目 次
メインPCとサブPCを所有するメリット
パソコンを2台も所有するのは、無駄のように思えるかもしれません。しかし、メインPCとサブPCというように、パソコンを2台所有することでさまざまなメリットがあります。2台以上のパソコンを所有するメリットを紹介します。
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高性能なデスクトップが使える
サブPCを所有して2台のパソコンを持つことで、メインPCとサブPCで役割を分けてより快適なパソコンライフが送れます。
メインPCには、デスクトップパソコンを選ぶとよいでしょう。デスクトップパソコンは性能の高い製品が多いため、負荷の高い作業をするのに向いています。たとえば、ゲームや動画編集など、負荷の高い作業であっても、スムーズにこなすことが可能です。
メインPCが高性能なデスクトップであれば、サブPCはノートブックにして持ち運びやすさを重視した選び方ができます。リビングなどで動画やWebサイトを見るといった使い方が可能です。パソコンを2台持つことで、負荷の高い作業も、気軽なネット閲覧も、どちらも快適に楽しめるようになります。
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Windows 以外のOSを使うのもアリ
メインPCに Windows を使うのであれば、サブPCはそれ以外のOSでもよいということでもあります。世界標準ともいえる Windows は対応ソフトなどが多く、パソコンを仕事などで使用するのであれば欠かすことのできないOSです。
しかし、サブPCであれば、そういったことを気にせずにOSを選べます。MacOS や ChromeOS、Linux など、選ぶOSは自分の自由です。デザインや映像製作なら MacOS が人気ですし、ネットへ気軽に接続するだけなら ChromeOS で十分です。プログラミングを楽しむ人には、自由度の高い Linux が人気です。
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サブスクのサービスをフル活用できる
サブスクリプション(サブスク)サービスとは、月や年の単位で代金を支払って利用できるサービスのことです。ソフトや映像配信など、さまざまなサービスでサブスクが取り入れられています。サブスクのサービスによっては、同一アカウントで複数のデバイスにソフトをインストールできるものがあります。
たとえば、Microsoft365であれば、最大で5台のデバイスでMicrosoft Officeを利用できます。負荷の高い作業はメインPCで、メールチェックなどはサブPCで、といった使い分け方もできます。
クラウドストレージを利用すれば、データの同期も簡単に行えるため、複数台で利用してもデータが見当たらないというトラブルもありません。
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スペックの低いノートブックなら
価格が安いメインPCとして性能の高いデスクトップパソコンを使用するのであれば、サブPCはそれほど高性能なパソコンの必要はないでしょう。サブPCの役割はWebサイトを見たり、文章を書いたりといったライトな使い方にするのがおすすめです。
それほど負荷のかからない作業が中心であれば、性能が低くても対応できるため安いパソコンでも十分でしょう。または、性能を気にせずに、持ち運びやすさだけを重視することもできます。用途を限ってしまえば、価格が安くても使いやすいパソコンを選べます。
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使ってないノートブックを再利用できる
サブPCは新たに購入する必要はありません。古くてもう使っていないノートブックを再利用するという方法もあるのです。これならお金を使うことなく、サブPCを所有できます。
Webサイトの閲覧やメールチェック、動画の視聴などの用途であれば、少しくらい古いパソコンでも問題なく対応できるでしょう。また、古いパソコンであれば、それほど慎重に扱う必要はなく、気軽に持ち運べるのもメリットです。
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用途に合わせてパソコンが選べる
それぞれのパソコンの用途を分けられるのも、2台所有する大きなメリットのひとつです。たとえば、動画編集やゲーム、重いデータの処理などの負荷かかる作業をメインPCに割り当てたら、サブPCはWebサイトの閲覧やメールチェックなどの用途に対応できれば十分でしょう。
仕事などの重要な仕事用をメインPCにして、データの流出がないように管理しやすくするのもひとつの方法です。私的な作業はサブPCで行うのです。
このようにパソコンの用途を分けることで、効率的にパソコンを活用できるようになります。
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ノートブックがサブPCなら作業場所が自由
サブPCにはノートブックがおすすめです。ノートブックであれば持ち運びがしやすいので、作業場所を自由に選べます。旅行先でもパソコンを使った作業を行えます。しかもバッテリーで動くので、電源コードを常に確保する必要もないのです。
さらに、サブPCなので高い性能を必要としません。負荷の少ない作業に対応できればよいのであれば、比較的安価なノートブックでも大丈夫でしょう。このようにサブPCをノートブックにすることで、柔軟なパソコンの使い方が可能になります。
