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2020 年、Intel は、ゲーム PC およびワークステーションに最適な最初の第 10 世代 Intel® Core™ H シリーズ・ノートパソコン向けプロセッサーを発売しました。高速な統合型 Wi-Fi サポートと新しい最適化ツールを備えた、モバイル CPU の新しいファミリーの登場です。理論速度に関して、Intel は「最速のモバイル・プロセッサー」として、最大ターボ周波数 5.3 GHz のハイエンド Core i9-10980HK チップを発表しました。1,2
そのほぼ直後に、Lenovo をはじめ他の主要な PC メーカーは、第 10 世代 Core プロセッサー・ノートパソコンを発表しました。これらのノートパソコンは、ゲーマー、コンテンツ作成者、オフィス業務に携わるプロフェッショナル向けに新しい機能と能力を提供するものでした。新しい第 10 世代モバイル CPU により、Intel はあらゆるユーザーのニーズに対応したのです。
Intel Core H シリーズ CPU のラインナップ全体で、主流の Core i5 から先進的な Core i7 や Core i9 までの第 10 世代のアップデートが見られました。Intel は、U シリーズおよび Y シリーズ・チップ (主流の消費者向けノートパソコンおよび薄型軽量モデル用) への第 10 世代のアップデートも発表しました。また、アップデートは続けて行われます。新しいプロセッサーの世代が数年ごとに登場し、重複することもよくあります。ただ、各世代の中で、各チップの新バージョンや改良版がしばらくの間リリースされ続けます。
Lenovo では、第 10世代 Intel モバイル・プロセッサーを搭載したノートパソコンをラインナップ全体で展開しています。
モバイル・ビジネスのプロ、激しい競争が繰り広げる PC ゲーム・プレーヤー、4K ビデオ・エディターをなど、あらゆるユーザーのニーズに合わせ、第10世代 Intel Core モバイル・プロセッサーを搭載した Lenovo の新しいノートパソコンをご用意しています。アップグレードするなら、今がチャンスです。
Intel は、第 10 世代の H シリーズ・ノートパソコン用 CPU が 5 GHz を突破したことを誇りをもって宣伝しています。これは、大きな出来事です。これまで、5 GHz 以上の周波数は、モバイル PC の限られたスペース内で動作するチップでは実現不可能と考えられていました。しかし、こうしたワンランク上のチップの特長は速度だけではありません。H シリーズには、システムの性能を最大限に引き出すため、さらなるパフォーマンス機能が搭載されています。
また Intel は、200 社以上の独立系ソフトウェア・ベンダー (ISV) と協力することで、新しい第 10 世代 Core ノートパソコンを、現在最も人気のあるソフトウェアに対応させています。エンジニアリング・プログラムやデザイン・プログラム、ビジネス・ツール、AAA ビデオ・ゲームまで、第 10 世代 Intel ノートパソコン CPU (i3 から i9) なら扱うことができます。
Lenovo は、Intel の第 10 世代モバイル CPU をあらゆるユーザーが楽しめるものにしました。ゲーマーの方向けには高速ターボ・スピードとフレーム・レート機能、コンテンツ作成者向けには新しいメモリーと接続オプションなどをご用意しています。新機能はこれだけではありません。
第10世代 Intel Core H シリーズ・ノートパソコン・プロセッサーの主な機能の詳細については、表 1 をご覧ください。**
表 1: 第 10 世代 Intel Core H シリーズ・ノートパソコン向けプロセッサー – 機能とメリット
機能 | メリット |
---|---|
Intel® ターボ・ブースト 2.0 |
指定された制限値以下での動作時には、温度や電力の余裕を利用して、必要に応じてプロセッサーの動作周波数を引き上げます。 |
Intel® ハイパースレッド |
1 つの物理コア内の 2 つのスレッドで処理を行います。それにより、高度にスレッド化対応されたアプリケーションなら、より多くの作業を並列処理でき、より速く作業が完了します。 |
Intel® Smart Cache |
ワークロードに基づいて共有キャッシュを各プロセッサー・コアに動的に割り当てることで、レイテンシーを減少させ、パフォーマンスの改善を行います。 |
統合メモリー・コントローラー |
効率的なプリフェッチ・アルゴリズムと低レイテンシー、高度なメモリー帯域幅によって、卓越したメモリー読み出し/書き込みパフォーマンスを実現しています。 |
Intel® UHD グラフィックス |
今日の最も要求の厳しいビデオ・ゲームのプレイ、写真の細部の表示/編集、4K UHD ビデオの並外れた鮮明度を実現します。 |
Intel® クイック・シンク・ビデオ |
優れたビデオ会議機能を提供し、ビデオの変換、編集、オーサリング、オンライン共有の高速化を実現します。 |
