工学分野の学生に最適なノートパソコン
工学分野の学生には、決して忘れることのない大学時代の親友が 1 人います。それはパソコンです (筆者のパソコンは「Sampson」と呼ばれていました)。
確かに、ワードプロセッシング機能を備えたシンプルなノートパソコンでも、卒業までたどり着くことができます。ほとんどの大学には、3D モデリングやその他のアプリケーションに使用できるエンジニアリング・コンピューターを備えたラボがあります。しかし、このノートパソコンは卒業後も使用するつもりなので、長持ちしてもらわないと困ります。
このデバイスはいつもあなたのそばにあり、今後何年にもわたって、最も重要なプロジェクトやドキュメントを保持することになります。その温かく輝くスクリーンをこれから何千時間も眺めることになるでしょう。今後何年にもわたって必要となる機能をすべて備えているべきなのは、言うまでもありません。
そこで、最高のエンジニアリング・ノートパソコンを探す際に検討が必要な要素、工学分野の学生がノートパソコンに必要とするもののリストをまとめました。
さあ、最適なノートパソコンを手に入れましょう。
パワフルなプログラムの処理に最適なノートパソコン
エンジニアには、最もパワフルなプログラムを実行できるパワーを備えたノートパソコンが必要です。一般ユーザーの多くは Web を閲覧できるネットブックがあれば事足りますが、工学分野の学生には、負荷の大きなエンジニアリング・アプリケーションの要求を処理するのに十分な処理能力を備えたノートパソコンが必要です。
工学分野の学生は、CAM や CAD など、プロセッサーとグラフィックスを多用するソフトウェアを多数使用します。そのため、エンジニアリングに最適なノートパソコンも、最高のプロセッサーとグラフィックス・カードを搭載しており、複数の負荷の高いタスクを簡単に処理できます。
The ThinkPad P シリーズ は、最新の Intel® Core™ および Intel® Xeon® ワークステーション・プロセッサーを搭載しています。これによって、計算集約型アプリケーションを余裕を持って実行できます。
1 日中ある講義に最適なノートパソコン
工学分野の学生は、自分のアイデアについてこれるハードウェアを必要とします。デスクトップ・ワークステーションと同じパワーとパフォーマンスが必要です。ただし、携帯性も必要とされています。
毎日の講義では何冊もの本を持って移動しなければならないため、できるだけ軽量で薄型のノートパソコンが理想です。工学分野の学生なら、アクシデントに耐える頑丈なノートパソコンのメリットを大いに活用できるでしょう。会議、作業現場など、さまざまな場所への移動が多いためです。
コンセントの隣で終日作業するのでなければ、バッテリーの持続時間も検討すべき重要な機能です。平均的なバッテリー持続時間は 2 〜 5 時間ですが、さらに長いモデルもあります。エンジニアに最適なノートパソコンは、7 時間以上のバッテリー持続時間を備えています。一日中仕事に使用できなければ、モバイル・ワークステーションを購入する理由がありません。
創造性のために最適なノートパソコン
自分のアイデアについてきてくれるだけでなく、ともに創造する能力を備えたノートパソコンが必要です。エンジニアは、小容量のディスク・スペースや標準以下の処理能力に制限されるべきではありません。さまざまなプログラムを使用するでしょうが、その大部分はノートパソコンのパワーを大いに必要とします。
オンラインの「クラウド」ストレージの登場で、RAM は以前ほど重要ではなくなっています。しかし、堅牢なプログラムには現在も RAM ストレージが必要です。負荷の高いプログラムやデータ集約型のドキュメントをサポートするのに十分な RAM を備えたノートパソコンを選択するのが最善です。
工学分野の学生に最適なノートパソコンは 16 GB 以上の RAM を搭載し、オプションでさらに追加することもできます。工学分野の学生に最適なノートパソコンは、画面サイズだけではありません。ノートパソコンは軽量で携帯性に優れているだけではなく、プロジェクトの詳細を正しく表示するのに十分な大きさの画面が必要です。
理想的なモニター・サイズは通常、プロジェクトによって異なります。デザインの分野で働くプロには、高解像度の大画面が最適です。作品を表示できるスペースが必要なため、マルチタスクの負担を処理できない解像度の低いワークステーションでは時間の無駄となります。
15 ~ 17 インチ の ThinkPad P シリーズ・モバイル・ワークステーションは、タッチスクリーンを搭載し、ワークステーションの能力を備えながらタブレットのメリットを提供します。
A+ グラフィックスに最適なノートパソコン
グラフィックスに関しては、エンジニアは最高のものを必要としています。これには、2 つの選択肢があります。プロセッサーから独立し、RAM を内蔵するグラフィックス・カードである専用 GPU (グラフィックス・プロセッシング・ユニット)、またはプロセッサーに搭載されている内蔵グラフィックス・カードを使用できます。
内蔵 GPUは通常、一般的なタスクでは正常に機能しますが、工学分野の学生には専用 GPU が最適です。これは、グラフィックスを多用するプログラムを実行することが多いためです。
Lenovo の ThinkPad P シリーズ は、パワフルな NVIDIA®Quadro® グラフィックスを内蔵し、豊かな色、完璧なディテール、そして他の追随を許さない鮮明な画像を実現します。
仕事も遊びも楽しめる 1 台
