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ゲーミングPCは15万円以下でも十分購入可能
ゲーミングPCには10万円くらいのものから、高いものでは50万円を超えるもの、中には100万円ちかい機種など、さまざまな価格帯のものがあります。その中で、予算15万円のゲーミングPCはそこまで高いほうではなく、エントリーモデルの機種となります。 それでも、エントリーモデルのゲーミングPCでも、快適にゲームを楽しむことは十分に可能です。映像が止まったり、起動に時間がかかったりすることもほぼないでしょう。 確かに、ゲームと同時に配信を行う人や、0.001秒の精度でゲームをプレイするようなプロゲーマーにとっては、15万円のゲーミングPCでは力不足です。しかし、そのような遊び方をする予定でなければ、15万円くらいのゲーミングPCから好きなものを選んでみてはどうでしょうか。
ゲーミングPCで一番利用されているのは10万円~13万円の価格帯
株式会社BCNによる第3回ゲーミングPC調査によると、ゲーミングPC利用者が利用している価格帯と、ゲーミングPC購入予定者が購入する予定のゲーミングPCの価格帯は以下のとおりです。
ゲーミングPC利用者 | ゲーミングPC購入予定者 | |
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5万円未満 | 2.9% | 14.1% |
5万円以上7万円未満 | 5.3% | 10.4% |
7万円以上10万円未満 | 11.7% | 21.8% |
10万円以上13万円未満 | 21.1% | 21.4% |
13万円以上16万円未満 | 18.5% | 10.4% |
16万円以上20万円未満 | 16.5% | 7.7% |
20万円以上25万円未満 | 9.3% | 5.7% |
25万円以上30万円未満 | 5.3% | 1.1% |
30万円以上35万円未満 | 3.1% | 1.6% |
35万円以上40万円未満 | 1.5% | 0.0% |
40万円以上 | 1.3% | 0.2% |
分からない | 3.5% | 5.5% |
※引用:BCNR「ゲーミングPC、購入価格は「10万円~13万円未満」が最も多い」 上記の結果をみると、これからゲーミングPCを購入する人は5万円以上13万円未満の価格帯を希望する人が一番多いようです。また、すでに利用している人が一番多く利用しているのは10万円以上13万円未満のものでした。
15万円のゲーミングPCはノートかデスクトップか
ゲーミングPCを購入するときにおいて、ノートにするのかデスクトップにするのか迷う人も多いでしょう。 予算15万円あれば、ノートでもデスクトップでも購入可能です。最近はパーツの小型化が進み、ノートタイプのゲーミングPCでも十分に高機能のものを購入できるようになりました。そのため、どちらにすべきかはゲーミングPCの使い方によります。 ノートタイプのゲーミングPCはコンパクトで場所をとらず、ゲーミングPCを置く場所を別途用意しなくても問題ありません。ディスプレイ、キーボードなどの周辺機器がすべて一体化しているため、別途さまざまな機器を選ぶ必要がなく、手軽に購入できます。ただ、大きなディスプレイで迫力あるゲームをプレイするには物足りないかもしれません。 デスクトップタイプのゲーミングPCは、置き場所を取るため、PC用の椅子やデスクを用意しなければなりませんが、大きなディスプレイやこだわりのキーボードなどを選べます。本体のパーツ交換もしやすく、ゲーミングPCを自分好みのものにしたい人におすすめです。
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デスクトップは周辺機器を
購入しなければならない点に注意デスクトップタイプのゲーミングPCを購入するときに気を付けなければならないのは、PC本体のほかにディスプレイやキーボード、マウスなど、一通り揃えなければならない点です。
15万円ギリギリで本体を購入した場合、これら周辺機器を購入すると予算オーバーになるおそれがあります。選ぶ機種にも寄りますが、ディスプレイは1万円~2万円、キーボードやマウスはそれぞれ3,000円~1万5,000円ほどかかります。すべて揃えて予算15万円に抑えるためには、本体を11万円~12万円ほどにしなければならなくなります。
予算15万円あれば自作ゲーミングPCも可能
予算が15万円くらいあるならばゲーミングPCを自作することも可能です。ゲーミングPCの自作とは、ケースやパーツをそれぞれ購入し、自分で組み立てることです。 ケースが透明でLEDで光るようにするなど、市販品にはないオリジナルの見た目にできるほか、自分が納得のいくパーツの組み合わせを実現できます。15万円に抑えるならば、すべてのパーツを高性能にすることは難しいかもしれませんが、ゲームを十分に楽しめるゲーミングPCを組み立てられます。 自作ゲーミングPCは市販のものより数万円ほど安くできるため、市販品で予算オーバーしそうな場合は自作ゲーミングPCに挑戦してみてはどうでしょうか。ただ、パーツの相性や組み立て方法に関する知識は必要ですし、失敗するとパーツが故障して余計にお金がかかってしまう可能性があることには注意してください。
