目 次
軽量ノートブックの選び方
いざノートブックを購入しようと思っても、何を基準に選んでいいのか迷ってしまうもの。ここでは選び方の指標になる、スペック・画面サイズ・重量・価格についてお伝えします。それぞれの要素をチェックして、あなたに最適な 1 台 を見つけましょう。
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用途に合ったスペックを選ぶ
自分がおこないたい作業でもっとも重要なのは何でしょうか?用途に合うスペックを満たしていないと、思ったとおりにパソコンは動作しません。
例えば、ネット検索だけの利用なら、そこまでハイスペックなパソコンは必要ありません。しかし、書類作成をメインとするなら Word (ワード)・Excel (エクセル)・PowerPoint (パワーポイント) などの「Microsoft Office」が利用できるスペックがよいでしょう。これらのソフトは CPU (プロセッサー) で考えると「インテル® Celeron®」または「インテル® Core™ i3」以上あれば快適に動きます。
イラスト制作や写真加工を必要とするクリエイターの方は「グラフィックス能力」「ディスプレイ解像度」もチェックしましょう。Adobe の Lightroom (ライトルーム) や Photoshop (フォトショップ) を使って本格的に作業するなら「インテル® Core™ i5」以上、メモリは 8~16 GB をおすすめします。
また、仕事で動画編集をする方は「インテル® Core™ i7」以上、メモリ16 GB 以上は欲しいところです。低スペックのパソコンではプレビューでカクついてストレスを感じてしまうので、可能な限り CPU 性能が高いモデルを選びましょう。
なお、これらの情報は 2021 年 11 月時点でのスペックを参考にしています。
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画面の大きさを確認する
出先でパソコンを使用するなら、A4 用紙ほどのサイズである 13~14 インチ前後がおすすめです。一般的なビジネスカバンに入るサイズでもあり、持ち運びにも困りません。
なかには11 インチ台のノートブックもありますが、画面が小さくて見づらかったりキーボードが打ちづらかったり……などのデメリットを感じる方もいるので、慎重に検討しましょう。
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持ち運ぶなら 1 kg 前後が目安
パソコンの重量が 2 kg を超えてくると、持ち運ぶ際に腕や肩への負担が増えてしまいます。そのためパソコンの持ち運びが多い方は、軽量なノートブック選びが重要な要素です。
なお、一般的に軽量なノートブックの基準は 1 kg 前後といわれています。特に 1 kg を下回るモデルは片手でも簡単に持てる重量になってくるため、バッグのなかに携帯していても負担を感じることは少なくなるでしょう。
近年の軽量ノートブックは、高性能スペックを備えたモデルが増えています。そのため、利用用途に適したスペックはどれかという視点で選ぶことが大切です。
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学生や社会人は Microsoft Office 付属製品を
Windows パソコンには、はじめから Microsoft Office が付属 (インストール済み) している機種もあります。大学生の方ですとレポートや資料作成、社会人だとテレワークやプレゼンテーション時に活躍するソフトです。
当然付属していないものもありますが、あとから使いたいと思っても追加費用がかかってしまいます。追加方法はさまざまですが、一般的には公式サイトからライセンス版を購入したり、Amazon などからオンライン版を購入したりすることになるでしょう。
後者ですと永続版で約 3 万円の出費となるので、1 台だけなら最初に入れてしまうのが安く済みます。
いずれにしても、学生だけでなく社会人になっても頻繁にお世話になるソフトなので、パソコンを選ぶときのチェックリストに入れておきましょう。
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価格と性能のバランス
ノートブックの価格に大きく影響するのは、CPU の性能です。有名なインテル® Core™ i シリーズの CPU を例に見てみましょう。
・インテル® Core™ i9
・インテル® Core™ i7
・インテル® Core™ i5
・インテル® Core™ i3
・インテル® Pentium®
・インテル® Celeron®
・インテル® Atom®※2021 年 11 月時点
大きく分けるとこのようになっており、上に行くほど性能が高くなりますが価格も上がります。軽量モデルのノートブックでも、搭載する CPU によって価格差が生まれることを覚えておきましょう。
