目 次
丈夫なノートブックを確認するポイント
ノートブックは持ち運ぶ機会の多いデバイスなので、ぶつけてしまったり、落としてしまったりすることがあります。そのため、ノートブックの丈夫さは重要なポイントになります。丈夫なノートブックを購入するために、確認しておくポイントを紹介します。
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耐久性能をチェックする
ノートブックがどれほど丈夫なのかは、そのモデルのWebサイトをチェックすると分かります。特に丈夫さをアピールポイントにしているノートブックであれば、どういったテストをしているのかを記載しています。
例えば、レノボのThinkPad T14 Gen 5であれば、製品紹介のページで米国国防総省の MIL-STD-810Hを採用していることが記載されています。MIL-STD-810Hは軍用装備品の耐久性を評価する試験規格で、過酷な条件化でも使用に耐えられるかどうかを検証します。ThinkPad T14 Gen 5はMIL-STD-810Hにより、極端な温度、圧力、湿度、振動などに耐えられることがWebサイトで分かるのです。
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使用している素材を確認する
ノートブックの丈夫さを判断するには、本体に使用している素材を確認する方法もあります。多くのノートブックは樹脂製ですが、頑丈なモデルでは金属やカーボンなどを使用していることがあります。例えば、アルミニウムやマグネシウム合金などの素材は衝撃に強く、ひび割れやゆがみなどからノートブックを守ります。
また、金属製のボディは一般的に軽量でありながら耐久性を兼ね備えているため、持ち運びの多い人には大きなメリットになるでしょう。出張や外出先でひんぱんにノートブックを使うのであれば、耐久性の高い素材で作られたノートブックがおすすめです。金属製のボディは高級感もあるため、デザイン的に優れていることも多いです。
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バッテリーの駆動時間を調べる
関係なさそうで関係あるのが、ノートブックのバッテリー駆動時間です。バッテリーが長時間持つノートブックであれば、電源ケーブルを一緒に持ち運ぶ必要がなくなります。それにより、ノートブックをバッグに収納しても電源ケーブルと接触することがなく、きずが付いてしまうリスクを減らせるのです。満員電車のような強い圧力がかかるような状況では、尖ったコンセントがノートブックに当たるリスクがあります。故障するほどのダメージはそうそう受けないでしょうが、せっかくのノートブックに消せないきずが残ってしまうので注意しましょう。
丈夫でも油断禁物!ノートブックを守る方法
どんなに丈夫なノートブックでも、適切な取り扱いをしないと破損のリスクがあります。ノートブックを安心して長く使うには、日常の扱い方に注意が必要です。ノートブックをより安全に使用するための、具体的な方法を紹介します。
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持ち運ぶ時は専用ケースに収納する
ノートブックを持ち運ぶ時は、専用ケースへの収納が有効です。特にパソコンメーカーが提供する専用ケースであれば、ノートブックの形状やサイズにぴったりと合うよう設計されているため、より安全に持ち運べるでしょう。また、専用ケースがないモデルでも、クッション性の高いケースを使用することで、落下や衝撃からノートブックを守ります。丈夫なノートブックでもしっかり保護することで、さらに長く安心して使用できるのです。
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丈夫なバッグを使って持ち運ぶ
専用ケースの使用も有効ですが、ノートブックを収納するバッグに丈夫なものを使用するのも効果的です。床にバッグを置いたりバッグをぶつけてしまったりなど、ノートブックが破損する状況にはさまざまなものがあります。こういった状況に対応できる、丈夫なバッグを選びましょう。
クッション性の高いパッドや頑丈な素材を使用したバッグを選ぶことで、ノートブックをより安全に保護できます。底や角が強化されているバッグを選ぶと、落下や衝撃によるダメージをさらに軽減できるでしょう。
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充実したメーカー保証を選択する
