目 次
AMD と Intel® の 違いとは？
AMD 社と Intel® 社はさまざまな CPU を提供しており、機能もそれぞれ異なります。両者にはどのような特徴があるのでしょうか。
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Intel® CPU の特徴
CM でもお馴染みのIntel® は、執筆時点で全体の約 8 割のシェアを占めているトップブランドです。CPU のラインアップは非常に豊富で、業務用の Xeon® や上位モデルの Core™ i9、廉価モデルの Pentium® 、その下位に位置する Celeron® など、幅広いユーザーニーズに対応する製品を販売しています。個人向けとしては、Core™ i シリーズが主流です。
また、Intel® 社の CPU は高性能なデスクトップパソコン用や低消費電力のノート用など、多くの製品向けに用意されています。用途を合わせて選択すれば、どれを選んでも安心して使える CPU と言えます。
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AMD 社 CPU の特徴
CPU メーカーの 2 番手となる AMD は、Ryzen ™ シリーズの登場で一気にシェアが拡大しました。ラインアップも徐々に増え、Ryzen ™ 9 では Intel ® の Core™ i9 と同クラスの性能があると言われています。
また、製造工場を持たない AMD は「設計を自社で行い製造は外注する」という Intel® とは違った路線で進んでいます。後追いの AMD がこれほどに急成長できたのは、CPU の設計に資源を集中投資している結果と言えるしょう。
AMD と Intel® の CPU を比較
AMD と Intel® はさまざまな CPU を展開していますが、それぞれ主力となるのは AMD Ryzen™ シリーズと、Intel® Core™ i シリーズです。ここでは、両者の実スペックをご紹介します。製品が多いため、代表的なモデルをピックアップしています。 CPU で主に重要となるのは、コア数・スレッド数・クロック周波数の 3 つです。それぞれの数値に注目しながらチェックしてみてください。
・コア数：コアとは処理作業を行う演算回路のこと。数が多いほど同時に処理できる性能が上がる。実際に存在するため、物理コアともいう。
・スレッド数：同時に処理できる作業 (スレッド) のこと。同じく数が多いほど高性能で、論理コア数ともいう。
・クロック周波数：CPU 内部の回路が動作する速さのこと。同じ条件ならクロック周波数が高いほど性能も高くなる。
※2021 年 12 月時点の情報
| メーカー | シリーズ | コア数 | スレッド数 | クロック周波数 (最大) |
| AMD | Ryzen™ 9 5950X | 16 | 32 | 3.4 GHz (4.9) |
| AMD | Ryzen™ 9 5900X | 12 | 24 | 3.7 GHz (4.8) |
| AMD | Ryzen™ 7 5800X | 8 | 16 | 3.8 GHz (4.7) |
| AMD | Ryzen™ 7 5700G | 8 | 16 | 3.8 GHz (4.6) |
| AMD | Ryzen™ 5 5600X | 6 | 12 | 3.7 GHz (4.6) |
| AMD | Ryzen™ 5 3600 | 6 | 12 | 3.6 GHz (4.2) |
| AMD | Ryzen™ 3 3300X | 4 | 8 | 3.8 GHz (4.3) |
| AMD | Ryzen™ 3 3100 | 4 | 8 | 3.6 GHz (3.9) |
| Intel® | Core™ i9-12900K | 16 | 24 | 3.2 GHz (5.2) |
| Intel® | Core™ i9-11900K | 8 | 16 | 3.5 GHz (5.3) |
| Intel® | Core™ i7-12700K | 12 | 20 | 3.6 GHz (5.0) |
| Intel® | Core™ i7-11700K | 8 | 16 | 3.6 GHz (5.0) |
| Intel® | Core™ i5-12600K | 10 | 16 | 3.7 GHz (4.9) |
| Intel® | Core™ i5-11600K | 6 | 12 | 3.9 GHz (4.9) |
| Intel® | Core™ i3-1115G4 | 2 | 4 | 3.0 GHz (4.1) |
| Intel® | Core™ i3-10100 | 4 | 8 | 3.6 GHz (4.3) |
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CPU は用途に合わせて選ぶのが大切
パソコンの用途はそれぞれですが、CPU はパソコンの利用目的に合わせて選択するこことが重要です。たとえば、Web ブラウジングや Microsoft Office などの軽作業であれば、高性能な CPU はオーバースペックになるでしょう。
いっぽうで、推奨スペックが高い PC ゲームや 4K 動画の編集といった作業では、可能な限りハイエンドな CPU が適しています。メインとなる用途を決めてから CPU を選ぶことが大切です。
まとめ
近年では AMD 製の CPU が大きくシェアを拡大していますが、世界的な知名度ではまだ Intel® が上といったところでしょうか。いずれにしても、AMD と Intel® ともに高性能な CPU を展開しています。 レノボでは、AMD製 CPU、Intel® 製 CPU ともに幅広くラインアップしておりますので、ぜひチェックしてみてください。
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