15万円のゲーミングPCのスペック感
15万円内で購入できるゲーミングPCのスペックはどのくらいのものなのか、それぞれのパーツごとに解説します。
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GPU
GPUとはグラフィックボードとも呼ばれるもので、画像処理のためのパーツです。GPUはCPUに内蔵されているタイプもありますが、画像処理が重要となるゲーミングPCではGPUが分離されていることが一般的です。
GPUの性能が高いと、滑らかで美しい映像を楽しめます。逆に、GPUの性能が低いと映像がカクカクしてしまいスムーズにゲームを楽しめません。問題なく3Dグラフィックのゲームを楽しむためには、ある程度性能が高いGPUが搭載されているものが必要です。
15万円で購入できるゲーミングPCによく搭載されているGPUの種類を紹介します。
● RTX3060
RTX30シリーズの一つです。RTXシリーズには、3050、3060、3070、3080、3090とあり、数字が大きくなるほど性能は高くなります。その中で15万円で購入できるゲーミングPCとなると、RTX3060が多くなります。
RTX30シリーズの中でみると、RTX3060は下位モデルではないかと懸念される人もいるかもしれませんが、決してそうではありません。RTX3060でも高画質なおかつフレームレート144fps以上でのゲームを楽しめます。
同時にライブ配信を行うときも、高画質の映像を提供可能です。ただ、周辺機器を合わせて確実に予算15万円以内に抑えるのであれば、RTX3050以下の機種を選んだほうが確実でしょう。
● GTX1660
予算15万円の場合、GTX1660もよく使用されるGPUです。GTX16シリーズの中では、中上位にあたるものですが、RTX3060よりもスペックは劣ります。しかし、その分手に入れやすい価格帯になっています。
GTXシリーズとRTXシリーズの大きな違いの一つがリアルタイムレイトレーシングの機能の有無です。RTXで新たに追加された機能であり、光の反射をよりリアルに感じられるようになっています。
よりリアルで美しい映像を楽しみたい場合はRTX3050か3060、それよりも価格を抑えたい人はGTX1660の機種を選ぶとよいでしょう。GTX1660でもゲームを楽しむ分には問題ありません。
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CPU
CPUはゲーミングPCの頭脳部分にあたるもので、それぞれのパーツを動かす重要なものです。CPUの性能によりゲーミングPCの動作速度は変わってきます。CPUが十分性能が高ければ、ゲームの立ち上がりやゲーム中の動きに問題は起こりません。
しかし、性能が足りない場合、ゲーム中の動きが悪くなるほか、途中でゲームが落ちてしまうこともあります。また、高性能のGPUを選んだとしても、それを活かせないCPUでは意味がありません。負荷が高い3Dグラフィックスのゲームを動かすためには、ある程度性能があるCPUが必要です。
市販のゲーミングPCではGPUとCPUのバランスを考慮して組み立てられていますが、自作でゲーミングPCを組み立てるときは、その点にも注意してください。
次に、予算15万円のゲーミングPCによく搭載されているCPUを紹介します。ゲーミングPCのCPUは、主にAMD社製のRyzenシリーズ、Intel社のCoreiシリーズの2種類です。
● Ryzen5、7
AMD社製のRyzenシリーズで予算15万円のゲーミングPCとなると、Ryzen5もしくは7を搭載したものが多くあります。Ryzenシリーズには3、5、7、9があるため(数字が大きくなるほど高性能)、中位のCPUといえるでしょう。Ryzen5より7のほうが性能が高く、価格帯も上がります。
快適にゲームをするのであればRyzen3では力不足ではありますが、5以上あればゲームを楽しむことは可能です。
「ゲームをするならRyzenシリーズよりもCoreiシリーズのほうがよい」という情報を目にすることもあるかもしれませんが、そこまで大きな差はありません。それよりも、5にするのか7にするのか、といった点で選んでみるとよいでしょう。
● Corei5、7
CoreiシリーズはIntel社製のCPUです。15万円のゲーミングPCであれば、Corei5、もしくは7の機種がほとんどです。Coreiシリーズは、Ryzenと同じく3、5、7、9があり、数字が大きくなるほど性能があがります。
この中でゲームを十分に楽しむためには5以上を選びましょう。ただし、Corei9ではかなり高性能になり、予算15万円での購入は難しくなります。
厳密には異なりますが、だいたいのスペックとしてはCorei5はRyzen5、Corei7はRyzen7に相当します。どちらにすべきか迷ったときには価格やほかのパーツのスペックなど、総合して決めてみるとよいでしょう。