丈夫なノートブックを選ぶことが重要ですが、万が一のトラブルに備えて、充実したメーカー保証を選ぶことも忘れてはいけません。多くのメーカーは標準保証に加え、保証期間の延長や、より手厚い保証内容にアップグレードできるオプションを用意しています。これにより、予期せぬ故障や破損があったとしても、修理や交換などの対応を受けられるのです。特にひんぱんにノートブックを持ち運ぶ人は、対応範囲の広い保証プランへの変更を検討しましょう。
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狭いテーブルなどで使用しない
快適な環境だとリラックスできるため、スムーズに作業を進められるでしょう。落ち着いたカフェなどは、作業をするにはうってつけの場所です。しかし、カフェの狭いテーブルで使用すると、うっかり手が当たってノートブックを落としてしまうおそれがあります。また、飲み物を倒して、キーボードを故障させてしまうこともあるでしょう。
作業環境の快適さは大事ですが、できるだけ広くて安定したテーブルでノートブックを使用するよう心がけて下さい。
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パソコンの天板に保護シートを貼る
ノートブックを美しい状態で長く使い続けるのであれば、天板に保護シートを貼るのも良いでしょう。どんなに丈夫なノートブックでも、使用中に他のものと接触してしまうときずが付いてしまうことがあります。しかし、保護シートを貼ることで、ぶつかった時に天板へきずが付くリスクを抑えられるのです。
ひんぱんに持ち運ぶ人や、バッグにノートブック以外のものも収納する人であれば、保護シートは大きな効果を発揮するでしょう。
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ディスプレイに画面保護シートを貼る
どんなに丈夫なノートブックでも、ディスプレイまでは丈夫になりません。ディスプレイに尖ったものが当たると、簡単にきずが付いてしまいます。ディスプレイにきずが付くと画面が見えにくくなり、使い勝手が悪化するためできるだけ避けましょう。ノートブックのディスプレイの保護には、画面保護シートが効果的です。ディスプレイそのものへのきずを防ぐだけでなく、画面保護シートによっては光の反射を抑えたり、覗き見防止機能が付いていたりとより使いやすくなるものもあります。
丈夫なノートブックを購入する時の注意点
ノートブックが丈夫であれば持ち運ぶ時の不安が減り、安心感が大幅に向上します。しかし、丈夫なノートブックは、全てを解決してくれるわけではありません。丈夫なノートブックを購入する時に押さえておきたい、いくつかの注意点を紹介します。
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耐久性が高いモデルは価格も高い
一般的なノートブックよりも、耐久性が高くなっているため、それだけ価格が高くなることに注意しましょう。特に軍用規格をクリアしているようなモデルや、頑丈な金属製ボディを採用しているモデルは、性能が同程度の他のノートブックと比較しても価格が高くなっています。耐久性そのものに価値があるのです。
その結果、予算内で購入できるノートブックの選択肢が限られてしまい、スペックがやや低いモデルを選ばざるを得ないこともあるでしょう。
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持ち運ばなければ
丈夫でなくても大丈夫ノートブックを購入する時は、どれだけ持ち運ぶ機会があるのかを考えておきましょう。もし、主に自宅で使用する予定で、外へ持ち運ぶ機会がほとんどないのであれば、極端に丈夫なノートブックを選ぶ必要はありません。自宅で使用するのであれば移動中の衝撃や落下のリスクが少ないため、標準的なノートブックの耐久性でも十分なのです。めったに起こらないノートブックの落下対策に費用をかけるより、スペックを高める方が良いでしょう。
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落下・圧力で故障することはある
どんなに丈夫なノートブックでも、絶対に壊れないわけではありません。高い場所から落としたり、誤って上に座ってしまったりすると、丈夫なノートブックでも故障してしまうことがあるでしょう。丈夫だからといって、全てのリスクを克服できるわけではないのです。
丈夫なノートブックだからと投げるように置くなど乱暴な扱いはせず、ていねいに取り扱うよう心がけましょう。ノートブックの丈夫さは、いざという時のためのものなのです。
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極端な暑さ・寒さには弱いことも…
