Lenovo Research and Innovation
昨年度には 13 億米ドルを研究開発に投資したレノボは、イノベーション思考の最前線にいます。この研究を通じて、人間の行動をよりよく理解できるようになり、顧客中心の製品、ソリューション、ソフトウェア、サービスの継続的な開発に寄与する洞察力を引き出すことができます。
この取り組みが評価され、Fast Company 誌「2020 Best Workplaces for Innovators(イノベーターにとって最高の職場)」などに選出されました。
レノボのビジネスグループが市場に継続的にイノベーションを投入する一方で、レノボの研究グループは2~5年というスパンでコアテクノロジーの開発に注力しています。レノボ キャピタル&インキュベーターグループでは5~10年先を見据えています。レノボの「イノベーショントライアングル」には、中国、日本、アメリカをはじめとする世界15の研究開発施設を構えるグローバル企業としてのレノボの強みが活かされています。
レノボの研究グループは主に以下の領域に注力しています。
デバイス&インフラストラクチャーイノベーション
このビジネス部門を通じて、レノボは新しいテクノロジーを開発し、製品に変えています。
人工知能(AI)
レノボは学術界や産業界のほか、パートナーと連携して AI イノベーション エコシステムを構築しています。コア領域と主な応用分野の例としては、AI ソフトウェア (Lenovo LiCO) インテリジェント アシスタント、インテリジェント マニュファクチャリング、インテリジェントな意思決定、スマート医療などが挙げられます。
5G
5G は、コンシューマーと電気通信にとって、また、各業界や産業用 IoT への応用によって、将来の中核的なテクノロジーになるでしょう。レノボは将来のモバイル通信のために、5G テクノロジーを開発しています。その過程として、高性能のアルゴリズムとプロトコルを作成し、国際的な 5G 標準の制定に参画し、標準必須特許の取得に取り組んでいます。
クラウド/エッジ・コンピューティング
最先端のコンピューティング・プラットフォームと仮想化テクノロジーを開発し、レノボのデータセンター事業のために次世代クラウド・サーバー・システム・レベルのソリューションと主要なテクノロジーを提供しています。また、エッジ・コンピューティング・プラットフォームと 5G 時代のアプリケーションを開発することで、ハードウェア、ソフトウェア、情報テクノロジー/コンピューティング・テクノロジーをエッジに統合した新世代のマイクロ・データセンターの構築に尽力しています。
工業デザイン
新しいシナリオを想定した次世代の PC フォーム・ファクターの構築に取り組んでいます。
ブロックチェーン
レノボはブロックチェーン・テクノロジーの研究に取り組み、製造業向けにブロックチェーン対応のサプライチェーン・ソリューションを開発しています。
拡張現実(AR)
ビジョン・インテリジェンス・テクノロジーに基づき、レノボの研究所ではスマート生産、スマート保守、スマート検知などの領域でエンドツーエンドの複合型ソリューションを提供しています。