発するには、Macを購入するしかありません。スマートフォンのアプリ開発をしたい人で、iPhoneに対応させるならMacの購入を検討しましょう。
ちなみに、WindowsだとiPhoneアプリの開発はできないものの、Androidアプリを開発することが可能です。Windowsであればプログラムに関連する資産が豊富というメリットがあるため、プログラミング初心者にはおすすめです。
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AI開発なら
グラフィックボード搭載がおすすめAIの開発では大量の処理能力が必要で、特に機械学習やディープラーニングといった技術を用いるのには、膨大な量のデータを高速で処理する必要があります。それには、高性能なGPUが搭載されたグラフィックボードが最適です。GPUは映像処理を専門にしているプロセッサーですが、大量のデータを並列処理する能力に優れているのです。AI開発を目的にしているなら、グラフィックボードを搭載するパソコンを選びましょう。
ただし、グラフィックボードは非常に高価で、パソコンの価格が大幅に高くなることに注意が必要です。特にAIで使用するグラフィックボードは高性能で、パソコン本体より高価になることもあります。
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Webアプリなら
ハイスペックでなくても対応可能「高性能なパソコンを購入する資金がない」という人におすすめなのが、Webアプリの開発です。Webブラウザで動作するプログラムのため、OSの違いなどを気にする必要がなく、多くの人に触れてもらえる可能性があります。また、Webアプリの開発にはハイスペックなパソコンは必要なく、一般的なスペックのパソコンで問題なく対応できます。必要なソフトはエディターやWebブラウザなど、一般的なものばかりです。
プログラミングの第一歩として、気軽に始められるのもWebアプリのメリットです。既に所有しているパソコンや手ごろな価格のパソコンで始めて、プログラミングの理解を徐々に深めてステップアップしていきましょう。
Lenovoなら見つかるプログラミングにぴったりの一台
プログラミングに適したパソコンは、人によってさまざまです。そういったパソコンを探すのであれば、ラインナップが豊富なLenovoがおすすめです。また、さらにカスタマイズできるパソコンもあるため、CPUやメモリー容量などを自分好みに変更できます。まずは、プログラミングにおすすめのパソコンを、チェックして下さい。
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