ハイブリッドラーニングで教育への障壁を打ち砕けるか?
教育者たちは長い間、教室の中だけにとどまらず、より多くの人へ、より多くの場へと学びの機会を広げる方法を模索してきました。まず学校に通えない生徒たちへと教育の場を広げたのは、1世紀前に誕生した通信教育です。1990年代に入ると動画の圧縮技術やインターネットが普及することで教育のデジタル化も加速し、何百万人もの生徒たちがリアルタイムで授業を受けられる同時リモートラーニングが突如として可能になりました。
そして現在では、モバイル機器が数十億人の手のひらに1対1で受けられる教育をもたらし、世界的な教師不足を解消し、教育への障壁を取り除こうとしています出典。 ハイブリットクラスルームソリューションは、私たちすべての人間が、生涯を通して新たな知識やスキルを得られる可能性を開いてくれているのです。
ただ、それは可能性です。
というのも、デジタル教育にはデジタル教育ならではの試練があるからです。教育者とIT部門が特に心を砕いているのが、公平性、安全性、継続性です。世界をリードする教育テクノロジーのプロバイダであるLenovoは、これらの困難の解決に向けて日々取り組んでいます。私たちは、 Intel®やMicrosoft、Googleなど業界をリードする他企業とともに革新を進めることで、スマートに進化した成果を実現しています。
公平性を実現する
すべての生徒が教材にアクセスできるようカスタマイズされたデバイスを持つ1対1のプログラムは、皆に同じレベルの教育の場を提供してくれます。しかし1対1のプログラムにアクセスできるだけでは公平とは言えません。
だからこそLenovoは、初期の設備投資を最小限に抑えられるサブスクリプションベースのLenovo DaaS (サービスとしてのデバイス) や、TruScaleインフラストラクチャソリューションを提供しています。Lenovoの開発した無料の1対1プログラムにより、教育を受けられる可能性が非常に低かった人たちにまで、STEM教育を届けることができました。またLenovoのLTE対応デバイスで、学習者はどこでも、Wi-Fiが頼りない場所からでも学ぶことができるようになりました。
安全性を実現する
教育はサイバー攻撃に対して社会で最も脆弱な分野ですが出典、Lenovoは設計からサプライチェーンまで、そして開封からリサイクルまで、防御を強化する手助けをしています。
Lenovoのセキュリティへのエンドツーエンドアプローチは、次世代プロテクションが最初から盛り込まれており、後から追加する必要はありません。仮想化デスクトップインフラストラクチャ (VDI) とLenovo DaaSを組み合わせることで、教育機関や教育者、生徒たちをあらゆるデジタル脅威から守ります。
例えばポルトガルのアルガルヴェ大学 (University of Algarve) には、Lenovoによるハイパフォマンスコンピューティング インフラストラクチャとVDIが導入されています。このソリューションにより、8,000人の生徒と700人の教育関係者がデバイス、場所、時間を問わず膨大な処理能力へと安全にアクセスすることができるようになりました。
Intel vPro®プラットフォーム は、高度な脅威検知と遠隔回復機能も兼ね備えた、OS以下の攻撃に対するハードウェアベースのプロテクションのついた高度な安全性が約束されたプラットフォーム基盤を提供しています。
導入とメンテナンスの負担を最小限に抑えた最先端のITキットとエンドツーエンドのサポートサービスは、数多くの機関でセキュリティの負担解消に役立っています。
継続性を実現する
バーチャルクラスルームやVR学習といったデジタル教育が実際に皆で教室で学ぶ体験をより緻密に再現すればするほど、生徒が教師、教科、そしてクラスメイトに関心を抱き続ける可能性は高くなります出典。 それは高いハードルですが、Lenovoのツールはそれを克服できるよう進化してきました。これこそがゲーミフィケーションの教育・勉強面での活用例です。
Lenovoのハイブリッドラーニングソリューションは、同時学習を可能にするのはもちろん、バーチャルクラスルームをより生き生きとさせてくれます。また、Lenovoのコラボレーションツールを一緒に使えば、交流も簡単です。
LanSchoolや、Microsoft TeamsまたはGoogle Meet Series One Roomキットを利用したLenovo Hybrid Classroomなどの教室管理ソリューションを使えば、教師が授業をカスタマイズすることも可能です。しかも、豊かなマルチメディア環境や、生徒たちの共同体意識も維持できます。幼稚園から高校までを擁する米国インディアナ州のラドルフイースタン学校法人 (Randolph Eastern School Corporation) はその好例であり、イタリアのエミリア＝ロマーニャ州にあるモデナ・レッジョ・エミリア大学 (University of Modena and Reggio Emilia) もまたその一つです。
種類はクラウドベースやローカルでホストするタイプなどさまざまありますが、いずれにしてもこうしたソリューションが、パンデミックの最中であっても学校制度の継続性を実現する力になっています。
デジタル教育が抱える課題は一朝一夕で解決できるものではありません。しかし、教育者とITプロフェッショナルのチームが専用のテクノロジーとともに一丸となって取り組むことにより、どんな場所にいようともすべての人が学ぶ機会を持つことを可能にするのです。
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