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メモリ
メモリとは、CPUが処理を行うときに短期的にデータを保存するためのパーツです。メモリはデータを記録や保存することを指すため、読み書きができるRAMと読み込み専用のROMの2種類あります。しかし、日本ではメモリというとRAMを指すことが一般的です。
パーツにこだわる人であればメモリの規格や種類から選びますが、ゲームを楽しめればよいという人であれば容量で選びます。
よく、メモリの容量は机の広さに例えられます。大きな机では快適に作業できますが、小さな机は十分にものが置けず効率よく作業することができません。そのため、快適に作業するためには、広い机、つまり容量が大きなメモリが必要です。
● 16GB、32GB
15万円のゲーミングPCのメモリは16GB、もしくは32GBのものがよくあります。ゲーミングPCとして必要なメモリの容量は最低8GBであるため、16GB、もしくは32GBあれば十分にゲームを楽しめるでしょう。
ゲーミングPCではなく、メールやインターネットサーフィンのために使用するようなPCでは、メモリは4GBから存在します。そのため、ゲーミングPCに搭載されるメモリは比較的容量が大きなものとなっています。
グラフィックが美しいゲームと配信を同時に行いたい人は32GBあったほうがよいですが、16GBあれば十分にゲームを楽しむことが可能です。
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ストレージ
ストレージは、メモリと同じくデータを保存する場所ですが、動画や画像など、長期的にデータを保存するためにあります。ゲームをしているとき、プレイ中の映像を録画したり、画像をスクリーンショットすることもあるでしょう。このようなデータを保存するときにストレージは使われます。
ストレージを選ぶときも、メモリと同じく容量の大きさに注目しましょう。容量が大きければ大きいほどたくさんのデータを保存できるため、ゲーム動画や画像を大量に保存しておきたいと考える人はなるべく多くの容量のものを選びます。
また、ストレージにはSSDとHDDの2種類がありますが、SSDのほうが動作が早く快適でおすすめです。ただし、現在はHDDの機種はまれであり、ほとんどがSSDのストレージを搭載しています。
● SSD512GB~1TB
15万円のゲーミングPCに搭載されているストレージは、一般的にSSD512GBから1TBです。動作の速さが求められるゲーミングPCでは、HDDが搭載されているものはかなり珍しく、基本的にSSDが搭載されています。そのため、自分に必要な容量の大きさで選びましょう。
容量が大きくなるほど本体価格も上がるため、動画や画像などのデータを保存する予定がないのであれば512GBあれば十分です。ゲームをインストールするときもストレージの容量を消費しますが、容量が大きなゲームでも80GBほどです。
容量が大きくなればなるほどゲーミングPCの価格は上がってくるため、予算を気にするのであれば必要最低限の容量を選びましょう。
予算15万円で買えるおすすめゲーミングPC
ゲーミングPCはかなりたくさんの種類があるため、予算で購入できるPCを絞っても迷ってしまうことがあるでしょう。そこで、ここでは予算15万円で購入できるゲーミングPCを紹介します。 ※価格は2023年9月現在のものです
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Legion Tower 5i Gen 8(Lenovo)
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Lenovo LOQ 16IRH8
価格 販売価格11万9,790円(税込み) GPU RTX 3050 (LHR) CPU Corei5 メモリ 16GB(8GB×2) ストレージ SSD512GB デスクトップではなくノートタイプのゲーミングPCです。GPUはRTX3050、CPUはCorei5と、そこまで高性能ではありませんが、キーボードやディスプレイを含め12万円弱で購入できるお手頃価格です。ノートタイプで場所をとりませんし、ゲーミングPCを最初に購入するような人にもおすすめできます。
Lenovo LA1 AIチップというAIを搭載しており、自動でゲーミング遅延を最小にすることが可能です。FPSが向上するため、より快適にゲームを楽しめるでしょう。
ノートタイプで心配になるのが本体の高熱化ですが、4本のヒートパイプ、デュアル高速ファン、大型の吸気口と排気口により効率よく熱を排出できます。そのため、オーバーヒートの心配もありません。
15万円以下のゲーミングPCでもゲームは楽しめる
ゲーミングPCにはさまざまな種類があります。15万円以下で購入できるゲーミングPCとなると、ゲーミングPCの中では完璧に性能が高いものとはいえません。しかし、Apexなどの高負荷の美しいグラフィックのゲームでも十分に楽しめるでしょう。初めてゲーミングPCを購入する人にもおすすめです。 GPUやCPUなどのスペックを見比べ、自分に合ったゲーミングPCを選んでみてください。