ゴミ箱の削除方法には「削除と同時にファイルなどを消去する」「一定期間で自動削除する」という 2 つの設定が可能です。それぞれの手順は以下のようになります。

・削除と同時にファイルを消去する設定
これは、はじめからゴミ箱を経由せずにパソコンから完全に削除する方法です。
1. ゴミ箱アイコンをダブルクリックして画面上部のリボンより「ゴミ箱ツール」を選択
2. 「ゴミ箱のプロパティ」を選択し「ゴミ箱にファイルを移動しないで、削除と同時にファイルを消去する」を選択
3. 「OK」をクリックして完了

「削除の確認メッセージを表示する」にチェックを入れておくとワンクッション警告が出る使用になるため、ミスによる必要データの消失を防げます。
 

・一定期間で自動削除する設定
ゴミ箱に入れて設定日数以上経過したデータを自動的に消去する方法です。
1. スタートメニューから設定 (ギアマーク) をクリック
2. システムを開き「ストレージ (記憶域) 」を選択
3. ストレージセンサーのスイッチを「オン」にする
4. 何日経過後に自動削除するかを選択して完了

自動削除は 1~60 日まで設定できますが、あまりに短いとミスで削除したファイルの取戻しが難しくなるため、30 日以上に設定することを推奨します。

削除した日時が分からない場合は、以前のバージョンを復元してデータが取り戻せる可能性があります。手順は以下のとおりです。
1. 復元したい保存先 (ファイル/フォルダ) を右クリック
2. 表示されたメニューから「以前のバージョンの復元」をクリック

パソコンが自動バックアップしたデータを取り戻して、現在のデータに上書きする仕組みです。なお、この機能を使うには「システムの保護」を設定しておく必要があります。手順は次の項目で解説します。

この機能の利用には「システムの保護」が有効になっていて、なおかつ作成された復元ポイントが存在している必要があります。システムの保護とは、すなわちシャドウコピーとなり、設定しておけば復元が簡単になるという機能です。

・システムの保護の設定手順
1. 画面左下の Windows アイコン上で右クリックして「システム」を選択
2. 関連設定の「システムの保護」から「システムの保護」を選択
3. 「構成」をクリックして「システムの保護を有効にする」にチェックを入れて「OK　」で完了
 

・シャドウコピーを利用して復元をする方法
1. 該当フォルダにカーソルを合わせ右クリックでプロパティを開く
2. 「以前のバージョン」から復元したいバージョンを選択し「復元」をクリック
3. 「OK」をクリックして完了

エクスプローラーにゴミ箱を設置すれば、不要なものを捨てやすくなりおすすめです。現在表示がなければ以下の手順で設置しましょう。
1. スタートメニューの「エクスプローラー」をクリック (Windows + E でも可)
2. 画面上部のリボンより「表示」を選択して「オプション」をクリック
3. 「表示」を選択して「すべてのフォルダを表示」にチェックを入れる
4. 「OK」をクリックして完了

タスクバーに表示したいときは、少々手順が多いですが難しいことはありません。作業効率化を図る手段としてタスクバーにゴミ箱を置くのもおすすめです。
1. デスクトップ上の何もない所で右クリックして「新規作成」から「ショートカット」を選択
2. 「項目の場所を入力してください」の記入欄に「 %SystemRoot%\explorer.exe shell:RecycleBinFolder 」と入力
3. ショートカットの名前 (任意) を入力して完了をクリック
4. デスクトップにできたゴミ箱のアイコンを右クリック
5. プロパティを開き「ショートカット」を選択
6. ゴミ箱アイコンへ変えるため「アイコンの変更」を選択
7. 「参照」を選択して「%SystemRoot%\system32\imageres.dll」と入力して「開く」をクリック
8. アイコン一覧からゴミ箱を選んで「OK」をクリック
9. ひとつ前に戻るので「OK」をクリックして設定完了
10. できたアイコンをタスクバーへドロップ