ホーム
レノボニュースルーム
< ディレクトリに戻る
レノボ、マイクロン財団やAVPNと共に、100万米ドルのSTEMファンドを通じ、
ジェンダー・インクルージョンを推進
レノボ・ジャパン合同会社(本社 東京都千代田区、代表取締役社長アマー・バブ、以下レノボ)は本日、STEM(科学、技術、工学、数学)分野のジャンダーギャップ解消という共通のビジョンに基づき、他の企業関係者と協力し、新設のSTEMファンドに100万米ドルを共同出資したことを発表しました。マイクロン財団によって発足したこのSTEMファンドは、世界最大のソーシャルインベスター・ネットワークでありアジアに拠点を置くアジアン・ベンチャー・フィランソロピー・ネットワーク(AVPN)によって運用されます。
このファンドは、インド、日本、マレーシア、シンガポール、台湾の18歳未満の女子を対象とし、STEMの学習機会を向上する革新的なソリューションの開発を支援します。技術職を希望する女子が直面する障壁を取り除くことで、ファンドが最終的に目指すのは、よりインクルーシブなSTEM人材の育成推進です。
この10年間で、さまざまな産業におけるイノベーション、創造性、生産性の向上にはSTEM教育で培われるスキルが極めて重要であるという認識が広まりました。国連教育科学文化機関(UNESCO)によると※、2030年までに、東南アジアの求人のうち、基本的なデジタルリテラシーと情報通信技術の応用スキルが要求される求人の割合は、最大80%に達する見通しです。
しかし、STEM業界で雇用機会の拡大が約束されているにも関わらず、STEM分野を志望・学習する女子の割合は依然として低いままです。これはジェンダーギャップが幼児教育や中等教育の段階から始まることが多いためです。低学年の女子に不利なジェンダーギャップが存在する国では、STEMの高等教育、ひいてはSTEM分野の労働力における女子の割合が低い傾向にあります。
レノボの最高ダイバーシティ責任者兼Lenovo FoundationのプレジデントであるCalvin Crosslinは、次のように述べています。「新型コロナウイルスの感染拡大を経て、デジタルデバイド(情報格差)がますます顕在化する中、特に女性には深刻な被害が発生しているため、デジタル・インクルージョン活動の強化に向けたAVPNとの提携は、私たちにとって当然の一歩です。不利な立場に置かれた女子がSTEM教育へ自由にアクセスでき、必須のデジタルスキルと知識を身に付ける機会を提供することで、将来的に彼女たちのキャリア形成の成功と、自立心や生活の質の向上を後押ししたい考えです。」
レノボは慈善活動に関するパートナーシップとプログラムを世界的に展開しており、テクノロジーとSTEM教育へのアクセスを通じ、過小評価されているコミュニティと多様な人々の支援に取り組んでいます。レノボの慈善活動の責任者たちは、2025年までに、1,500万人に影響を及ぼし、100万人の生活を変革することを目指しています。
AVPNのジェンダープラットフォーム責任者のPatrica Mathias氏は、次のように述べています。「私たちAVPNのジェンダー・ビジョンは、アジア地域の女性にとってより公正な世界を実現することであり、今回のSTEMファンドを通じた無制限の資金調達が、ビジョンの実現に寄与することは間違いありません。しかし、アジアのSDGsジェンダーギャップの解消に向けて資金調達が拡大する中、私たちに求められるのは、アジアの豊かな多様性と複雑性を認識すること、そして、より多くの利害関係者の参加を促し、彼らの資本、技術支援、政策への影響力を活用することで、真に求められる体系的変化を実現することです。」
※UNESCO 「Global education monitoring report 2022: gender report, deepening the debate on those still left behind」 https://unesdoc.unesco.org/ark:/48223/pf0000381329
<AVPNについて>
AVPNは、アジアを拠点とする世界最大のソーシャルインベスター・ネットワークであり、33の市場で600人を超える多様なメンバーを有しています。AVPNのミッションは、資金、人材、知的財産のフローを向上させて、アジアのSDGsの格差を解消することです。政策立案者、ファミリーオフィス、財団、民間セクターとのコラボレーションを実現し、現場のニーズ、知識、政策環境を持ち寄ることで、AVPNは調達資金を有効活用します。
ソーシャルインベスター向けにアジアで開催される世界最大の交流イベント「AVPN Global」会議の主催者として、AVPNでは、アジアの声を世界の議論の最前線に届けることを目指しており、その成果は来たるG20の主要議題にも追加される予定です。同イベントはソーシャルインベスターのエコシステムが、新たなパートナーシップの形成や発表だけでなく、革新的かつ効果的な資金調達手段を策定し、ひいてはより多くの資本を移動させて影響を及ぼすためにも活用されます。
<マイクロン財団について>
1999年の設立以来、マイクロン財団は慈善活動や奉仕活動を通じてチームメンバーの生活や職場があるコミュニティに1億ドル以上を寄付しています。同財団とマイクロンの企業単位での奉仕活動は「Micron Gives」という組織で運営され、科学と工学の分野での教育促進およびベーシック・ヒューマン・ニーズへの対応に焦点を当てた寄付、プログラム、ボランティア活動が実施されています。マイクロン財団に関する詳細は、micron.com/foundation をご覧ください。また、Twitter @MicronGives( https://twitter.com/microngives )をフォローしてください。
レノボは、Lenovoの商標です。その他の会社名は、それぞれ各社の商標です。
<レノボ・ジャパン ホームページ>
トップページ :https://www.lenovo.com/jp/ja
プレスリリース :https://www.lenovo.com/jp/ja/news
<レノボについて>
レノボ(HKSE:992/ADR:LNVGY)は、売上高700億米ドルの世界的なテクノロジー企業であり、Fortune Global 500の171位にランクされています。世界中で7万5000人の従業員を抱え、180市場で毎日数百万人の顧客にサービスを提供しています。レノボは、すべての人にスマートなテクノロジーを提供するというビジョン「Smarter Technology for All」を掲げ、世界有数のPCメーカーとしての成功を収めるだけでなく、ITインフラ、モバイル、ソリューション、サービスといった新たな成長分野へも進出しています。世界を変革するテクノロジーを提供することで世界中のあらゆる場所のすべての人のためのサステナブルで信頼できるデジタル化社会を創出します。詳しくは、 www.lenovo.com/jp/ja でご覧いただけます。