目 次
13インチのノートブックの大きさ
ディスプレイの大きさとして使用されている「インチ」は、ディスプレイの対角線の長さを表しています。13インチのノートブックとは、搭載するディスプレイの対角線の長さが13インチということです。 13インチノートブックのサイズ感について、わかりやすく解説します。購入を検討している方はぜひ参考にして下さい。
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13インチディスプレイのサイズ
ディスプレイのサイズは、対角線の長さで表されます。13 インチのディスプレイのサイズは、1インチを2.54cmとすると対角線の長さが約33cm、横28.7cm、縦16.2 cmとなります。
ただし、メーカーやアスペクト比によって微妙に違いがあるので、おおよその目安としてお考え下さい。また、ベゼル (画面の周り) は含まないため、本体サイズとは異なります。
ちなみにノートブックのディスプレイは、13インチより13.3インチが一般的です。この場合、ディスプレイのサイズは横29.4cm、縦16.5cmとなります。
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13インチのノートブックのサイズ
13インチのノートブックのサイズでは、ディスプレイの大きさだけでなく、ベゼルの存在も含めて考える必要があります。13インチのディスプレイを持つノートブックはベゼルを含むため、実際にはディスプレイサイズよりも少し大きくなります。
13インチのノートブックであれば、ベゼルを約1cmとすると横31.5cm、縦18.5cmになると考えておきましょう。ちなみに最近はベゼルの幅を狭くする傾向があり、ノートブックはよりディスプレイのサイズに近づいています。
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13インチノートブックの大きさの目安
13インチといってもイメージがしにくいため、日常生活でよく見かけるものと比較してみましょう。例えば、13インチのノートブックは、A4判のコピー用紙より少し小さいくらいのサイズです。A4判は約21×29.7cmなので、これを基準に考えると13インチノートブックの持ち運びやすさを測れます。
多くのビジネスバックは、A4判であれば問題なく収まるものがほとんどです。つまり、13インチのノートブックは、ビジネスバックなら問題なく収納できることがわかります。
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ノートブックと
モバイルノートブックの違いコンパクトで軽量化されたモデルを「モバイルノートブック」と呼んでいます。持ち運びを重視した携帯性の高いノートブックのことです。持ち運ぶことを前提としているため、衝撃や耐久性に配慮した仕様となっています。
ノートブックにもこのような性能を備えたモデルもありますが、「軽くて携帯しやすいパソコン」を付け足すとモバイル型となります。
13インチのノートブックのメリットとデメリット
13インチのノートブックは、そのサイズによるさまざまなメリットと、いくつかのデメリットがあります。購入したあとで悩まないよう、あらかじめ13インチノートブックのメリットとデメリットを把握しておきましょう。
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メリット
13インチのノートブックには、次のメリットがあります。
- 持ち運びやすい
- 軽量モデルが多い
- 省スペースで設置しやすい
13インチとコンパクトなサイズのため、持ち運びやすさは大きな魅力のひとつです。気軽にバッグへ入れて持ち歩けるため、通勤や通学、カフェでの作業など、外出先での使用に最適です。
軽量モデルの多さも重要なポイントです。多くの13インチノートブックは、1〜1.5kg程度の重さのため、長時間の持ち運びでも疲れにくいのです。持ち運ぶ時の負担を軽減してくれます。
省スペースでの使用に適している点も、13インチノートブックのメリットです。自宅やオフィスで使う時に、設置場所で悩むことがあります。わずかなスペースがあれば設置できるため、カフェの小さなテーブルでも対応できます。
以上のようにコンパクトな13インチというサイズによる恩恵が、メリットになっているのです。
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デメリット
メリットばかりではなく、13インチのノートブックには次のようなデメリットもあります。
- 画面が小さく、見にくい
- 負荷の高い作業に向かないことがある
- ゲームには不向き
画面が小さいため、文字などを見にくいと感じることがあります。どんなに高解像度でも13インチのディスプレイだと、細かい文字や小さな画像などが見にくくなるため、不便と感じることがあります。長時間の作業に13インチのノートブックは、あまり向いてないかもしれません。
13インチのノートブックはコンパクトなため、発熱量の大きな高性能CPUなどを搭載できないことがあります。そのため、負荷のかかるソフトや、複雑なデータ処理にはあまり適さないでしょう。
ゲームにも13インチのノートブックは、あまり向いていません。そもそも画面のサイズが小さくで、高品質な映像を映し出せないのです。また、最新の高品質なゲームを遊ぶのに必要な、高性能なGPUの搭載が難しいという問題もあります。
