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ノートパソコンが欲しいと考えていても、種類が多過ぎてどれを選べば良いのか迷ってしまいますよね。ノートパソコンはどのような使い方をするかによって最適なサイズやスペックが異なります。この記事で紹介するチェックすべきポイントを押さえて、自分にピッタリな1台を見つけましょう。
目 次
ひとくちにノートパソコンと言っても、サイズやスペックはさまざまなモデルがあります。価格帯も5万円程度のエントリーモデルから20万円以上するハイスペックなものまで幅広いため、用途に合わせて最適なモデルを選ぶことが大切です。まずは用途ごとに必要なスペックや価格の目安について見ていきましょう。
メールの送受信やSNSの更新、ちょっとした調べもの程度であればエントリーモデルのパソコンで十分。価格の目安は5~8万円程度です。スペックもそこまで高いものは必要なく、CPUはIntel Core i3からi5、メモリーも8GBあれば問題ないでしょう。ゲームや動画編集など負荷のかかる作業にはスペックが足りず不向きですが、必要以上に高性能なパソコンを購入してもオーバースペックで無駄になってしまいます。
ゲーミングPCとはその名の通り、ゲームをプレイするのに特化したパソコンのことです。普通のパソコンとの大きな違いはグラボの有無。快適にゲームをプレイするために必要なグラボは単体でも数万円以上するため、ゲーミングPCはエントリーモデルで10万円前後、ミドルスペックなら15万円以上が相場です。最新のゲームは3D映像などが多用されており、グラボが無いと滑らかな動きを描画できないどころか、ゲームを起動できない場合もあります。ゲームをプレイしたいのであればゲーミングPCを選びましょう。
クリエイター向けPCとは、動画編集や写真補正、イラストや音楽の制作など、クリエイティブな活動を快適に作業できるスペックを持つパソコンのことをいいます。ゲーミングPCと同じくグラボを搭載し、大容量のメモリーを搭載している機種が一般的。どのような創作活動をするのかにもよりますが、ハイスペックが必要な用途であれば予算は30万円以上必要となることもあります。
パソコンには最初からMicrosoft Officeがインストールされているモデルもあります。Microsoft Officeは課題のレポートやビジネス資料を作成する学生や社会人には必須のツール。Microsoft Officeがセットになっていることによってパソコン本体の価格はやや高くなりますが、Microsoft Office単体で購入するよりはお得な価格設定となっていることがほとんどです。
「パソコンの用途はまだ特に決まっていない」「複数の用途でパソコンを使いたい」という人もいるのではないでしょうか。特定の目的があるなら必要なスペックを選ぶのは簡単ですが、まだ用途がはっきりしていないのであれば、多少価格が高くとも余裕のあるスペックを選ぶのがおすすめ。ノートパソコンは購入後にパーツの交換が難しいため、使っているうちにスペック不足となると、せっかくのパソコンが全て無駄になってしまう可能性があります。迷ったらワンランク上のスペックを選びましょう。
ノートパソコンは多くのメーカーからさまざまなモデルが販売されており、何を基準に選べば良いか迷ってしまうかもしれません。ここでは、ノートパソコンを選ぶ時に見るべきポイントについて解説します。
OSはオペレーティングシステム(Operating System)の略称で、基本ソフトウエアと呼ばれることもあります。OSの役割はパソコン全体の動作を制御・管理することで、OSがなければパソコンは起動せず、さまざまなプログラムも実行することができません。主なOSにはWindows、Mac OS、Chrome OSがあり、最も広く採用されているのがWindowsです。特にこだわりがない場合はWindowsを選んでおけば問題ないでしょう。
CPUとはCentral Processing Unitの略称で、中央演算処理装置とも呼ばれるパソコンの頭脳に相当するパーツです。主な役割はデータ処理や演算、デバイスの制御などを行うこと。CPUの性能はパソコン全体の処理能力を左右するほど重要なパーツです。CPUの主なメーカーにはIntelとAMDがあり、それぞれエントリーモデル、ミドルモデル、ハイエンドモデルのグレードが用意されています。
メモリーはパソコンが素早く処理を実行できるようにするために、データを一時的に記憶しておくためのパーツ。RAM(Random Access Memory)と呼ばれることもあります。メモリーの容量が大きければ大きいほど記憶できる情報量が多くなるため、同時により多くの処理を実行できるようになります。容量が大きくなると価格が高くなるというデメリットはありますが、用途に関わらず最低でも8GB以上のメモリーを選びましょう。