サブPCを所有するデメリット
パソコンを2台所有するということは、それだけ手間も増えるということでもあります。サブPCを所有することで、どういったデメリットがあるのか、あらかじめ確認しておきましょう。
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購入しても使わないことも…
サブPCを購入しても、結局あまり使わないということが考えられます。たとえば、メインのパソコンがすでにあらゆる作業をこなせてしまう場合、サブPCをほとんど触らず放置してしまうのです。
購入したサブPCが活用されず、ただ置かれているだけになってしまうと、それは結果的に無駄な出費となってしまいます。そのため、新たにパソコンを購入する前には、本当に2台目のパソコンが必要なのか、しっかりと考えることが大切です。
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データが分散するリスクがある
データメインPCとサブPCのどちらかに保存して、分散してしまうリスクがあります。どちらのパソコンにどのデータが保存されているかを、管理するのが難しくなることがあるのです。大切なデータを探すときに、どのパソコンに保存したのか思い出せないといった事態も生じるでしょう。
しかも、データを共有してそれぞれのパソコンで作業していた場合、どちらにあるデータが最新版なのかわからなくなってしまうおそれもあります。クラウドストレージを使うなど、しっかりとデータ管理をする必要があります。
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ソフトをふたつ必要になることもある
パソコンを2台所有するとき、特定のソフトを両方のパソコンで使いたい場合、ソフトによっては追加購入が必要になります。1台のパソコンにしかインストールできないソフトだと、パソコンの数だけソフトを購入しなくてはならないのです。
追加で費用がかかるだけでなく、ソフトの管理が複雑になるおそれもあります。ソフトのアップデートなど、2台分の管理が必要になるためです。2台目のパソコンを購入する前には、使用するソフトの規約をよくチェックしましょう。
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実はサブPCが不必要な人もいる
すべての人が、パソコンを2台持つ必要はありません。多くの人はパソコンが1台あれば、ほとんどの作業をこなせてしまうでしょう。文書作成やWebサイトの閲覧、配信動画の視聴、ゲームなど、メインのパソコンだけで十分です。
サブPCが必要になるのは、特定の作業を効率よくこなすためや、持ち運びの必要性がある場合などです。そのため、新たにサブPCを購入する前に、自分の使用パターンを考え、本当に2台目のパソコンが必要かどうかを確認することが大切です。
サブPCを選ぶときのポイント
サブPCはあくまでもサブであり、メインPCと同じ視点で選ぶと後悔するかもしれません。どういったことに注意すれば、満足できるサブPCが手に入るのでしょうか。サブPC選びのポイントを紹介します。
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サブPCの用途を明確にすることが重要
サブPCを選ぶときの大切なポイントは、何に使うかをはっきりさせることです。たとえば、外出先や旅行中での作業対応、リビングでの動画視聴のようなカジュアルな使い方など、具体的な用途を明確にしましょう。
なぜなら、明確な用途がないとサブPCがあまり使われず、購入した意味がなくなってしまうことがあるためです。また、用途を明確にすることで、その用途に最適なパソコンを選べます。
外出先で使うなら軽量で長時間使えるバッテリーの持ちがよいパソコン、動画視聴なら画面の大きなパソコンなど、用途によって選ぶポイントが変わってきます。サブPCの用途を明確にすることが、適切なパソコンを選ぶ重要なステップなのです。
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クラウドストレージを活用する
サブPCを購入するときは、クラウドストレージを活用しましょう。クラウドストレージは、インターネット上にあるストレージのことで、メインPCとサブPCで共有できます。
クラウドストレージにデータを保存すれば、どちらのパソコンからでもそのデータにアクセスできるのです。これにより、同じファイルを複数のパソコンで編集することが可能になります。これはデータの分散を防ぐのに、非常に役立ちます。
また、クラウドストレージにデータを保存することで、パソコンが故障したり紛失したりしたときに、データが失われることを防ぐ役割も果たします。
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ノートブックは性能よりも軽さ重視
サブPCのノートブックなら、高性能の必要はありません。むしろ、持ち運びやすさや軽さを重視しましょう。サブPCでノートブックを選ぶなら、外出先や移動中など、さまざまな場面で使える便利さが求められます。
サブPCは文書作成やウェブ閲覧、メールチェックなど、負荷の少ない作業がメインです。つまりサブPCのノートブックは、軽量で持ち運びやすく、日常的な作業をスムーズにこなせる性能があればよいのです。これにより、メインPCとサブPCそれぞれの役割を果たすことができます。
