プロが教える「Apex Legends」のテクニックとは‥‥!?
実際にプロで活躍しているプレイヤーにインタビューを行い、人気バトロワゲーム『Apex Legends』において、初心者でも勝てるテクニックやTipsを教えてもらうコーナーがスタート。その第1回目となるゲストは、数多くのFPSで実力を発揮してトップ勢として君臨。選手だけではなくコーチとしても活躍しているSCARZのRumad選手です!
まず簡単な自己紹介をお願いします!
SCARZの『Apex Legends』部門に所属しているRumadです。自分はチーム内でオーダーの役割をしています。今はメンバーが足りないため休止状態になっていますが、キャラクターはジブラルタルを中心にプレイしています。
『Apex Legends』を始めたきっかけを教えていただけますか?
昔からバトルロイヤル系のゲームをプレイしていて、もっとスポーティというか爽快感のあるゲームをプレイしたいと思っていたときに『Apex Legends』が登場しました。このゲームは、音が気持ち良く爽快感溢れるゲームで、プレイしていて楽しいというところを評価して始めました。
バトルロイヤル系ゲームをはじめたきっかけを教えていただけますか?
最初にプレイしたバトロワ系ゲームは『H1Z1』でしたが、そのときはちょっと遊ぶ程度でした。本格的に触りはじめたのは、『PUBG』からです。ゲームはPlayStation3から始めたのですが、6年ほど経ってから自分でPCを購入して、それからは現在まで8年ほどPCでプレイしています。
普段の練習など、どんなスタイルでゲームをプレイしていますか?
エイムのウォーミングアップとエイム練習を含めて、だいたい1時間半から2時間ぐらいやってから、実際に『Apex Legends』を5時間から6時間、あるいはそれ以上プレイしていますね。
時間帯的には夕方から始めて夜になり、いったん中断して休憩を挟んで、深夜からスタートするという感じが多いですね。最近こそはなくなってきましたが、以前は朝方までプレイしていたこともありました(笑)。
初心者や中級者でランクが上がらないなど、伸び悩んでいる人も多いと思います。そうした人たちに向けてのアドバイスはございますか?
『Apex Legends』で勝つためには、人数有利が圧倒的な要素を占めています。敵や味方がダウンしているときに人数差が生まれるのはわかりやすいですが、それ以外の状況でも発生することがあります。
たとえば味方と離れたところにいると、部分的に人数の有利・不利が生まれてしまいます。そのため、できる限り味方の近くにいるほうがいいですね。開けているところでも、お互いに射線が通る位置をキープし続けることを、初心者・中級者は意識した方がいいですね。
少なくとも、ピッタリ3人くっついて行動することで、ほぼ人数不利な状況になることはありません。3人で固まりきることがすごく重要ですね。これはアマチュアに限った話ではなく、プロでも当てはまります。
よくあるダメな状況としては、建物の中で戦闘が発生したときに、ほかのFPSではよくある裏取りであったり挟み込みであったりといったプレイは、『Apex Legends』というゲームにおいては悪手です。
どちらかに敵が動いたときに、先ほどお話しした部分的な人数不利が生まれてしまいます。相手がそのまま残ってくれて、動かずに戦闘してくれればたしかに挟み込みもいいのですが、多少どちらかに動きます。そのため、理想的な挟み込みはほぼおこらないので、そのリスクを取るよりは味方で固まって移動した方が、敵の人数不利を付くことが出来る可能性があります。
なによりも、自分たちの3人分の体力と3人分の火力をフルに使えます。そのため、初心者や中級者のみならず、固まって行動することが非常に重要ですね。
ほかのFPSでは、出会った瞬間0.2~3秒で倒したり倒されたりといったことがよくありますが、『Apex Legends』は体力が多いためそれはあり得ません。どうしても相手を倒すのに、最低2秒近くは掛かってしまうゲームです。
敵と出会った瞬間に人数有利が出来ていると、そこで出せるダメージ量とHPは覆すことができません。それが『Apex Legends』では、とくに顕著にでますね。
『Apex Legends』で勝つためにはどんなことが必要でしょうか?
自分たちが取りたいと考えているポジションは、他のチームにとっても取りたいポジションです。そのため、自分たちがやっていることが、他のチームにとって得することにならないか気を付ける必要がありますね。
今シーズンで特にオススメの武器やキャラクターがいたら教えていただけますか?