また、グラフィックカード (別名グラフィックボード) やストレージ・メモリ容量も価格に反映します。自分が求めるスペックを満たしていないと、たとえ重量が軽いといっても後悔する結果になり兼ねません。
価格と性能のバランスが釣り合っているかを考えながら、候補を絞っていきましょう。
軽量ノートブックを選ぶ際の注意点
ここからは、持ち運び時に不可欠なパソコンの機能を紹介します。パソコンのスペック以外にもチェックしておくべきポイントはいくつかあるため、注意点として覚えておきましょう。
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耐久性の高さをチェックする
持ち運び利用を前提としてノートブックを選ぶ際には、耐久性にも気を付けなければなりません。据え置き型のデスクトップパソコンとは違って、持ち運ぶ際にはさまざまな衝撃が加わることも想定できます。
耐久面に不安が残るノートブックの場合、衝撃が加わったことで簡単に壊れてしまう可能性もあるため注意が必要です。このような事態を避けるためには、耐久テストにクリアした製品から選ぶようにします。
例えばレノボの場合、MIL-SPEC 品質テストに合格したワークステーションがあります。このテストは、アメリカ国防総省が定めた評価ガイドラインになるため、耐久性の信頼度は高いといえるでしょう。
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通信規格をチェックする
より快適な作業環境を整えるためには、ノートブックの通信規格も確認しましょう。例えば、無線 LAN の規格には以下のものがあります。
・Wi-Fi 4 (IEEE 802.11n)
・Wi-Fi 5 (IEEE 802.11ac)
・Wi-Fi 6 (IEEE 802.11ax)現時点で最新の無線 LAN 規格は Wi-Fi 6 になっており、一般的に第 6 世代と表記されていることもあります。では、この Wi-Fi 6 はどのようなメリットがあるかといえば、第 5 世代 (Wi-Fi 5) よりも最大で 1.4 倍ほど通信速度が向上しており、レイテンシーと呼ばれている通信遅延も抑えられています。
LTE 搭載モデルなら、携帯の電波が届く範囲でインターネット接続が可能です、幅広く通信領域をカバーしたいような利用用途の場合、LTE 搭載モデルもチェックするようにしましょう。
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バッテリー駆動時間をチェックする
オフィス内や自宅など、充電できる環境下で作業する場合は問題ありませんが、モバイル用途で利用することが多い場合には、バッテリーの駆動時間にも気を付けなければなりません。
近年発売されている軽量モデルのノートブックは、長時間駆動するバッテリーを搭載した製品が多く発売されているため、安心して持ち運ぶことができます。
例えばレノボのモバイルノートブック「ThinkPad X13 Gen 2」では、たった 1 時間の充電で 80% の容量を確保。3 セル リチウムイオンバッテリーによって、バッテリー駆動時間は約 17.8 時間も持ちます。
また、4 セルリチウムイオンバッテリーにカスタマイズすれば、最長で約 24 時間の駆動時間が確保できるため、外出時に充電を気にすることなく安心して利用可能です。
ThinkPad X13 Gen 2 -
セキュリティ機能をチェックする
デスクトップパソコンとは違って、持ち運びを前提としているノートブックの場合、セキュリティ面も確認しなければなりません。万が一、外出先でノートブックの紛失や盗難被害にあっても、重要ファイルや企業の内部情報が流出しないよう細心の注意を払う必要があります。
そこで重要になってくるのがノートブックのセキュリティ機能です。例えばレノボのモバイルノートブックでは、エンドツーエンドのセキュリティ機能「ThinkShield」を内蔵したモデルもラインナップしています。
この ThinkShield は、離れた場所からも遠隔操作でデバイスを物理的に保護する機能のほか、ハッキングやデータ流出を防ぐセキュリティも搭載しており、多角的な対策を施すことが可能です。
まとめ
持ち運びにも便利なモバイルノートブックは、1 kg 前後のモデルを選ぶことで負担も少なくなります。CPU の性能次第で価格も変動するため、利用環境や目的に合わせてバランスの取れたモデルを選択しましょう。 また、通信規格やバッテリー駆動時間、万が一のことを想定したセキュリティ機能があるかどうかも確認しておくと安心です。 レノボでは、モバイル用途に適したノートブックもご用意しています。Windows11 に無料アップグレード可能なモデルも多数あるため、軽量ノートブックをお探しの方はチェックしてみてください。
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