目 次
ビジネス向けノートブックで重視すべきポイント
ビジネス向けのノートブックを選ぶときは、業務効率の向上を含めて、総合的に判断することが大切です。スペックがもっとも重要そうに見えるかもしれませんが、絶対的な要素ではありません。ビジネス向けノートブックで重視する、複数のポイントを紹介します。
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【スペック】高性能は業務効率を上げる
ビジネス向けのノートブックを選ぶとき、もっとも重視されるポイントがスペックでしょう。スペックの高いノートブックであれば、複雑な関数が入り交じった、巨大なエクセルの表データであっても、スムーズに表示できるでしょう。それどころか、画像を加工するソフトを同時に起動させて作業することも可能です。
逆にスペックが低いとデータのファイルを開いたり処理をしたりすると待ち時間が生じ、作業に対してストレスを感じるでしょう。これによって作業へのストレスが溜まり、結果的に仕事の効率が悪くなるおそれがあります。効率的に作業を行うには、スペックの高いパソコンが欠かせないのです。
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【重量】フットワークを
活かす軽量さが重要ノートブックの重量も検討すべき、重要なポイントです。特に外回りが多い営業部門など、移動をともなう場合は、持ち運びやすさが何よりも優先されます。重いノートブックは、持ち歩くときに負担となり、結果的に業務効率を下げるかもしれません。
逆に軽量なノートブックは移動の負担を減少させるため、気軽に外出できるようになります。ビジネスでのフットワークを軽くする効果が期待できるのです。それにより、どこでも作業に対応でき、業務の効率を高められるでしょう。適切な重さのノートブックについて、よく考え検討しましょう。
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【サイズ】業務の用途に
合わせたサイズが重要ノートブックのサイズは持ち運びのしやすさ、そして作業のしやすさに大きく影響します。そのため、安易に決めないようにしてください。ノートブックのサイズは、自身が行っている業務内容から、どれくらいのものが適切なのかをよく考えることが大切です。
たとえば、小さめのサイズは持ち運びに便利ですが、画面が狭くて書類作業がしにくくなります。外出する頻度が高ければ多少の作業のしにくさに目をつむり、持ち運びやすさを優先してサイズの小さいものがよいでしょう。しかし、外出の頻度が低いのであれば、作業のしやすいサイズのものが適しています。
ビジネス向けノートブックのスペックのポイント
ビジネス向けのノートブック選びでは、スペックは重要なポイントです。高いスペックがあれば、複数のアプリを同時に起動し、業務を効率的に進められます。スペックで注目すべきポイントについて解説します。
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CPU 最新モデルは省電力性もアップ
CPUはパソコンの処理能力を決める、重要なポイントです。性能が高ければ高いほど、複雑な作業やデータ処理をスピーディに行えます。予算にもよりますが、できるだけ高性能なCPUを選びましょう。ビジネス用であれば、インテル Core i5またはAMD Ryzen 5が目安になります。
また、ノートブックでのCPU選びでは、できるだけ新しい世代のものを選ぶことも大切です。新しい世代のCPUは高性能でありながら、省電力性能もアップしていることが多いのです。これにより、バッテリーの持続時間が長くなるため、外出先でも安心して作業を行えるでしょう。もちろん、予算や用途に合わせて少し前の世代のCPUを選ぶのもひとつの方法です。
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メモリ 大容量ならストレスが軽減
メモリはパソコンがデータを一時的に保管する場所のことで、容量が多ければ多いほど快適に操作できるようになります。メモリが不足するとデータはストレージに保管され、動作がやや遅くなるなどの影響が出ます。
ビジネスで使うノートブックであれば、最低でも16GBはメモリを搭載したいところです。メモリの容量がこれだけあれば、書類作成やWebサイトの閲覧などを快適にこなせるでしょう。
メモリは多ければ多いほどよいのですが、多すぎても持て余してしまい、パソコンの価格が上がるだけ、ということもあります。特別な理由がなければ、32GB以上は必要ないでしょう。
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ストレージ 多すぎても余るだけ
ストレージは windows などのOSやソフト、データなどを保管する場所です。容量が多ければ多いほど、大量のソフトやデータを保管できます。しかし、必要以上の容量があっても意味はありません。
ビジネス向けのノートブックであれば、ストレージは250GBもあれば十分でしょう。また、インターネット上にデータを保管できるクラウドストレージが普及していることもあって、データの保存先としてストレージはそれほど重要ではありません。ただし、動画などサイズの大きなデータを保存する場合は、ストレージの容量が多いことが望ましいです。