今シーズンに限った話ではありませんが、ジブラルタルは変わらずにずっと重要なキャラクターになっています。先日、自分が解説を務めた『Apex Legends』のオフライン大会「SCARZ CUP powered by LEGION」でもそうでしたが、ジブラルタルのピック率はほぼ100パーセントに近い状況でした。
ジブラルタルがいないと、敵に攻撃が通らずに一方的に撃たれてしまいます。そのため、自分は必須だと考えています。高ランク帯や大会に臨むのであれば、ジブラルタルは必ずチームにひとりはいなければいけないものとなっています。
ジブの構成になってくると、超近距離のドームファイトが発生します。ドームの外に出たり入ったりということが起こるので、瞬間火力が出せるショットガンも扱えるようにしておいたほうがいいですね。今のメタでいうと、「EVA-8」と「マスティフ」のふたつは必ず使えるようにしておいたほうが、ドームファイトでダメージが出しやすくなります。
あとは、アサルトライフル(AR)の運用をうまくなるといいですね。最近、SMGがどんどん弱体化されている傾向にありますが、アサルトライフルにはほぼそれがありません。一番瞬間火力が出せるSMGと比較しても、さほど瞬間火力の差はありません。しかし、総ダメージ量は200以上差があるので、アサルトライフルを扱えるようにしたほうが要求されるエイムのレベルが、SMGよりは少し下がります。
とくに「フラットライン」や「スピットファイア」は扱えるようにしておいたほうが、初心者~中級者は、外してどうしようもなくなったという状況は起きにくいかなと思います。
使用している機材についてこだわりはありますか?
最近マウスを新調してワイヤレスにしました。とにかくパソコンに負荷をかけたくなくて、自分のポテンシャルを一番引き出せるものを選んでいます。あまり良くないデバイスだと、操作してからプレイがゲーム内に反映されるまでにラグがあり、それが不快に感じるようになります。そのため、デバイスもできる限り遅延が少ないものを探して選んでいますね。
デスクトップPCは4台持っているのですが、1台は小型のPCです。最近動画制作に力を入れてまして、いつでもどこでも編集ができるマシンの購入を検討しているところです。先ほども触れた、オフライン大会「SCARZ CUP powered by LEGION」の中でも紹介されていましたが、ゲームも動画編集もできるLEGIONの軽量ゲーミングノートPC『Lenovo Legion Slim 750i』は欲しくなりましたね(笑)。
『Apex Legends』をプレイする上で、デバイス以外でこだわっているポイント教えていただけますか?
最近は、体の使い方に気を付けるようにしています。具体的には、マウスの持ち方であったりマウスを動かしたりするときの理にかなった動きなどです。『Apex Legends』では、常に弾を敵に当て続けなければいけません。横に移動しながら弾を撃つ「レレレ撃ち」など、横への動きが激しいので、どうしてもロスしてしまう弾丸が多くなります。理論上はそれを極限まで少なくしていけば、有利になります。
『Apex Legends』は戦闘時間が長く、他のチームもいっぱい参加しており、敵同士が戦って傷つけあっているときに「漁夫の利」が狙えます。そのため、可能な限り戦闘時間を短くした方が他のチームが介入してくる隙が発生しにくくなります。とにかく戦闘を早く終わらせられるようにできることは、かなりやっていますね。
フィジカルな部分は普段から筋トレなどをしているのか、それともゲームの中で培っていくものなのでしょうか?
あまり熱心に筋トレはおこなっていませんが(笑)。対戦中に身につけていくものもありますが、力の伝わりやすい持ち方や余分な力を入れなくてもしっかり固定できるやりかたを意識しています。マウスは、弧を描きながら動かしても、実際に画面上の動きは直線です。体の構造的にも、弧を描いた方が理にかなっているため、どんな状況でも弧を描く動きを意識しています。
そういう、ゲームと自分の身体両方に理にかなった動きを突き詰めていますね。野球でも最近「4スタンス理論」というのが取り入れられています。自分がどちらの方に向けた方が力を入れることができるのか、あるいは裏返したほうが力を入れることができるのかということは、人によってそれぞれ異なります。
ゲームであったら、内側に手首の角度を付けた方が狙いやすい人と、小指側に倒したほうが狙いやすい人がいます。それらも人によって違うので、自分にはどのスタイルが合うのか探していくのも重要ですね。
最後に、この記事を読んでいるファンに向けてメッセージをお願いします!
チームワークが非常に重要なゲームなので、合わせてあげることが重要になります。コミュニケーションもそうですが、他の仲間の行動を放っておかずに全員でやることを意識することが『Apex Legends』を状態するための、最初の1歩になります。そのため、常に3人で一緒に戦っていることを意識して上達していってほしいですね。
本日はありがとうございました!
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