目 次
小学生にパソコンが必要となった理由とは?
年々、小学生がパソコンを使う機会が増えていますが、どのようなときに使用しているのでしょうか。
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オンライン授業のため
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、多くの小学校が長期間の休校を余儀なくされました。一部の自治体では Web 会議システムや YouTube を活用して「オンライン授業」を実施しましたが、休校解除後もオンライン授業に備える動きは加速しています。
オンライン授業では文字や画像が見やすい画面サイズが求められるため、画面が小さいスマートフォンよりもパソコンのほうが効率的に学習できます。
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「プログラミング教育」
必修化のため新しい学習指導要領では、算数や理科を中心として各教科に「プログラミング教育」が盛り込まれています。論理的な思考の育成と、コンピューターを活用する力を付けることが主な目的です。
学校でのプログラミング教育では、貸与される学習用端末を使用しますが、端末の持ち帰りが実現できない学校も少なくありません。自宅にパソコンを用意することで、学校で勉強したことを復習・予習ができるでしょう。
小学生がパソコンで得られる学習効果
「小学生にパソコンを与えるなんて早い」と思っている方もいるでしょう。しかし、パソコンなどの情報端末を使った学習が取り入られるようになった状況を考えると、パソコンの有無が家庭での学習効率を左右することになるのです。
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効果 1:
思考力や想像力が鍛えられる小学校でプログラミング教育を行う目的のひとつに、論理的な思考を育むことが挙げられます。人生のさまざまな課題に対して、筋道を立てながら解決する力をパソコンを通して身につけることが目的です。さらに、文章を作ったり絵を描いたりすることを通して、想像力も育むことができます。
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効果 2:
早いうちから専門スキルに触れられる社会に出ると文章を作ったり絵を描いたり動画を編集したりするなど、パソコンを使用する機会が多くなります。パソコンの操作スキルは現代社会において必須といえるでしょう。小学生のうちから慣れ親しむことでスキルが磨かれ、それを生かすチャンスも広がります。
小学生がパソコンを使う際の注意点
有害な Web サイトを閲覧したり、長時間使用したりするというリスクがあるのも事実です。可能であれば、閲覧できるサイトを制限できるフィルタリングソフトや、時間などの条件で利用を制限できるセキュリティソフトの導入を検討するとよいでしょう。使い方について親子でルールを決めることも大切です。
小学生向けパソコンの選び方
小学生用のパソコンと大人が使用するパソコンは、一部違う視点で選ぶ必要があります。それでは、どのようなポイントに注目するとよいのでしょうか。
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リーズナブルなパソコンにする
子どもは好奇心が旺盛なため、飽きやすかったり直ぐにやりたいことが変わったりするものです。また、子どもは活発に動くので、パソコンを破損するリスクも考えられます。そのため、手頃な価格帯のモデルがおすすめです。
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キーボードは小さめにする
子どもの手には、パソコンのキーボードが大きすぎることがあります。たとえば、Enter キーや Backspace キーに指が届かないことも考えられます。正しいタイピングフォームを身につけるためも、小さめのキーボードを備えたモデルを選びましょう。
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目にやさしいディスプレイを選ぶ
パソコンで目を酷使すると、視力低下の懸念があります。極端に小さ過ぎない画面サイズを選ぶと共に、できるだけ発色の良いディスプレイを搭載したモデルがおすすめです。ブルーライトカット機能を備えたモデルもあります。
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軽いパソコンを選ぶ
1人で集中したいときは勉強机で、家族に話を聞きながら使用するときはリビングで…という具合に、いろいろな場所でパソコンを使用できると便利です。軽くてスリムなものを選ぶと、よりパソコンの使い勝手がよくなるでしょう。
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興味を持てるパソコンにする
好奇心が旺盛な子どもでも、パソコンに興味を示さない場合があります。しかし、タッチ操作やペン操作の機能があると、パソコンに興味を持ちはじめるかもしれません。キーボードが着脱できるタブレットパソコンや、ディスプレイ角度が自在に変えられる 2-in-1 パソコンを検討してみてもよいでしょう。
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目的に見合ったスペックにする
子ども向けのパソコンだからといってスペックが低すぎると、やりたいことができない可能性があります。価格だけではなく、ニーズに合ったスペックを備えているか確認することも大切です。