増加するストレージ要件に対応できる理想的なテープ・ドライブ
エネルギー効率に優れた第 8 世代のテープドライブ。データのバックアップ、保存、復元のほか、大容量および高速のデータ転送を要するアーカイブのデータ・ストレージ要件に最適です。
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特長
ハイライト
ストレージ・コスト全体を低減しながら、バックアップやアーカイブのストレージ・データを長期間にわたって保護
リニア・テープ・オープン(LTO) に格納されたデータを容易に利用できる
LTO Ultrium 8 メディアにおいて、メディアのパーティショニングをサポート
Ultrium 8 テープ・メディアと Ultrium 7 テープ・メディアを相互に交換して使用可能
傑出したソリューション
情報駆動型の企業環境において、データの量が拡大を続けており、ストレージ要件の増加はもはや避けられない状況です。主要なストレージ要件に加え、災害対策(ディザスター・リカバリー)やコンプライアンス順守の観点から、バックアップに関する要件の重要性が増しています。
IBM TS2280 テープ・ドライブは、業界をリードする最新世代の LTO テクノロジーを取り入れて、このようなビジネス・ニーズに応えます。このテクノロジーなら、バックアップはもちろん、ビッグ・データやクラウド・コンピューティング、IoT、メディアおよびエンターテイメント、デジタル・ビデオ・サーベイランス、アクティブ・ファイル・アーカイブといった今日のテープが利用されるユースケースにおいて、日々増加するデータのニーズに対応できます。
TS2280 では、前世代のモデルと比較して、はるかに大容量のストレージを利用できます。データのバックアップを必要としていたり、ローコストのアーカイブ用ストレージを求めている小規模の企業、中堅・中小企業にとって、TS2280 は最適なテープストレージ・ソリューションです。2.5:1 圧縮時には、カートリッジあたり最大で 30 TB の物理ストレージ容量を利用することが可能です。
ドライブは、6 Gbps の SAS インターフェイス接続を備え、非圧縮時には、最大で 300 Mbps、2.5:1 圧縮時には、最大で 750 Mbps の速度でデータを転送できます。このコンパクトな外部ドライブには、SAS ポートが 2 基、Ethernet ポートが 1 基搭載されているため、柔軟なネットワーク接続が可能です。本体はラックに搭載することも、スタンドアロンの構成で使用することもできます。また、2 基の SAS ポートでは、2 台目の SAS デバイスをディジーチェーン接続することが可能です。
高度な機能
TS2280 は、6 Gbps SAS インターフェイスにより、さまざまなオープンシステムのサーバーと接続できます。LTO Ultrium 8 テープ・メディアでは、パーティショニング機能をサポートしており、IBM Spectrum Archive との連携により、テープ上のデータへのアクセスがファイル単位で可能です。
これにより、テープ・メディアの情報をすばやく、検索、更新することができます。LTO Ultrium 8 テクノロジーでは、LTO Ultrium 8 テープ・ドライブ自体に基本機能として、ハードウェア・レベルで暗号化と復号の機能が実装されているので、ネイティブでデータの暗号化をサポートしています。
ソフトウェアによる機能強化
IBM Spectrum Protect™ やサードパーティのストレージ管理ソフトウェアなど、管理ソリューションを利用すると、さらに TS2280 の機能を拡張することができます。IBM Spectrum Archive では、テキストベースのファイル・タグ機能を利用できるほか、ドライブ内のコンテンツの検索で直観的な操作が可能であるため、TS2280 の利用と管理が容易になります。このソフトウェアでは、データをビット単位で動的に保存できるよう、「データの占有量」が効率化されているので、パフォーマンスを最大限に高めることができるほか、セキュリティも確保されます。
また、アーカイブ機能により、デジタル資産を長期間にわたって保存できるため、今後数年間、資産の参照およびビジネスでの利用が可能になります。
IBM Spectrum Archive では、 LTFS をサポートしています。また、オペレーティング・システムのファイル・マネージャーを利用すると、テープ・ドライブのコンテンツをGUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェイス)で使用できるので、操作が容易になります。これらの機能を組み合わせて使用すれば、ディスクベースやフラッシュベースのデータのような操作感覚で、簡単にテープ上のデータを検索、利用できます。
さらに、LTFS 対応のテープ・ドライブでは、互換性のある LTO テープ・ドライブや対応しているオペレーティング・システムのあいだでデータを相互にやり取りすることが可能です。このため、管理者は、ハードウェアやソフトウェアの互換性を心配する必要がありません。LTFS を利用すれば、テープ上でのファイルの利用、保存、アーカイブが簡単になるほか、非常に扱いの容易なフォーマットで、ある場所から別の場所へとファイルを移動することができます。
映画や音楽のプロデューサー、ポスト・プロダクション・エディター、放送関係者、デジタル・ビデオ・サーベイランス・マネージャー、クラウド管理者、ストレージ管理者などのように、非アクティブの「コールド」データに信頼性の高い方法ですばやくアクセスする必要のあるユーザーは誰もが、ハイクオリティのファイルの利用やファイルの容易なアーカイブを可能にするソリューションを、手頃な価格で利用できるようになったというわけです。LTFS により、LTO Ultrium テープの利用用途に新たな可能性が生まれ、直観的な操作で容易にテープ・ソリューションを活用できるようになりました。
メディア
TS2280は LTO コンソーシアムの圧縮仕様に対応し、LTO Ultrium 8 をサポートします。カートリッジあたり最大で 30 TB (ネイティブでは 12 TB) のデータ容量を実現しており、圧縮時の容量は、従来の LTO Ultrium 7 カートリッジの 2 倍となっています。LTO Ultrium 8 テープ・カートリッジの読み取りと書き込みに加え、LTO Ultrium 7 カートリッジの読み取りと書き込みができます。TS2280は、LTO テープ・カートリッジの自己記述機能をサポートしており、シンプルな運用を実現します。
製品仕様
提供構成 | 製品型番:6160-H8S LTO Ultrium 8 テープ・ドライブ×1、6 Gbps SAS インターフェイス |
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テープ・ドライブ・タイプ | LTO Ultrium 8 |
物理容量 | 12 TB(非圧縮時)、30 TB(2.5:1 圧縮時) |
テープ・ドライブ数 | 1 |
テープ・カートリッジ数 | 1 |
データ転送速度 | 最大 300 Mbps(非圧縮時)、2最大 750 Mbps(2.5:1 圧縮時) |
メディア・タイプ | 読み取りおよび書き込み:
同時提供:
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重量 | 4.3kg (9.5 lbs) |
電源要件 | 100 – 240V AC、50/60Hz (オートレンジ) |
寸法 (幅 x 高さ x 奥行) | 213 mm x 58 mm x 332 mm (8.4 インチ x 2.3 インチ x 13.1 インチ) |
保証 |
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