プロセッサー・コア/メモリー/グラフィックスのオーバークロッキング4 |
プロセッサー・コア、グラフィックス、メモリーの仕様を超える周波数で動作させるように設定できます (一部のチップセット SKU とアンロック対応 CPU を組み合わせる場合のみ)。5 |
PCI Express 3.0 インターフェース |
最大 16 レーンで周辺機器への高速アクセスを可能にする最大 8GT/s を実現します。6 レーンは、マザーボードの設計に合わせて、1x16、2x8、または 1x8 と 2x4 の構成が可能です。 |
Intel® Optane™ メモリーをサポート |
スマート・メモリー技術で PC の応答性を加速し、よく使うドキュメント、ビデオ、アプリケーションなどに素早くアクセスできます。また、次回の電源投入時にそのアクセスが記憶されています。 |
Intel® パワー・オプティマイザーおよびプロセッサーの C-State |
パワー・オプティマイザーは、プラットフォーム全体のシリコン・スリープ状態の時間を増やし、電力の浪費を低減します。プロセッサー C-State (C8 ~ C10) は低アイドル電力を実現します。 |
Intel® バーチャライゼーション |
1 つのハードウェア・プラットフォームが複数の仮想プラットフォームとして機能します。アクティビティを個別のパーティションに分離することで、ダウンタイムの削減と生産性の維持を実現します。 |
Intel® BIOS ガード |
既存のチップセットベースの BIOS フラッシュ・ストレージ保護機能を強化し、今日の新たな脅威に対応するとともに、BIOS フラッシュを不正な改変から保護し、攻撃を受けた後の BIOS の復元をサポートします。 |
Intel® ブート・ガード |
ハードウェア・ベースのブート整合性保護機能です。システム機能にとって重要なブート・ブロックのソフトウェアやマルウェアによる乗っ取りを阻止し、プラットフォーム・セキュリティーのレベルをさらに高めます。 |
Intel® OS ガード |
OS カーネルを保護するハードウェア・ベースのセキュリティー機能です。OS ガードは、ユーザー・モード・ページとしてマークされたメモリー領域に位置する悪質なデータや攻撃コードを使用した OS カーネルの乗っ取りや不正アクセスを阻止します。 |
Intel® Identity Protection |
オンライン・トランザクションにおけるワンタイム・パスワード (OTP) の資格証明情報と公開鍵基盤 (PKI) 証明書を保護し、暗号化された 2 要素認証層を追加します。 |
* 表 1 は、リリース予定である最初の第 10 世代 Intel Core モバイル・プロセッサーについて公表されている機能です。一部の機能は、すべての第 10 世代 Intel モバイル CPU で使用できるわけではありません。また、すべての第 10 世代 Intel モバイル CPU が Lenovo のノートパソコン・システムに採用されているわけではありません。ご購入前に、検討するシステムの仕様や性能の目安を必ず確認してください。
インテルの第 10 世代の拡張機能は、Core モバイル・プロセッサー・ファミリー全体を対象としています。仕事やホーム・オフィス用には Core i5 ベースのモデルを、本格的な数値計算やゲーム用には高度な Core i7 や Core i9 のシステムをご用意しています。
リリース予定の最初の第 10 世代 Intel Core H シリーズ・ノートパソコン用 CPU の比較については、表 2 を参照してください。**
表 2: 第 10 世代 Intel Core H シリーズ・ノートパソコン用プロセッサー – 比較7
機能 | 第 10 世代 Intel Core i9 |
第 10 世代 Intel Core i7 |
第 10 世代 Intel Core i5 |
---|---|---|---|
最大プロセッサー周波数 |
最大 5.3 GHz |
最大 5.1 GHz |
最大 4.6 GHz |
プロセッサー・コア/スレッドの数 |
8/16 |
6/12 ~ 8/16 |
4/8 |
Intel® ターボ・ブースト・テクノロジー 2.0 |
あり |
あり |
あり |
Intel® ターボ・ブースト・マックス・テクノロジー 3.0 |
あり |
あり |
なし |
Intel® ハイパースレッド・テクノロジー |
あり |
あり |
あり |
Intel® Smart Cache サイズ |
16 MB |
12-16 MB |
8 MB |
メモリー・タイプのサポート |
DDR4-2933 |
DDR4-2933 |
DDR4-2933 |
メモリー・チャネルの数 |
2 |
2 |
2 |
Intel® UHD グラフィックス |
あり |
あり |
あり |
グラフィックス動的周波数 |
最大 1250 MHz |
最大 1200 MHz |
最大 1100 MHz |
Intel® クイック・シンク・ビデオ |
あり |
あり |
あり |
CPU/グラフィックス/メモリーのオーバーロッキング4 |
