目 次
ゲームで満足できる安いゲーミングモニターの特徴
ゲームを快適にプレイすることを重視しているゲーミングモニターは、リフレッシュレートや応答速度が優れています。他にも画面サイズやパネル方式に注目して選ぶことも大切です。最初にゲーミングモニターのスペックを解説します。
-
おすすめは TN パネル
ゲーミングモニターのパネル方式には、主に TN・VA・IPS の 3 つがあります。TN パネル はもっとも普及率が高いモニターで、液晶分子のねじれによって光の進み方を調整するのが特徴です。応答速度が速く、オーバードライブという技術によってさらに高速化できる点も優れています。
VA パネルは TN の欠点とされている遮光性の低さが改善されていますが、応答速度が低下しします。視野角は TN 以上 ISP 未満となっており、全体的に両者の中間的な性能と言えるでしょう。
IPS パネルは TN や VA が苦手としている視野角の広さが改善されていること、加えて色再現性にも優れているのがメリットです。ただし、応答速度は遅い傾向にあること、遮光性が低いことから黒の発色が悪いことがデメリットとして挙げられます。
ゲームユースでは視野角や色再現はあまり重要ではなく応答速度が重視されるので、ゲーミングモニターのパネルは TN パネルがおすすめです。
-
リフレッシュレートは 144Hz
映像を滑らかに表示するにはリフレッシュレートのスペックが重要です。リフレッシュレートは 1 秒間に画面が切り替わる回数を表しており、高いほど動きが流暢に表示されます。同じシーンを表現しているパラパラ漫画でも、50 枚のものよりも 100 枚のほうが細かい動きを表現できるように、リフレッシュレートが高いほうが映像の飛びが少なります。
一般的に安価モニターでは 75Hz 以下が多く見られますが、リフレッシュレートが低いと映像の表示が間に合わずに不利になるケースがあるので注意が必要です。ゲーム用のモニターなら少なくとも 144Hz 以上を基準とし、ゲームを極めるなら 240Hz をおすすめします。ただ、240Hz のポテンシャルを引き出すにはパソコンのスペックも必要です。
-
応答速度は 5m/s 以下
FPS や格闘対戦といった瞬間的な反応が求められるゲームをプレイする場合は、応答速度が重要です。キーボードやゲームパッドの入力がモニターに反映されるまでの速さを示しており、適切なタイミングでの操作が求められるゲームでは特に重要な項目となります。
応答速度が低いモニターは残像が発生しやすく、応答が遅い以外にも快適なプレイの妨げになることもあります。ストレスなくゲームをプレイしたいなら、応答速度 5m/s 以下のモニターを選択しましょう。競技シーンなどのために本格的な環境を整えたい場合は、 1m/s 以下がおすすめです。
-
24 インチでフル HD がおすすめ
モニターのサイズはインチで表します。パネルの対角線の長さを示しており、 1 インチは約 2.54cm です。サイズは 23 インチ以下では細かい部分が見にくく、大きすぎると全体を見渡すのに必要な視線移動の距離が多くなることから、ゲーミングモニターのサイズは 24 インチが主流となっています。
モニターは大きいほうが有利ではと考える方もいるかもしれませんが、全画面が視界に入らないと逆に不利になってしまうこともあるのです。
解像度は 1,920x1,080 のフル HD がおすすめです。解像度が高すぎるとそちらにパソコンのリソースを割いてしまいリフレッシュレートが下がってしまいます。リフレッシュレートが下がることを許容しても美しいグラフィックを楽しみたいという方は 4K も検討してみてください。
ゲーミングモニター購入前にチェックすべき 3 項目
ゲームを快適にプレイするうえで欠かせないゲーミングモニターですが、購入する前にチェックしておきたいポイントがあります。購入した後で「こんなはずじゃなかった……」と後悔しないためにも、事前にここで解説する 3 つの項目をチェックしておきましょう。
-
画面の表面処理はノングレア
長時間モニターを見続けていると、目に負担がかかって疲労の原因になります。ゲームに集中していると時間の経過に気がつかないことも多いため、いつの間にか目に負担がかかっていることも珍しくありません。
表面が非光沢のノングレアパネルなら、外光の反射が少なく長時間見続けても目への負担が軽減されます。逆光がちらついてモニターが見にくいといったことも起こりにくく、プレ中の面でも有利です。自分の顔や部屋の映り込みも防止できるので、没入感も損ないません。
-
対応端子・調整機能もチェック
モニターは画面の発色や反応だけでなく、ユーザビリティも大事な要素です。パソコンと接続するケーブルの対応端子や、画面配置の調整機能にも気を配りましょう。ケーブ端子は近年主流の HDMI に対応しているか、ポートはいくつあるかは忘れずにチェックしてください。
特に複数のゲーム機で遊びたい方は、端子の数に注目するとよいでしょう。端子が 2 つ以上あると、ゲーム機を切り替える時に差し替える手間が掛からないので大変重宝します。
モニターの設置方法にこだわりたい方は、に高さや縦横の調節が可能であるかも大切な判断材料です。モニターアームを使用する予定の場合は、アームを取り付けられるかどうかも確認しておくと安心です。
-
FreeSync か G-SYNC 対応を選ぼう
モニター側のリフレッシュレートとゲーム側のフレームレートがかみ合わないと、映像表示が崩れるテアリングや映像がカクつくスタッタリングという現象が発生することがあります。このようなゲームの阻害になる症状を防止するには、パソコンとモニターの映像を同期させる VRR (可変リフレッシュレート) 技術に対応したモニターを選ぶことが大切です。
VRR には種類があり、 GPU が AMD Radeon™ 系の場合は AMD FreeSync™ (フリーシンク)、NVIDIA® GeForce™ 系なら NVIDIA® G-SYNC™ (ジーシンク) の規格が適応しています。パソコンに搭載している GPU のメーカーに合わせた規格のモニターを選びましょう。
FreeSync™ は HDMI 入力に対応していますが、G-SYNC™ は DisplayPort で接続しないと使用できません。他にも GPU アーキテクチャである NVIDIA® Pascal 以降の世代であることや、417.71 以降のドライバを導入していることも条件になっています。
まとめ
ゲーミングモニターを選ぶ際は、 TN パネルのものを選ぶのがおすすめです。リフレッシュレートは 144Hz 、応答速度は 5m/s 以下なら快適にプレイできるでしょう。サイズは 24 インチで、フル HD 画質が理想です。パネルの光沢や調整機能にも注目して、最適な環境を構築しましょう。レノボでは、ゲーム用途に適した機能を搭載したゲーミングモニターを多数ラインアップしています。コストパフォーマンスに優れていて保証も充実したモニターをお求めの際は、レノボ製モニターを検討してはいかがでしょうか。ボーナス前や大型連休中の時期はお得にご購入いただけるセールも開催していますので、ぜひチェックしてみてください。
レノボのモニターを見る レノボのモニターを見る