サステナビリティ
再生資源
レノボのアプローチ
レノボは、ポストコンシューマー再生資源 (PCC) やポストインダストリアル再生資源 (PIC) 、クローズドループ型消費者再生プラスチック(CL-PCR)を製品に採用するとともに、オーシャンバウンドプラスチック(OBP)や再生金属などの新素材を導入することに取り組んでいます。これらのリサイクル素材は、レノボの製品開発ストラテジーと循環型経済への移行に不可欠なものです。これらの再生プラスチックを使用することで、新しいプラスチックを製造するのに必要な天然資源とエネルギーを節約できるだけでなく、これらの材料を埋立地から取り除くことができます。レノボは、CL-PCRの使用を増やすことで、IT製品からのプラスチック材料の需要を持続させることに貢献しています。レノボは高いパフォーマンス基準を満たす製品を生み出しながら、このような環境上の利点を達成しています。
状況の進展
レノボの過去4年間のリサイクル素材使用に関するマイルストーンは以下の通りです。
2021
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CL-PCRの採用製品を248製品に拡大
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オーシャンバウンドプラスチックを5製品に導入
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再生アルミニウムを3製品、マグネシウムを1製品に導入
2020
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CL-PCRの採用製品を前年の66製品から103製品に拡大
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当社ThinkSystem SR950より初の試みとしてCL-PCR をサーバーで使用開始
2019
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CL-PCRの使用を66 製品まで拡大
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CL-PCRを Lenovo ノート PC 用途 (X1 Carbon 第 7 世代) に初めて使用
2018
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CL-PCRの新しいグレードを、追加の樹脂化学物質とサプライヤーに対して認定
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CL-PCRの使用を21製品に拡大(キーボードの追加)
2005年以来、レノボの製品における再生プラスチックの累積使用量は、PIC、PCC、CL-PCRを含めて1億2300万キログラム(総量)を超えています。そのうちPCCは5200万キログラム以上、CL-PCRは1400万キログラム以上に達しています。
リサイクル素材とサプライヤー
IT製品にPCCを使用する場合、これらの用途に関連する特有の構造、性能、外観上の要件があり、それが大きな課題となります。ノートブック、タブレット、スマートフォンなどのスマートコネクテッドデバイスの設計と製造にリサイクル素材を使用する上でのこうした課題を克服するため、レノボのエンジニアチームはサプライヤーと協力し、IT業界でこれまで使用されていなかった新しいグレードのプラスチック樹脂を開発し、認定を行っています。これらの材料は、環境および性能の認定を受けてから、当社の製品用途に承認され使用されます。
CL-PCRについては、レノボの研究開発チームが材料サプライヤーや第三者認証機関と協力して、「認定リサイクル基準」、「品質保証運営要件」、「回収率」などのCL-PCRサプライヤーと材料プロセスを構築し、階層化された廃棄物トレーサビリティ方式による廃棄物源と管理プロセスの妥当性を検証しています。
レノボのリサイクル素材使用に関する詳細については、最新のESGレポート(英語)をご覧ください
注:レノボは、プラスチック用樹脂ブレンドの総重量ではなく、ブレンドに含まれるポストコンシューマー再生資源や産業廃棄物処理後の再生資源の重量のみに基づいて、再生プラスチック純量を計算し、報告しています。つまり、ポストコンシューマー再生資源を 30% 含有するプラスチック樹脂ブレンドが 100 ポンド ある場合、素材総重量の 100 ポンド ではなく、ポストコンシューマー再生資源の純量 30 ポンド がレノボのレポートに記載されます。