目 次
16インチは何cm?ノートブックのサイズ
ふだん、センチメートル(cm)で長さを把握している人にとって、インチは非常にわかりにくい単位です。しかし、ノートブックのモニターのサイズでは、インチまたは型が使われているため、大きさがわかりにくく困ることがあります。例えば、16インチは何cmくらいのノートブックなのでしょうか。
-
16インチはモニターの対角線の長さ
テレビやノートブックで使われているインチは、モニターの対角線の長さを表しています。つまり、16インチのノートブックといった時、それはモニターの対角線の長さが16インチであることを表しています。1インチは約2.54cmなので16インチのノートブックは、モニターの対角線の長さが約40.64cmということになります。
モニターのサイズでは、インチの他に「型」がよく使われています。型はインチを言い換えたもので、インチと同じ長さです。
-
インチ/cm・mm早見表
ノートブックのモニターでよく使われる長さをもとに、インチが何cmなのかを、表にまとめました。ノートブックのサイズを知る時の参考にして下さい。
インチ cm mm 12 30.48 304.8 12.3 31.24 312.42 13 33.02 330.2 13.3 33.78 337.82 14 35.56 355.6 15 38.1 381 15.6 39.62 396.24 16 40.64 406.4 17 43.18 431.8 インチ表記だけだと、サイズのイメージを把握しにくい人も多いでしょう。しかし、早見表でcm・mmの関係を覚えておくと、おおよそのサイズがわかります。
-
ノートブックのサイズ一覧表
ノートブックのサイズを表すインチは、モニターの対角線の長さを表します。そのため、対角線の長さから、縦横の長さを算出する必要があります。ただし、一般的なノートブックの画面比率には16:9と16:10の2種類があり、それぞれで縦横の長さが異なります。
インチ 16:9(cm) 16:10(cm) 12 14.90×26.46 16.08×25.73 12.3 15.25×27.11 16.45×26.36 13 16.12×28.64 17.39×27.85 13.3 16.50×29.32 17.80×28.49 14 17.35×30.81 18.72×29.96 15 18.61×33.07 20.08×32.16 15.6 19.34×34.36 20.87×33.40 16 19.84×35.25 21.44×34.32 17 21.09×37.49 22.80×36.49 画面比率の違いが、ノートブックのサイズに影響することにも注意しましょう。
16インチノートブックのチェックポイント
16インチノートブックは、大画面なので作業がしやすいというメリットがあります。しかし、注目する必要があるのはサイズだけではありません。16インチのノートブックを選ぶ時のチェックポイントを紹介します。
-
基本的なスペック
ノートブックを選ぶ時は、基本的なスペックをチェックすることが重要です。
CPUはプログラムやデータの処理を行う、パソコンの基本性能を決定づける重要な役割を担っています。そして、データを一時的に格納するメモリーは、容量が多ければ多いほどストレージのアクセスを減らして、パソコンの動作を快適にします。ストレージは、大量のデータを保存する役割があります。パソコンを購入する時は、それぞれが求めているだけのスペックを備えているかを確認しましょう。
-
解像度の高さ
解像度とは画面上にどれだけの点(ドット)を表示できるのかを表す数値のことで、多ければ多いほど精細な映像を映し出せます。解像度が高いということは、それだけ多くの情報を表示できるということです。解像度が低いと、16インチという大画面を活かせません。
一般的なのはフルHD(1920×1080)ですが、画面比率が異なると解像度も変わります。16:9のフルHDより縦の比率が高い16:10だとWUXGA(1920×1200)がよく採用されています。中には4K(3840×2160)を表示できるモデルもあります。
-
搭載するGPUの性能
GPUとは映像処理を専門に担当するプロセッサーのことで、3DCGなどハイクオリティの映像をスムーズに表示させるには欠かせないパーツです。
ただし、書類作成や動画再生などの一般的な用途であれば、CPUに内蔵されているGPUでも問題なく対応できます。しかし、最新のゲームや3DCGのモデリングなど、特に負荷のかかる処理をノートブックで行う場合は、専用のGPUを搭載している必要があります。用途によってはGPUの性能もチェックしましょう。
-
モニターの枠の幅
ノートブックの基本的な情報として記載されているインチですが、あくまでもモニターの対角線を表しているのに過ぎません。モニターの周囲にある枠(フレーム)の幅の広さは、インチでは表していません。そのため、フレームの幅が広いノートブックだと、思っていたよりもサイズが大きい、ということもあります。
モニター周囲のフレームの狭さをアピールするノートブックもあります。そういったノートブックであれば、コンパクトで持ち運びやすいでしょう。
16インチノートブックのメリット
16インチノートブックは、大画面であることから、いくつかのメリットがあります。 ● 文字や画像が見やすい、目の負担が少ない ● キーボードが大型で入力しやすい ● スペックが高性能なモデルが多い 16インチと画面が大きいので文字や画像が見やすくなり、目にかかる負担を軽減できることが最大のメリットです。また、サイズが大きいため、キーボードも広くなり、タイピングがしやすくなります。16インチのノートブックだと、多くがテンキー付きのモデルです。 そして、高性能モデルが多いのも、16インチのノートブックのメリットです。内部のスペースに余裕があるため冷却しやすく、高温を発する高性能パーツが搭載しやすいためです。
16インチノートブックのデメリット
16インチのノートブックは大画面で高性能という魅力がある一方で、いくつかのデメリットもあります。 ●重量が重くて持ち運びにくい ●外出先で設置できる場所が限られる 最大のデメリットは、大きいのでそれだけ重量が増えてしまうことです。持ち運びしやすいノートブックの重量は1.5kg以下が目安ですが、16インチだとその基準をクリアするのは難しいでしょう。また、大きいとバッグへ収納することも大変です。 サイズが大きいとそれだけ設置場所も限られ、カフェなどの小さなテーブルだと作業がしにくいことも多いでしょう。 持ち運ぶノートブックとしては、16インチはあまり向いていないと考えておきましょう。
Lenovoのおすすめノートブック
16インチのノートブックにはデメリットがあるものの、作業のしやすさは大きな魅力です。Lenovoで販売しているノートブックの中から、特におすすめの16インチノートブックを紹介します。
-
ThinkPad T16 Gen 3
-
ThinkBook 16 Gen 6