目 次
パソコン選びの基礎知識【スペック】
パソコン選びの前に、まずは基本的なスペックについて知りましょう。パソコンを使って何をするのかはっきりさせたうえで必要なスペックを確認します。プリンターなどの周辺機器使用の有無、LAN 接続するのかなども把握しておいたほうがよいでしょう。
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OS を確認
パソコンのベースとなるソフトが OS (オペレーティングシステム) です。選ぶ OS によって操作性や文字の見え方が変わります。自分にとって使い心地がよい OS を選びましょう。代表的な OS は以下のとおりです。 ・Windows OS:Microsoft が提供する OS。世界でもっとも高いシェアを誇る。 ・Mac OS:Apple 社 が提供する OS。クリエイティブ用途で使い勝手がよい傾向 ・Chrome OS:Google 社 が提供する OS。軽量で低価格、Office 互換性ソフトがある。
これから新しくパソコンを購入するなら、幅広い汎用性とシェア率の高さを持つ Windows OS がおすすめです。
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CPU 性能を確認
CPU とはパソコンの性能を左右する頭脳であり、価格に大きく影響するパーツのひとつです。ブランド、グレード、そしてその世代を見て選択します。主流のブランドとシリーズ は以下になります。 ・Intel® 社の Core™ シリーズ ・AMD 社の Ryzen™ シリーズ
CPU の性能は型番でも確認可能です。たとえば「Intel® Core™ i9 10850K」であれば、以下のような意味を表しています。 ・Intel®:ブランド名 ・Core™:シリーズ名 ・i9:グレード ・10:世代 ・850K:型番
グレードは数字が大きいほど高性能で、世代は数字が大きいほど発売時期が新しくなります。
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GPU の必要性を確認
パソコンがディスプレイに映像を映し出す機能は GPU というパーツが担っています。グラフィックボードやビデオカードとも呼ばれるものです。特に長時間高画質な動画編集をしたり、4K の視聴や FPS/TPS ゲームなどのオンラインゲームを楽しんだりする目的の方はこだわって選択します。
ビジネス用途、動画再生や簡単な映像編集までの一般的な使い方をするのであれば、パソコンに内蔵されている GPU で十分満足できるでしょう。ゲーミング用パソコンなどには、最初からグレードの高いグラフィックボードが搭載されている傾向があります。
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メモリ容量を確認
メモリの容量が多いほどソフトを複数同時に処理するマルチタスクが可能になります。容量が大きければ、その分重いファイルやソフトを使った作業も滞ることなく動作しやすくなるので、用途によっては容量のあるメモリを選択するとよいでしょう。
普段使いするのであれば 4 GB~8 GB で十分動作します。後述しますが、メモリの推奨容量は用途によって大きく異なります。パソコンを扱っていて動作が鈍い、快適さがないなどメモリの不足を感じたら後から増設することも可能です。ただしパソコンの内部に増設メモリを入れるだけの十分な空間がある場合に限ります。
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ストレージ容量を確認
ストレージとはデータを保存しておく記憶 (保存) しておく場所のことです。ストレージの種類には HDD (ハードディスクドライブ)、SSD (ソリッドステートドライブ) があります。
HDD SSD 価格 比較的安い 高価 耐久性 衝撃に弱い 衝撃に比較的強い 重量とサイズ 重く大きめ 軽くて小さい 読み書き速度 普通 速い 消費電力 大きい 小さい SSD は消費電力が少なく小型であることから、近年のノートブックに多く採用されています。
HDD は安価で大容量の保存が可能な点が大きなメリットです。SSD と HDD 両方を搭載したモデルも人気があります。
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外部インターフェイスを確認
パソコンと周辺機器のハードウェアをつなぐ際に外部インターフェイスが必要になります。パソコン周りで使用される代表的なインターフェイスは USB でしょう。マウスやキーボードはもちろん、USB メモリ、外付け HDD・SSD、プリンターなどインターフェイス接続が必要な機器は多岐に渡ります。
無線 LAN 、有線 LAN も重要なインターフェイスのひとつで、事前に確認しておく必要があるもののひとつでしょう。固定して使う場合は有線のほうがよいですし、持ち運ぶノートブックなら無線は必須になります。
パソコンを購入する際には搭載されているインターフェイスの数やその端子の型の確認も大切です。
パソコンの選び方【用途別】
こちらではパソコンの用途別推奨スペックを紹介します。家庭用なのかビジネス用として外出先でも使うのか、用途によって選ぶモデルは変わります。また、現状だけではなく将来的にパソコンで何をしたいのかまでよく考えて選びましょう。
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初心者や家庭用として使う場合
インターネット閲覧やメールの送受信、動画視聴などの用途が中心の方。パソコン初心者など主に家庭向けとして使う場合は、価格の安さで選んでもよいでしょう。
最近の PC は低価格かつ高クオリティの製品が揃っています。子ども用の 1 台として選ぶ方も多いです。家庭用パソコンのスペック目安は以下のとおりです。 ・CPU:Intel® Core™ i3、AMD Ryzen™ 3 以上 ・メモリ:4 GB~16 GB ・ストレージ:256~512 GB HDD/SSD
ストレージは動作速度を優先するなら SSD を、写真・動画などのデータをたくさん保存するなら大容量 HDD を選びましょう。