13インチノートブックがおすすめの人
人によっては13インチのディスプレイは小さすぎて、見えにくく、使いにくいと感じるかもしれません。しかし、特定のニーズやライフスタイルを持つ人に、13インチのノートブックはおすすめです。どのような人に、13インチノートブックが適しているのかを見ていきましょう。
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外出先での作業が多い
外出先での作業が多い人にとって、携帯性に優れている13インチのノートブックは理想的な選択です。
13インチのノートブックの魅力は、軽量さとコンパクトなサイズです。バッグにすっきり収まるサイズで、外出時の荷物を最小限に抑えたい人にとって理想的なノートブックといえるでしょう。
このように持ち運ぶ時の負担を抑えられるため、いつも携帯することが可能です。自宅や社内にいる時間が短く、どうしても作業が外出先になってしまう人にはこの負担の少なさが助かります。カフェや移動中の電車、出張先など、さまざまな場所で作業をする人におすすめです。
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作業の基本が書類作成
対応する作業の多くが書類作成をはじめとするオフィスワークなら、13インチのノートブックも良いでしょう。コンパクトなノートブックは高性能モデルが少ない傾向にありますが、文書作成や表計算、プレゼンテーションのスライド作成など、負荷の少ない作業には十分な性能を持っています。そのため、ハイスペックモデルが少ないという、デメリットの影響を受けません。
むしろサイズがコンパクトで移動しやすく、その時どきに適した場所で作業ができるというメリットの大きさが見逃せません。ごく短い打ち合わせへも持っていき、その場で作業対応が可能になります。
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メインパソコンを別に所有している
別にメインのパソコンを所有しているのであれば、13インチのノートブックのメリットだけを活かすことも可能です。スペックの不足、画面の見にくさなどのデメリットがあったとしても、メインパソコンがそれを補えるのなら問題ないといえるでしょう。むしろ、メインのパソコンができないことを、13インチのノートブックがサブマシンとして補うという形が理想的です。
いまではクラウドストレージが一般的になっているため、データの連係も容易にできます。メインパソコンで行っていた作業を、サブマシンで引き継いで外出先で行うことが可能になるのです。
13 インチノートブックの選び方
画面の大きさだけでなく、OS やストレージなどスペックのチェックも重要です。ひとつの要素にとらわれず、複数の観点から最適なスペックを決めましょう。
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OS で選ぶ
OS は、ソフトを使うために必要なソフトウエアです。Windows や mac、Chromeなどが知られており、使用するソフトによって適した OS が異なります。特定の OS に限ったソフトを活用している人は、何が搭載されているか確認しておきましょう。
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CPU で選ぶ
パソコンが行う動作や処理など、幅広い機能性に影響するのが「CPU」です。性能にこだわる人は、最新の CPU を選択することを推奨します。よりグレードの高い CPU を採用することで、パソコンの使用環境が快適になるでしょう。
CPUメーカーにはインテルとAMDがあり、それぞれのグレードは次の表の通りです。
インテルのCPU
ハイグレード Core i9
Core i7ミドルグレード Core i5
Core i3エントリーグレード インテルプロセッサー AMDのCPU
ハイグレード Ryzen 9
Ryzen 7ミドルグレード Ryzen 5
Ryzen 3エントリーグレード Athlon グレードの高いCPUほど作業が快適になるものの、それだけパソコンの価格が高くなります。購入予算とほかのスペックとバランスから、CPUを選びましょう。
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メモリーで選ぶ
高負荷なソフトを扱う場合は、大容量のメメモリーを選ぶのが賢明といえます。容量が少ないパソコンに負荷をかけると、ソフトが突然落ちたりフリーズしたりするリスクがあるためです。安心してノートブックを使うために、8 GB 以上のメモリーを目安に選びましょう。
メモリーの必要要件が増加したWindows11が普及してきたこともあって、メモリー容量16GBのノートブックが増えてきています。複数のソフトを同時に起動するなど、快適にノートブックを使うのなら16GBがおすすめです。将来的なメモリー不足に備えて、16GB以上を検討しても良いでしょう。
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ストレージで選ぶ
パソコンの中に保存できるデータの量は、ストレージ容量で決まります。多ければ多いほど沢山のデータを保存できるため、安心して長期間使用できるでしょう。ストレージにはHDDとSSDの2種類があり、いまの主流はSSDです。