あり |
一部 |
なし |
Intel® Optane™ メモリーをサポート |
あり |
あり (i7-10850H) |
あり |
Intel® バーチャライゼーション |
あり |
あり |
あり |
Intel® Thermal Velocity Boost |
あり |
あり |
なし |
Intel® BIOS ガード |
あり |
あり |
あり |
Intel® ブート・ガード |
あり |
あり |
あり |
Intel® OS ガード |
あり |
あり |
あり |
Intel® Identity Protection |
あり |
あり |
あり |
** 世代別のプロセッサー仕様のリストは、どれもその時点での仕様を表したものです。世代別のプロセッサー仕様のリストは、どれもその時点での仕様を表したものです。表 2 は、Intel がリリースした最初の第 10 世代モバイル・プロセッサーに関して正確なものです。システムをご購入される前に、正確な構成と性能の目安を必ずご確認ください。
新しいモバイル PC をお探しですか?Intel の最新のプロセッサー・テクノロジーをお求めなら、第 10 世代の Intel Core プロセッサーを搭載したノートパソコンをおすすめします。ThinkPad ビジネス・モデル、Yoga 2-in-1、IdeaPad ウルトラポータブルから Lenovo Legion ゲーミング・システムおよびモバイル・ワークステーションまで、Lenovo のあらゆるトップ・ノートパソコン・ブランドに搭載されています。
1 パフォーマンス・テストで使用されるソフトウェアとワークロードは、Intel マイクロプロセッサーでのみパフォーマンスが最適化されている可能性があります。SYSmark や MobileMark などのパフォーマンス・テストは、特定のコンピューター・システム、コンポーネント、ソフトウェア、操作、機能を使用して測定されます。これらの要因のいずれかが変化すると、結果が異なる可能性があります。他の製品と組み合わせた場合のパフォーマンスを含め、ご購入を検討される際には、他の情報やパフォーマンス・テストも参考にされることをおすすめします。詳細情報は、www.intel.com/benchmarks をご覧ください。
2 2020 年 4 月時点で販売されている他のすべてのモバイル製品を上回る、Intel® Core™ i9-10980HK にて達成可能な最大ターボ周波数 5.3 GHz をベースにしています。これには、Intel® Thermal Velocity Boost の使用が含まれます。ユーザー・エクスペリエンスはワークロードによって異なります。
3 Intel® Intel® Wi-Fi 6 (Gig+) 製品は、オプションで 160 MHz のチャネルをサポートしています。一般的な 2x2 802.11 AX PC Wi-Fi 製品で最速の理論上の最大速度 (2402 Mbps) を実現しています。プレミアム Intel® Wi-Fi 6 (Gig+) 製品は、必須要件である 80 MHz チャネルのみをサポートする標準的な 2x2 (1201 Mbps) または 1x1 (600 Mbps) の 802.11 AX PC Wi-Fi 製品と比較して、2 ~ 4 倍の最大理論速度を実現します。
4 クロック周波数や電圧を変更すると、プロセッサーやその他のシステム・コンポーネントの損傷、耐用年数の短縮、システムの安定性や性能の低下を招くことがあります。プロセッサーが仕様を超えて動作している場合、製品保証が適用されないことがあります。詳細情報については、システムおよびコンポーネントのメーカーにご確認ください。
5 Intel® Thermal Velocity Boost (Intel® TVB) による効果を含みます。プロセッサーが最大温度以下で動作しているかどうか、ターボ・パワー・バジェットが利用可能かどうかに基づいて、シングルコアおよびマルチコアの Intel® ターボ・ブースト・テクノロジーの周波数よりもクロック周波数をオポチュニスティックかつ自動的に上昇させるものです。周波数の上昇と持続時間は、作業負荷、プロセッサーの性能、プロセッサーの冷却ソリューションによって異なります。
6 実際に使用できるレーン数は、プロセッサーの数やシステム構成によって異なることがあります。詳細については、対象となるプロセッサー番号に対応する仕様を参照するか、システム・ベンダーにお問い合わせください。
7 Intel のテクノロジーは、有効なハードウェア、ソフトウェア、またはサービスのアクティベーションを必要とすることがあります。パフォーマンスはシステム構成によって異なります。絶対に安全なコンピューター・システムはありません。
システムのメーカーまたは販売店に確認するか、www.intel.com で詳細をご覧ください。Intel、Intel Core、Intel Optane、Intel Xeon、および Intel Adaptix は、米国および/またはその他の国における Intel Corporation またはその子会社の商標です。