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大学生やビジネス用として使う場合
Windows には Home と Pro という 2 つのエディションがあります。大きな違いは、Pro はリモートデスクトップ操作ができることです。ネットワークを使って遠隔操作が可能で、社外から社内 PC にアクセスして操作ができます。
近年テレワークやリモート授業が一般的になり、家庭や外出先でパソコンを扱う方が増えました。必ずしもセキュリティの強固ではない環境で仕事を進めることもあるため、ビジネス用の場合はパソコン自体のセキュリティが堅牢であることを重視しましょう。リモート操作が可能な Windows Pro の選択がおすすめです。
ビジネスや学生向けの目安スペック ・CPU:Intel® Core™ i5、AMD Ryzen™ 5 以上 ・ストレージ:SSD 512 GB ・メモリ:8 GB ・ソフト:Office 搭載がおすすめ ・その他:無線 LAN 、セキュリティ重視
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ゲームや動画編集用として使う場合
PC ゲームや動画編集などクリエイティブな作業をする場合は、高性能 GPU 搭載モデルを選択します。特にこだわる方は、グラフィックボードだけはカスタムして性能のよいものを搭載することも多いです。ハイスペックになればそれだけ価格も上がることは念頭に置いておきましょう。
PC ゲーム、オンラインゲーム向け目安スペック ・CPU:Core™ i7、AMD Ryzen™ 7 以上 ・メモリ:16 GB 以上 ・ストレージ:SSD 256 GB 以上+HDD 1 TB ・その他:ビデオチップ搭載、独立 GPU など
高画質動画編集向け目安スペック ・CPU:Intel® Core™ i5、AMD Ryzen™ 5 以上 ・メモリ:8 GB 以上 ・ストレージ:SSD 152 GB 以上+HDD 1 TB
後悔したくない!ノートブック購入時のポイント
せっかくパソコンを新調するなら後悔する買い物にはしたくないです。ライフスタイルは人それぞれ。自分がパソコンを使うシーンをシミュレーションしてみると分かりやすいです。画面サイズは適正か、移動先で充電が十分持つのかなど考えながら選びましょう。
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バッテリーの駆動時間で選ぶ
外出先での使用が多いノートブックパソコンはバッテリーの駆動時間も重要です。外勤が多かったり、学生の場合は学校に持ち運んで利用したりと充電ができない環境があるなら、目安としてフル充電で 8 時間以上駆動可能なバッテリーであれば安心できます。
また、急速充電機能充電器 (USB PD) が接続できる USB Type-C の規格があるモデルですと、短時間でパソコンの充電ができ効率的です。購入の際は規格もよく見ておきましょう。
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テンキーの有無で選ぶ
数値データや計算など数字の入力作業が多い場合は、テンキー付のキーボードがおすすめです。テンキーは基本的にキーボードの右端に配置されており、電卓と同じ配列なので効率的に入力しやすいメリットがあります。
特に小型のノートブックではテンキーを搭載していないモデルも多いので、購入の際は見落とさないようにしましょう。
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重量を見て選ぶ
ノートブックは重量も大事なポイントです。ビジネスでの顧客回りや、大学生が構内で移動したり図書館へ持ち込んだりといった使い方をする場合、重いタイプではノートブックの携帯性のよさを十分生かしきれません。
目安として 1 kg未満~1.5 kg 以下のモデルがおすすめです。ケースに入れてそのまま持つのも、カバンやリュックに入れて持ち運ぶのにも苦痛を感じない程度の重さでしょう。
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画面のサイズと種類で選ぶ
持ち運びを前提としている場合は軽めの (1 kg 前後) 、11~14 インチがおすすめです。また添え置きで使用することを目的としている場合は 15 インチ以上が見やすくて良いでしょう。
液晶の光沢 (グレア) or 非光沢 (ノングレア)も確認し、ゲームや動画制作などでキレイな映像を求めるならグレア、見やすさを優先するならノングレアが最適です。
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サポートが充実している購入先を選ぶ
一般的に家電量販店や直販サイトで購入することが多いですが、比較するとどちらにもメリット・デメリットがあります。
メリット デメリット 家電量販店 ・直接見て触って選ぶことが出来る ・疑問点などを店員に気軽に聞ける ・即日手に入ることも ・パソコンの種類が豊富とはいえない。 ・高価であることが多い ・その場でカスタムできない ・長期保証がない場合がある 直販サイト ・パソコンの種類が豊富 ・安価である、セールなどでさらに安くなることも ・パーツやソフトなどカスタムできる ・メーカーの長期保証がある ・初心者は知識が少ないと選びにくい メーカーの長期保証が付けられ構成変更も可能なため、メーカー直販サイトで購入するほうがより満足度は高い傾向です。
まとめ
パソコンを新しく購入する際は、目的に必要なスペック、サイズ、携帯性などをチェックします。購入後の保証やサポートを考えると、メーカー直販の利用がおすすめです。 レノボの直販サイトでは初心者からヘビーユーザーまで、パソコンを使うすべてのユーザーにご満足いただける製品を取り扱っております。 ビジネスには、堅牢なセキュリティ性と急速充電機能がある ThinkPad、ThinkBook がおすすめ。ゲーマーには驚異的なパフォーマンスを持ちながら優れた冷却性能で静音性を実現した Legion がベストです。 割引やクーポン利用でお得に購入できるので、ぜひレノボの直販サイトをチェックしてみてください。
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