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パソコンの電気代は高いのか?消費電力について
![パソコンの電気代は高いのか?消費電力について](https://static.lenovo.com/jp/Campaign-page/seo-tokusyu-page/notebook-save-electricity/notebook-save-electricity-1.jpg)
全国家庭電気製品公正取引協議会による電気代の目安単価は「1kWh あたり 27 円」です。1kWh という単位は、「1 時間あたり 1kW (1,000 W) の消費電力」を意味します。1kWh あたり 27 円であるという前提で、パソコンの電気代と消費電力の関係を見ていきましょう。
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電源ユニットと消費電力の関係
パソコンで使う電気は「電源ユニット」から供給されます。電源ユニットには電源ケーブルを接続する差し込み口と、マザーボードや CPU・HDD などのパーツに接続するコネクタがあり、コンセントから取り入れた電気を各ハードウェアに配分しています。
パソコンにかかるおおよその電気代は、電源ユニットが 1 時間あたりに消費する電力と 1kWh あたりの電気代をかけて求められます。
たとえば消費電力が 1 時間あたり 10W (0.01kWh) のパソコンは「0.01kWh ⅹ 27 円 = 1時間あたり 0.27 円」と計算できます。1 日 8 時間の使用では 1 日あたりの電気代は 2.16 円、30 日間では 64.8 円と計算できます。
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パソコンのスペックが電気代に影響
電源ユニットは CPU や HDD などに「必要なだけ」の電力を配分しており、実際に消費する電力はハードウェアのスペックや使用状況により異なります。各ハードウェアの最大消費電力を合算すると、実質的な最大消費電力を算出可能です。
また、パソコンのスペック表に記載されている電源は、500W や 800W などと表示されます。「800W のパソコンは電気代が非常に高額なのでは?」と思うかもしれませんが、これはあくまで規格上の最大消費電力です。
パソコンは電力を安定して供給することでパフォーマンスが発揮できます。逆に足りないと故障の原因にもなるので、電源ユニットの最大消費電力には余裕を持たせているのです。
パソコンを 1 日つけっぱなしにした電気代を計算
![パソコンを 1 日つけっぱなしにした電気代を計算](https://static.lenovo.com/jp/Campaign-page/seo-tokusyu-page/notebook-save-electricity/notebook-save-electricity-2.jpg)
仕事や趣味で長時間パソコンを使っていると気になるのが電気代です。ここでは、500W ミドルスペックパソコンと 800W ハイスペックパソコンを例に挙げつつ、電気代をシミュレーションします。
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500W ミドルスペックパソコンの場合
500W の電源ユニットを搭載したミドルスペックパソコンを1時間稼働させた場合、電気代の最大値は「0.5kWh × 27円 × 1時間 = 13.5円」と計算できます。3 時間なら 40.5 円、8 時間なら 108 円です。
ただし、実際に消費される電力が 500W になることはありません。パソコンに高負荷がかかる状況で 80% (400W) の電力を消費し続けると、1 時間あたりの電気代は「0.4 kWh × 27 円 × 1 時間 = 10.8 円」と計算できます。
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800W ハイスペックパソコンの場合
800W の電源ユニットを搭載したハイスペックパソコンを 1 時間稼働させた場合、電気代の最大値は「0.8kWh × 27 円 × 1 時間 = 21.6 円」と計算できます。3 時間なら 64.8 円、8 時間なら172.8 円です。
この場合も同じく、実際に消費される電力が 800W になることはありません。80% (640W) の電力を消費し続けると、1 時間あたりの電気代は「0.64kWh × 27 円 × 1 時間 = 17.28 円」と計算できます。
パソコンの電気代を節約するコツ
![パソコンの電気代を節約するコツ](https://static.lenovo.com/jp/Campaign-page/seo-tokusyu-page/notebook-save-electricity/notebook-save-electricity-3-1.jpg)
パソコンはちょっとした工夫でも節電できます。やり方は簡単なので、ぜひ設定してみてください。パソコンの電気代を節約するコツを 3 つご紹介します。
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パソコン画面やスピーカーの
使い方を工夫Microsoft 社の調査によると、ディスプレイの明るさを 100% から 40% まで落とすことで約 23% の節電になるといいます。暗すぎると画面がみにくくなり目も疲れやすくなるので、ギリギリの明るさまで調整してみてください。
また、音声はパソコン搭載のスピーカーで再生するより、ヘッドホンで再生したほうが節電になります。動画や映画を長時間視聴する際は、ヘッドホンを使用すると良いでしょう。
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短時間の中断ならスリープを使う
パソコンの中断時間が 90 分以内であれば、シャットダウンよりスリープのほうが節電になります。シャットダウンを実行して再び起動すると、多くの電気を消費するからです。
【消費電力の目安】
・スリープ時:0.4W~1.1W
・起動時:25W~40W上記はノートブックの場合となり、デスクトップパソコンでは約 2~3 倍の電気を消費します。パソコンで最も電力を消費するときはシャットダウン時や起動時です。短時間の中断ならシャットダウンよりスリープ状態で待機しましょう。
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電源プランを省電力にする
Windows10 パソコンには「電源オプション」という設定項目があります。このなかには「電源プラン」が用意されており、電力とパフォーマンスのカスタマイズが可能です。電源プランの選択やカスタマイズは、以下の手順で設定できます。
・[スタートメニュー] を右クリックして [電源オプション] をクリック
・関連設定の [電源の追加設定] をクリック
・[電源プランの選択またはカスタマイズ] より [省電力] を選択プランのなかには、バランスや高パフォーマンスもあります。省電力にして体感できるほどパフォーマンスが低下した場合は、「バランス」に設定して様子をみましょう。
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パソコンの電気代を抑えるなら
買い換えもありパソコンの電源ユニットは出荷時には余裕を持って電源供給できる状態ですが、経年劣化でパフォーマンスが低下していきます。電源ユニットが経年劣化すると電源供給の効率は低下するので、電気代が高くなったりパソコンに異常が起こったりします。
使用状況にもよりますが、電源ユニットの寿命は一般的に約 2 年~5 年と言われています。パソコンが起動しない、スリープ状態から復帰しない、頻繁にエラーが発生する、といった症状があれば、電源ユニットの寿命が近いかもしれません。
電源ユニットを交換するのも良いですが、近年のパソコンは数年前のパソコンに比べると節電効果が高いというメリットがあります。最新のパソコンに買い換えるのも検討してみてください。
まとめ
![まとめ](https://static.lenovo.com/jp/Campaign-page/seo-tokusyu-page/notebook-save-electricity/notebook-save-electricity-4.jpg)
パソコンは CPU や HDD などの各ハードウェアが電力を消費するので、ハイスペックであるほど、また高負荷環境で使用するほど電気代が高くなります。とはいえ、電力容量を限界まで使用する状況にはなりません。ディスプレイの明るさを落とすなど工夫次第で電気代は抑えられます。 同じパソコンを長く使うのは良いことですが、最新のパソコンには最新の機能が備わっています。パソコンの電気代が気になっている方は、パソコンの買い換えも検討してみてください。 レノボでは、スペックと価格のバランスが取れた高コスパなノートブック・デスクトップパソコンを豊富に取り扱っています。電気代の問題をスマートに解決するなら、レノボのパソコンをおすすめします。
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