丈夫なノートブックには、さまざまな種類があります。中には衝撃には強くても、暑さや寒さに弱いノートブックもあるので注意しましょう。特に極端に暑い場所や寒い場所での使用は注意が必要です。暑い環境では内部の部品が過熱し、故障の原因になることがあります。そして寒い場所では、バッテリーの性能が低下したり、結露の発生で内部の部品にダメージを与えたりすることも考えられます。温度変化の激しい場所でのノートブックの使用は、特に注意する必要があるでしょう。
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重い・大きいは
落とすリスクがアップノートブック選びでは重量やサイズも重要なポイントです。重くてサイズの大きなノートブックは長時間の持ち運びでストレスを感じ、取り扱いが不安定になってしまうことがあるのです。さらに重いバッグを持ち歩くことで疲労がたまり、うっかり手を滑らせるといったミスも起きやすくなります。結果、落下で破損するリスクが生じます。
持ち運びの頻度が高い場合は、重量やサイズをよく調べて、無理なく扱えるノートブックを選びましょう。
丈夫さだけじゃない、ノートブック選びのポイント
丈夫さを重視していたとしても、ノートブックを選ぶ時は他のポイントにも注目することが大切です。ノートブックのスペックなどが自分に合っていなければ、どんなに丈夫でも後悔するかもしれません。ノートブック選びでチェックしておきたいポイントを見ていきましょう。
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基本スペックは必ずチェックする
ノートブックを使っている時の快適さは、スペックによって決まります。快適さに影響を与える要素には、CPU、メモリー、ストレージがあります。ノートブックを選ぶ時は、この3つのポイントを押さえておくことが大切です。
CPUはプログラムなどの処理を行うパーツで、ノートブックの基本的な性能を決定します。書類作成やWebサイトの閲覧、動画視聴などの一般的な用途であれば、インテルのCore i3、AMDのRyzen 3が目安です。
メモリーは一時的なデータの保管場所となるパーツで、容量が大きければノートブックがそれだけ快適に動作します。複数のソフトウエアを起動するような使い方であれば、16GB以上が目安です。ストレージはデータを保存するパーツで、ソフトウエアのインストール、データの保存などに使用します。一般的な用途であれば256GBで十分ですが、写真や動画などを大量に保存するなら512GB以上はほしいところです。
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ディスプレイのサイズ、
重量は重要ポイントノートブックの使いやすさは、性能だけで決まりません。ディスプレイのサイズ、重量も重要なポイントです。ディスプレイのサイズは見やすさ、作業のしやすさに影響します。大きければ見やすくなるものの、それだけ重く、持ち運びにくくなります。しかし、ディスプレイのサイズが小さいと持ち運びやすくはなるものの、見にくくて作業がしにくくなってしまいます。使いやすさ、持ち運びやすさのバランスが重要です。
主に作業を行う場所、持ち運ぶ頻度の多さなどをもとに検討し、自分にとっての最適なディスプレイのサイズ、重量を決めましょう。持ち運びやすさ重視なら13インチ前後、使いやすさ重視なら15インチ前後が目安です。また、重量は持ち運ぶ機会が多ければ1.5kg以下がおすすめです。
レノボなら丈夫なノートブックも手に入る!
レノボは丈夫で信頼性の高いノートブックを、豊富に取りそろえています。しかもカスタマイズができるため、自分の用途に合ったスペックのノートブックを手に入れられるのです。耐久性の高い、レノボのおすすめのノートブックを紹介します。
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カスタマイズと
豊富なランナップがポイントレノボの通販サイトはさまざまなニーズに対応できる、豊富なラインナップが魅力です。特に丈夫なノートブックを求める人にとって、複数のモデルの中から選べるレノボは理想的なパソコンメーカーといえるでしょう。
さらに一部のモデルでは、購入時に自分の用途に合わせたカスタマイズが可能です。例えば、メモリーやストレージの容量を増やしたり、より高性能なCPUを選択したりが可能なので、自分にぴったりのノートブックを手に入れられます。丈夫さだけでなく、性能面でも妥協しない選び方ができるのです。
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ThinkPad T14 Gen 5
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ThinkPad X13 Gen 5