エンジニアリングに最適なノートパソコンは、そのままゲーミング・ノートパソコンとしても使用できます。つまり、その日の作業が終了したら、ワークステーションで、お気に入りのゲームをすぐにロードできるということです。
強力なプロセッサー、専用グラフィックス・カード、高解像度の大型画面など、上記の仕様はどれも、ゲーマーに最適なノートパソコンのリストの上位にも挙がるものです。
検討すべき要素
エンジニアには、新しいワークステーションを購入する前に検討が必要ないくつかの重要な要素があります。
プロセッサー – プロセッサーはコンピューターの頭脳であり、工学分野の学生に最適なノートパソコンには 2.0 GHz 以上の計算能力を提供するマルチコアを備えたプロセッサーが必要です。過熱を避けるため、必ず冷却オプションはマストです。
十分な数のアクセサリー・ポート – エンジニアリングに最適なノートパソコンは、ユーザーのために多数のポートを搭載しています。工学分野の学生には、ワイヤレス・マウス、ヘッドセット、マイク、USB ドライブなど、エンジニアが毎日使用するあらゆるガジェットに十分な数のポートが必要です。
Web カメラ – 工学分野の学生に限らず、学生は会議、講義、クラス、Zoom 通話、オンラインでのアポイントメントを頻繁に利用します。高性能の Web カメラは不可欠です。同じように、Web 会議やフォーラムに対応する高速ワイヤレスと十分な処理能力も必要です。
RAM – オンライン・ストレージ・オプション、つまり「クラウド」の存在により、ストレージ・スペースの確保はそれほど重要ではなくなりましたが、要求の厳しいプログラムには、より多くのストレージ・スペースが必要です。RAM ストレージの選択肢には、最低限の 4 GB、標準の 8 GB、そして追加オプションがあります。RAM を増やすとプログラムがよりスムーズに実行されるため、エンジニアが検討すべき RAM の最低容量は 16 GB です。
グラフィックス – 工学分野の学生は、専用 GPU (グラフィックス・プロセッシング・ユニット) を備えたワークステーションを選択する必要があります。専用 GPU は、RAM 内蔵の独立したグラフィックス・カードです。一方、プロセッサーに搭載されている内蔵 GPU は、それほど性能は高くありません。
画面サイズ – 優れたエンジニアリング・ノートパソコンには、複数のタスクを一度に管理するための十分な画面スペース、つまり「画面領域」があります。15 インチ未満のものは不便であり、ほとんどのエンジニアは、17.3 インチのタッチスクリーンでの作業を好みます。ThinkPad P シリーズには、スタイラスを多用するユーザーにとって大きなメリットとなる、複数のタッチスクリーン・オプションがあります。
ワイヤレス/Wi-Fi – インターネットへの高速アクセスは、間違いなく、2021 年のノートパソコンにおける最も重要な機能の 1 つです。新しい IEEE 規格は 802.11ac、5 GHz、最大 1300 Mbps です。これは、わずか 450 Mbps (802.11n) であった以前の規格の約 3 倍です。
薄型軽量で頑丈 – エンジニアリングに最適なノートパソコンは、頑丈さの魅力を体現しています。エンジニアは、時に荒々しい環境で仕事をします。そのため、頑丈でありながら、軽量で持ち運びに適した頼りになるマシンが必要です。
長持ちするバッテリー – 7 時間未満のバッテリー持続時間で妥協する必要はありません。負荷の高いプログラムを実行するパワフルなマシンは、大いにバッテリーを消費します。それでも、その日を仕事を終えるまで、バッテリーがもつ必要があります。
工学分野の学生がノートパソコンに求めるもの
遠隔教育、遠隔学習、オンライン・スクールなど、呼び方はどうあれ、これまでにない人気を集めているのは確かです。これが変わることはなく、またさらに拡がっていくでしょう。
エンジニアリングに最適なノートパソコンには、遠隔教育で成功するために必要なものがすべて揃っています。
- オンライン学習プラットフォームと互換性のあるオペレーティング・システム
- 最も要求の厳しいプログラムを実行できる複数のコアを備えた CPU (私の Sampson はクアッド・コアの i7 でした)
- 超高速の Wi-Fi – 802.11ac、5 GHz、最大 1300 Mbps の新しい IEEE 規格。以前の規格は 802.11n、最大 450 Mbps でした。
- あらゆる会議、講義、フォーラム用の Web カメラ (マイクはあれば便利ですが、ほとんどのユーザーはアクセサリーのヘッドセットを使用します)
- 8 GB 以上のソリッド・ステート・ドライブ・ストレージは、起動が速く、従来の回転式ハード・ドライブよりも高速で軽量です。内蔵 GPU よりも強力な専用 GPU (グラフィックス・プロセッシング・ユニット)
- 高解像度、15 〜 17 インチの画面 (十分に高性能なものがあるなら、 (タッチスクリーン もオプションとして最適です)
- 7 時間以上のバッテリー持続時間
- 最新プログラムへのアクセス (多くの学校やコンピューター企業は、ソフトウェアなどのプログラムを大幅な割引価格や無料で学生に提供しています)
エンジニアは、パソコンの画面と向き合いながら、学位の取得に向けて数え切れないほどの時間を費やします。ノートパソコンを使って課題を終えた後は、ビデオ・ゲームでくつろいだり、90 年代の番組に夢中になったりしています。また、超高層ビルの建設、新しい機械や薬の設計、人間の細胞内での作業にも、ノートパソコンを使用しています。私たちにできることは、エンジニアがその仕事に適したツールを使えるようにすることです。