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GPU ビジネスなら内蔵GPUでも大丈夫
GPUとは映像処理を専門に担当するプロセッサーのことで、ゲームや動画の編集などで重要な役割を果たします。映像処理には高い負荷がかかるうえに、CPUにはあまり向いていません。そのため、GPUが必要になるのです。
しかし、ビジネスの用途であれば書類作成やWebサイトの閲覧など、映像処理に優れたGPUは必要ありません。多くのCPUには基本的な処理ならこなせるGPUが内蔵されており、これだけでビジネス用途の多くをフォローできます。そのため、ビジネス用途のノートブックを選ぶときには、GPUについてあまり気にする必要はないでしょう。
重量はビジネスに影響する重要ポイント
ノートブックの重量は、ビジネスの効率や使い心地に大きく影響します。しかし、軽ければよいということはなく、用途によって適切な重量があります。軽さは魅力的ですが、そこにばかり目を向けてしまうと、本来の目的であるビジネスの効率化から離れてしまうでしょう。
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外出が多いビジネスパーソンは
軽いノートブックを外出が多いビジネスパーソンにとって、ノートブックの軽さは大きな意味を持ちます。重たいノートブックを持ち続けることで肩が疲れてしまったり、移動中の作業がしにくくなってしまったりするおそれがあります。
しかし、軽量なノートブックであれば、そういった問題は解消します。どこへでも気軽に外出でき、そして作業も行えるでしょう。ノートブックの軽量さが作業効率を向上させ、さまざまな仕事に対応できるようになるのです。外出頻度が多く、また外出先で作業をするのであれば、軽いノートブックは必須といえるでしょう。
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ノートブック重量は1.5kg以下が目安
持ち運びを前提にノートブックを選ぶのであれば、1.5kgが目安になります。もっとも重量があっても持ち運ぶことは可能ですが、長く持ち運び続けると苦痛を感じるでしょう。長い時間持ち運べる重量の目安が、1.5kgなのです。持ち運ぶことを考慮しているノートブックであれば、1.5kgになっていることが多いです。
ただし、1.5kgも軽量とは言い難い重さではあります。毎日のように持ち運ぶのであれば、より軽量なノートブックのほうがよいでしょう。可能であれば1kg以下の超軽量モデルを選ぶことをおすすめします。
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外出しないなら重量よりスペックを重視
ノートブックの軽さは魅力的なポイントではありますが、もっとも重要なポイントとは限りません。特に外出をすることなくオフィスで作業をするのであれば、軽量である必要はないためです。
軽量なノートブックにするにあたって、電力の消費や発熱量が増えるために、ある程度のスペックが抑えられていることが少なくないのです。持ち運ぶ必要のないオフィスメインのノートブックであれば、そういったスペックの制約は必要ありません。作業効率を向上させる、高性能CPUや大容量のメモリを搭載した、スペックの高いパソコンを選びましょう
ディスプレイのサイズのベストチョイスは?
ノートブック選びでは、ディスプレイのサイズも悩ましいポイントです。持ち運びのしやすさ、作業のしやすさなどのバランスを考え、自身の業務に合ったサイズを見きわめることが大切です。ディスプレイのサイズを判断するポイントを紹介します。
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モバイルの頻度が多い人向け 13インチ
外出が多いビジネスパーソンにとって、13インチのディスプレイは絶妙なバランスを持っているといえるでしょう。軽量でコンパクトなため、移動中の電車やカフェなど、さまざまな場所での作業に適しています。しかし、13インチは決して大きな画面とはいえず、長時間の書類作成や複数のソフトを起動しての作業には向きません。
情報を一度に表示させるにはディスプレイが小さく、また文字や画像が小さくて見にくくなってしまうのです。13インチのディスプレイは、持ち運びやすい、モバイル性を重視したサイズと考えてください。
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持ち運びと使いやすさの両立 14インチ
ノートブックのディスプレイとして14インチは、スタンダードでもっとも無難なサイズといえるでしょう。14インチであれば画面の見やすさは確保しつつ、持ち運びのしやすさも保たれています。特に複数のウィンドウを開いての作業や、資料などを表示させる機会が多い人には、13インチよりも少し大きめの14インチがおすすめです。
ただし、外出時に使用するには、ややサイズが大きいかもしれません。移動中や外出先での作業には少し大きく、ストレスを感じるおそれがあります。それでも画面の見やすさを優先するのであれば、14インチは魅力的な選択肢でしょう。
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屋内専用のハイスペック 15.6インチ