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用途によってはタブレットもアリ
サブPCの用途によっては、タブレットも検討してみましょう。たとえば、メールの確認やWebサイトの閲覧、ちょっとした文書の編集など、軽い作業が主ならノートブックである必要はありません。タブレットでも十分に対応できます。
タブレットはパソコンに比べてさらに軽量で持ち運びやすく、バッテリーが長時間保つ製品が多いです。また、タッチスクリーンで操作できるため、マウスやキーボードも不要です。ワープロソフトや表計算ソフトなどもそろっているため、タブレットでもパソコンの代わりを果たせます。
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ChromeOSなら費用を抑えられる
サブPCにはChromeOSを搭載した、Chromebookもおすすめです。Chromebookは価格が比較的安く、初期設定も簡単で、すぐに使いはじめられます。特にクラウドストレージを使う場合は、ChromeOSがGoogleのクラウドサービスと連係して動作するOSのため非常に相性がよいのもポイントです。
オフィスソフトもGoogleのドキュメントやスプレッドシートなどを使うため、ソフトの購入費用がかかりません。また、ChromeOSはウイルスなどに感染するリスクが低く、アップデートも自動で行われるため、メンテナンスの手間もかかりません。ChromeOSはサブPCとして、コストパフォーマンスが高い選択肢といえるでしょう。
サブPCでチェックしておくべきスペック
サブPCを選ぶときに、どのスペックを重視すべきなのかは人によって異なります。しかし、決して極端に高性能なスペックは必要ありません。適度な性能のCPU、十分なメモリ、そして適切なストレージ容量を選ぶことが大切です。
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CPU
サブPCのCPUには、Core i5レベルのミドルグレードがおすすめです。Core i5はもっとも無難な選択で、さまざまな用途に対応できるだけの十分な性能を持っています。
しかし、Webサイトの閲覧やメールの送受信、文書の作成など負担の少ない作業が中心であれば、エントリーグレードのCore i3でも十分対応可能です。CPUはパソコンの性能に大きな影響を与えますが、無理に高性能なCPUを選ぶ必要はありません。用途に合ったCPUを選びましょう。
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メモリ
メモリの容量は、一般的に多いほどよいとされています。メモリが多いほど多くの作業を同時に行えるため、パソコンの動作がスムーズになるためです。しかし、メモリの容量はパソコンの価格に影響するため、サブPCの用途に応じて適切なメモリ容量を選ぶことが重要です。
使用頻度や作業内容によっては、8GBのメモリでも十分でしょう。特に負荷のかかる作業を行わないのであれば、メモリは8GBで問題ありません。無理に大量のメモリを選ぶ必要はないでしょう。
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ストレージ
サブPCのストレージ容量は、それほど大きくなくてもよいでしょう。クラウドストレージを活用すれば、大量のファイルをパソコンに保存することなく、インターネット経由でいつでもアクセスできます。
また、サブPCに最低限のソフトだけをインストールすることで、ストレージの消費を抑えられます。クラウドストレージを利用し、必要なソフトだけをインストールすれば、128GBのストレージでも十分にサブPCとして活用できるでしょう。
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重量
ノートブックが軽量であればあるほど、持ち運ぶ負担が減ります。サブPCを持ち運ぶ頻度が多いのであれば、1.5kg以下のモデルを選ぶとよいでしょう。特に1kg程度のノートブックであれば、バッグに入れても重さを感じにくく、外出先へも持って行きやすいでしょう。
ただし、軽さを追求し過ぎるとディスプレイのサイズやキーボードの大きさなどに影響が出て、使いにくくなることがあるため、バランスよく選ぶことが大切です。
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サイズ
ノートブックの持ち運びやすさを考えると、紙のA4判以下のサイズが目安になります。このサイズであれば、カバンにも楽に収まるため持ち運びやすいでしょう。小さいほどカバンの中で占めるスペースが小さく、ほかのものと一緒に持ち運ぶときの負担も軽減します。
ただし、サイズが小さいと、ディスプレイが小さくなるため、作業の見やすさやキーボードの打ちやすさなどに影響することがあります。
サブPCを購入するならレノボがおすすめ
サブPCの購入を検討しているのなら、レノボをおすすめします。レノボのパソコンは、エントリーモデルからハイスペックモデルまで幅広くラインアップがされているため、さまざまなニーズに対応できます。 サブPCとして使うノートブックを探しているのなら、ぴったりとニーズに合ったスペックの製品を見つけられるでしょう。レノボの通販サイトならお得なキャンペーンを開催していることもあるため、思ったよりも安く購入できることがあります。ぜひチェックしましょう。
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