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パソコンが起動しないときの対処方法を分かりやすく解説!
「昨日まで正常に稼働したパソコンが、突然起動しなくなった」という状況でも、すぐに故障と結論付けるのは適切とはいえません。まずは起動できなくなった原因を確認し、もし復元が可能な状態であればここで紹介する対処方法を実践してみましょう。
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故障かどうか判断するために確認すること
パソコン本体ではなく、電源ケーブルに不備が発生している可能性があります。起動しないことが分かったタイミングで、電源の接続状況を確認してみてください。「しっかり差し込まれているか」「断線などで途切れていないか」などをチェックしましょう。タコ足配線で接続している場合は、一度解消してから再起動するのもおすすめです。
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パソコンが起動しない
ときにできる簡単な対処方法バッテリー状況や不具合の内容によっては、簡単な操作で復活する場合もありますます。以下 3 パターンの対処方法を参考に、必要に応じて実践してみましょう。
- キーボードの「F1」を押す (画面上に英語が表示される場合)
- 電源コードまたは AC アダプター・バッテリーを外し、数分間放置 (放電) する
- 電源ボタンを長押し (電源ランプが付いた状態で画面が表示されない場合)
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モニターの接続、電源ボタンを
チェックする起動していないと思ったら、実はパソコンは問題なく起動していることもあります。それなのにモニターに黒い画面が表示され続けているのは、そもそもモニターとパソコンが接続されていないのかもしれません。ゆるんでいたコネクタのケーブルが、なにかの拍子に外れてしまったと考えられます。
また、モニターの電源が入っていないこともあります。電源ボタンにうっかり触ってしまったなど、思わぬことから電源ボタンを切ってしまっているのです。
パソコンそのものは起動しているのに、モニターのトラブルで起動してないと勘違いすることはよくあります。まずはチェックしてみてください。
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ノートブックの
バッテリーをチェックするパソコンが起動しないケアレスミスとしては、ノートブックのバッテリー切れも考えられます。ノートブックをふだん屋内で使用している人の場合、どれくらいでバッテリー切れが起こるのかを把握していないことがあります。そのため、バッテリーが切れて動かないことを、パソコンのトラブルと勘違いしてしまうのです。
まずは電源ケーブルがコンセントに挿してあるかを確認し、そうでない場合は電源ボタンを押したときに電源ランプが点灯しているかどうかを確認しましょう。
単純にバッテリー切れの問題であれば、充電するだけで解決します。
パソコンが黒い画面のまま起動しないときの原因とは
「画面上に何も表示されず、キーボードなども反応しない…」という場合、いくつかの原因が考えられます。状況によって原因や対処方法も変わりますが、新しいモデルへ買い替えるのも 1 つの選択肢です。
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メーカーロゴも表示されずに真っ黒の場合
通常ですと電源をオンにした直後には、メーカーのロゴが表示されます。この動作が確認できない場合は、パソコンを構成する部品に不具合が生じているかもしれません。放電で解決するケースもあるため、バッテリーなどを外してしばらく休ませてあげましょう。
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ロゴが表示された後に真っ暗になる場合
「メーカーロゴは表示されるが、先へ進まない」という状態であれば、ハードディスクのトラブルが考えられます。数分間待機しても表示が変わらない場合は、専門業者に依頼して原因を明らかにしてもらったほうがよいでしょう。
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Windows が動き出した後に
黒い画面になる場合サインインの画面に移る直前で黒くなるときは、システムを読み込む過程で問題が生じているかもしれません。強制終了後の再起動で復活するケースもありますが、何度も繰り返す場合は根本的な故障も考えたほうがよいでしょう。
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ログインした後に黒い画面になる場合
パスワードを入力してログインした後から進まない場合は、アカウント情報のトラブルが想定されます。複数アカウントを所有している人は、別のデータでログインしてみましょう。いずれも同様の状況になるのであれば、ドライバーに問題が発生している可能性があります。
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Windowsをセーフモードで起動する
セーフモードとは、必要最低限の機能だけでWindowsを起動させる方法です。Windowsが正常に起動しない原因が、起動するときに問題のあるプログラムを読み込んでいるためであれば、セーフモードで起動させられます。
あとはセーフモードのWindowsで問題となっているプログラムを取り除くなどの対処法を行い、正常な方法でもWindowsを起動させられるようになります。
セーフモードで起動する方法は次のとおりです。
1.電源ボタンを押して起動する
2.ロゴが表示されたあとに電源ボタンを10秒以上押して電源を切る
3.電源ボタンを押して再び起動する
4.再びロゴが表示されたら電源ボタンを10秒以上押して電源を切る
5.電源ボタンを押して再び起動し、自動修復に再起動する許可をする
6.「詳細オプション」を選択して「winRE」と入力する
7.「トラブルシューティング」⇒「詳細オプション」⇒「スタートアップ設定」⇒「再起動」と選択する
8.再起動したらオプション一覧から「セーフモードとネットワーク」を選択する -
起動しなくなる前の状態に戻す
インストールしたソフトやせっていの変更などが、パソコンが起動しない原因と考えられる場合は、Windowsを以前の状態に戻す「システムの復元」が有効です。ただしこの機能を使うには、復元ポイントを自身で作成しているか、自動作成されるように設定している必要があります。
1.スタートメニューを右クリックして「設定」を起動したら、「システム」⇒「バージョン情報」⇒「システムの保護」とクリックする
2.「システムの復元」をクリックする
3.「システムの復元」から「推奨される復元」または「別の復元ポイントを選択する」を選んで「次へ」をクリックするあとは手順に従ってシステムの復元を行い、再起動します。
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起動しないときは買い替えも検討する
「どうしても正常に動作しない」という人は、買い替えを視野に入れるのも 1 つの選択肢です。パソコンの使用期間が長い場合、内部のパーツやバッテリーなどが寿命を迎えている可能性もあります。修理費用が高額になると、予想外の出費になってしまうかもしれません。金銭的な負担を軽減するためにも、新しいパソコンの購入を検討してみましょう。
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