できるだけ大きなディスプレイで、快適に作業をしたいのであれば15.6インチのノートブックがよいでしょう。これくらい大きなサイズになると、持って移動することは可能ですが、外出先に持って行くような使い方は難しくなります。特に電車などでの移動しているときの作業は難しいでしょう。
しかし、15.6インチのノートブックは屋内使用がメインであれば、サイズのメリットは大きいです。画面が大きいためエクセルの表を表示させたり、複数のソフトを同時に起動したりといった作業を効率的に行えるようになります。屋内での作業効率アップを優先するなら、15.6インチはおすすめのサイズです。
ビジネス向けノートブックで注意すること
ビジネス向けにノートブックを選ぶときは、ノートブック以外のことにも注意が必要です。作業効率だけでなく、ビジネスシーンで使用することを念頭に置いたノートブック選びの注意点を紹介します。
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サポート体制が整っている
メーカー製がおすすめノートブックをビジネスで使用するのであれば、トラブルなどが起こったときのことも想定しておく必要があります。windows が起動しない、操作をしていると異常が起こるなど、予期せぬトラブルが起こったときのサポート体制も重要です。
サポート体制の充実度を重視するのであれば、大手のパソコンメーカーがよいでしょう。大手のパソコンメーカーであればサポート体制が整っているため、もしトラブルが起こったとしても適切な対応を期待できるため人気です。ビジネス向けのノートブックは、ふだんは問題がなかったとしても、いざというときのために備えがあることが重要です。
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情報流出のリスクに注意!
セキュリティは万全にノートブックを使用するときは、情報流出のリスクがあることを忘れてはいけません。特に外出先での置き忘れは、深刻な情報流出になる危険性があります。そのため、セキュリティ対策は欠かせません。
必ずすべき対策は、ノートブックにパスワードを設定することです。これでもし第三者に持って行かれたとしても、パソコンのなかを見られないようにできます。あわせてデータの暗号化も施すことで、より強固にデータを守ることが可能です。
外出先のWi-Fiも不要に利用すると、データ流出のリスクがあります。通信情報を暗号化できるように、セキュリティソフトを必ず導入しましょう。
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高性能すぎるとコスパが悪くなる
高性能なノートブックは処理が速く、快適に作業を進められます。しかし、ハイスペックなパソコンは、スタンダードなパソコンと比べると価格が高く、結果としてコストパフォーマンスは悪くなることが多いです。業務内容によってはオーバースペックになり、その性能を使い切れないこともあるでしょう。
ただし、オーバースペックをおそれて、性能の足りないノートブックを購入してしまうと、作業効率が落ちてしまうリスクがあります。ノートブックを購入するときは、どれだけのスペックが必要なのかを正しく把握することが大切なのです。
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高解像度のWQHDなら
エクセルが使いやすい解像度はディスプレイに表示できる情報量の多さをあらわし、点(ドット)の数で表現されます。一般的なフルHDだと解像度は1920×1080で、縦に1920、横に1080のドットを表示できます。ノートブックによっては、より高解像度のディスプレイを搭載しているため、表示できる情報量が増え、作業効率のアップが期待できるでしょう。
WQHDは解像度が2560×1440もあり、表示できる情報量が増え、画像もより美しく映し出せるのでおすすめです。特にエクセルのような表計算ソフトであれば、スクロールさせなくても表示できる情報が増えるため、非常に使いやすくなります。
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フットワークがアップする
2in1 パソコンという選択肢ビジネスでフットワークを重視するのであれば、必ずしもノートブックである必要はありません。持ち運びしやすさという点では、2 in 1 パソコンに大きなメリットがあります。
2-in-1 PCはタブレットとしても使える、ノートブック型のパソコンのことです。キーボードを取り外したり、折りたたんだりしてタブレットのように使うことが可能です。
2-in-1パソコンの最大の魅力は、使い方の柔軟性にあります。たとえば、キーボードではなくタッチパネルでも操作できるため、設置するスペースがなくても作業できるのです。状況に左右されずに使えるのは、2-in-1 パソコンの大きなメリットです。
レノボの通販サイトならカスタマイズが可能
レノボの通販サイトで購入できるノートブックには、カスタマイズのできるものがあります。そのため、もっと高性能なCPUが欲しい、メモリの容量を増やしたいなど、細かなユーザーのニーズに対応したノートブックを購入できます。
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