ストレージはデータを保存するためのパーツです。SSDとHDDの2種類がありますが、最近のノートパソコンではSSDが搭載されていることが一般的。SSDはHDDよりも価格が高いものの、読み込み・書き込み速度が高速です。さらにHDDよりも衝撃にも強いため、持ち運びを前提としたノートパソコンのストレージとして適しています。ノートパソコンの中にはSSDとHDD両方を搭載したデュアルストレージとなっているものもあるため、用途に合わせて適切な容量を選びましょう。最低でも250GB以上はあると安心です。
外出先で電源の無い場所でパソコンを使う機会が多いのであれば、バッテリーの駆動時間が長いモデルを選びましょう。バッテリーの消費量はパソコンの使い方によっても変わってきますが、一般的な使い方で8時間以上駆動できると安心です。ただし、バッテリー容量が大きいとバッテリーのサイズが大きくなり、パソコン本体の重量も重くなります。使い方に合わせてちょうど良いモデルを選びましょう。
キーボードはパソコンの使い勝手や作業効率を大きく左右します。デスクトップ型と異なりノート型は後からキーボードだけを交換することができません。購入時にキーのサイズや間隔などについてしっかりチェックすることが大切です。パソコンのサイズによってはキーの配置や有無が異なることもあるため、必要に応じて外付けのテンキーなども活用すると良いでしょう。
解像度とは画面に表示するドットの数のことで、フルHD、WQHD、4Kなどの種類があります。「1920×1080」のように「横のドット数×縦のドット数」で表され、数値が高いほど精細な映像を映し出すことが可能。ただし、解像度が高くなるとパソコンへの負荷も増すため、パソコンに求められるスペックも高くなります。きれいな映像を重視するのか、滑らかな動きを重視するのかによって最適な解像度は異なるため、用途に合わせて適切な解像度を選びましょう。
ノートパソコンはタブレットサイズの小さなものから、デスクトップの代わりとして使えるような大画面のものまで幅広いサイズの製品がそろっています。13インチ程度の軽量でコンパクトなモデルは持ち運びしやすい反面、画面に表示できる情報量やキーボードの入力しやすさなどで大型のモデルに劣ります。一方、15インチ以上の大型のモデルは据え置いて使う分には問題ないものの、サイズや重量が難点となり頻繁に持ち運ぶのには向きません。ノートパソコンのサイズと重量はトレードオフの関係にあるため、自分の使い方に合わせて最適なサイズ・重量のモデルを選びましょう。
ノートパソコンはモデルによって搭載されている機能やインターフェースが異なります。例えば、光学ドライブの有無や指紋・顔認証機能など、必須ではないものの、あると便利な機能が搭載されているモデルも多く販売されています。また、最近のノートパソコンにはUSB Type-AポートとType-Cポートが搭載されていることが一般的ですが、端子の種類や数はパソコンごとに異なります。スペックと併せて独自の機能やインターフェースもチェックしましょう。
ノートパソコンに関するよくある質問について解説します。
中古パソコンは安くて魅力的に感じるかもしれませんが、できれば避けた方が無難です。個々の製品の劣化状況が分からないため、当たりはずれがあり購入後すぐに故障してしまうかもしれません。メーカーの保証も利用できず、修理や買い替えで余計に費用がかかってしまう可能性もあるため、新品で購入することをおすすめします。
ひとくちにノートパソコンと言っても、スペックにより価格はまちまちです。スペックが控えめのエントリーモデルなら5万円程度からありますが、高いものは数十万円するものもあります。軽作業など普段使い用途なら5~8万円、ビジネス用途なら5~15万円、動画や写真の編集用なら11~18万円、ゲーミングノートなら15~30万円程度を目安とすると良いでしょう。
ここまでノートパソコンの選び方について解説してきましたが、結局どの製品が良いのか分からないという人もいるかもしれません。そのような人のために、ここではLenovoの製品の中から、初心者にもおすすめできるコスパの良いノートパソコンを3点紹介します。
ノートパソコンは持ち運ぶことができ、設置に広いスペースを必要としないため気軽に使うことができるのが魅力。サイズによって使い勝手が大きく変わってくるため、サイズ選びは慎重に行いましょう。また、最適なサイズやスペックはパソコンの用途によっても異なります。ハイスペックなモデルを選べば使える用途の幅は広がりますが、必要以上の性能はオーバースペックとなって無駄になってしまうかもしれません。ノートパソコンを選ぶ際は、まずは用途について考えるところから始めると良いでしょう。