SSDはデータへのアクセス速度がHDDよりも速いうえに、衝撃に強いという特徴を持っています。そのため、持ち運ぶ機会の多い13インチノートブックであれば、SSDを選ぶことをおすすめします。価格が高いものの、ノートブックに内蔵するストレージとしてはSSDが理想的です。
もし、ストレージの容量が不足するのであれば、外付けのストレージを別途用意しましょう。
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重さで選ぶ
屋内外を問わず、ノートブックを動かす場合は重量も大切なポイントです。高性能で軽いモデルは高額な傾向にあるため、予算も踏まえたうえで選定しましょう。パソコンと一緒に持ち歩く荷物もあわせて考えると、体への負担も想定しやすくなります。
持ち運ぶノートブックの重さの目安としては、1.5kg以下が目安になります。持ち運ぶ頻度がほぼ毎日なのであれば、より軽量なモデルがおすすめです。しかし、軽ければ軽いほど体への負担が少なくなるものの、軽量モデルのノートブックは高価なものが多いため、よく検討したうえで決めましょう。
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耐久性で選ぶ
周辺機器や他の荷物と重ねる機会が多い人は、耐久性に配慮されたノートブックを選ぶと安心です。外出先でも安心感を得られるため、気兼ねなく作業を行えるでしょう。品質テストの項目など、具体的な内容が表記されているものがおすすめです。
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バッテリーの持ちの良さで選ぶ
ハイスペックなノートブックの中には、15 時間以上バッテリーが駆動するものもあります。「未保存のまま電源が落ちた……」といった事態にならないよう、電源のない場所でも十分に使えるバッテリー容量を備えたモデルがおすすめです。
用途によっては13インチ以外もチェック
13インチのノートブックは便利そうに思えるかもしれませんが、全ての人にとって便利とは限りません。もしかすると、13インチのノートブック以外のほうが適していることも考えられます。13インチのノートブック以外を検討したほうが良いケースを紹介します。
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メインのパソコンを持ち運びたい
メインのパソコンとして13インチノートブックを選ぶのであれば、サイズの小ささによる使いにくさが問題になるでしょう。特に画面が小さいために長時間の作業で疲れやすく、また複数のウィンドウを同時に開いて作業する時に不便を感じるかもしれません。
持ち運びやすさで13インチのノートブックは優れているものの、メインのパソコンとして使うのであればほかのノートブックを検討したいところです。ややサイズの大きなノートブックの中から、軽量モデルを選ぶことをおすすめします。
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ハイスペックで快適に作業したい
高いパフォーマンスを求める動画編集、デザイン、イラスト制作などの作業を行いたいのであれば、13インチのノートブックだと性能不足を感じるかもしれません。画面の小ささもネックになります。
快適な作業環境を求めるのであれば、13インチのノートブックは選択肢としてあまり適さないといえるでしょう。
負荷の高い用途では高い処理能力や大きな画面サイズが必要なため、13インチよりも大型のノートブックを検討して下さい。
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自宅用の省スペースパソコンが必要
自宅での使用を考えて省スペースのパソコンを探している場合、13インチのノートブックだけでなく、少し大きなサイズのモデルも選択肢に入れると良いでしょう。例えば、15インチのノートブックは13インチより画面が大きくなりますが、それでも比較的コンパクトなサイズで場所を取りません。
ただし、サイズが大きくなると重量が増えるため、持ち運びの頻度が高い場合は注意が必要です。自宅使用がメインなら、少しサイズが大きくなっても問題はなく、快適にノートブックを使えるでしょう。
豊富なラインアップから13インチノートブックを選ぶ
自分の用途に合う13インチのノートブックを購入するには、できるだけ多くのモデルを確認することが大切です。Lenovoでは13インチのノートブックを、豊富に取り揃えています。その中から、特におすすめのノートブックを紹介します。
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ThinkPad X1 Nano Gen 3
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ThinkPad X13 Gen 4
まとめ
13 インチのノートブックは、モバイル性と視認性を兼ね備えたバランスのよいモデルです。バッグに入れて持ち運びやすいため、ビジネスや学生の方にもおすすめできます。 レノボでは、13 インチモデルを多くラインアップしています。最新モデルからお得に購入できるセール品まであるので、ぜひチェックしてみて下さい。