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ゲーミングPCの価格相場
ゲーミングPCは、レノボの「LEGION(レギオン)」やドスパラの「GALLERIA(ガレリア)」など、多くのメーカーやブランドがさまざまなモデルを販売していますが、一般的な価格相場は15~18万円程度です。15万円以下のゲーミングPCは「安い」と分類されます。 相場の価格帯であれば、多くのゲームタイトルを快適に楽しめる性能が確保されています。ただし、製品によって具体的なスペックは異なるため、単に価格だけで選ぶのではなく、必要な性能をしっかりと確認することが大切です。例えば、高解像度のゲームやVRを楽しみたい場合は、より高性能なモデルを選ぶ必要があります。 また、ゲーミングPCの価格は、使用されているパーツの供給量や為替などの要因によって変動することもあるため、時期や市場の動向にも注意を払うとよいでしょう。
ゲーミングPCは10万円以下で購入できる?
10万円以下でのゲーミングPC購入は確かに可能です。しかし、購入する際はスペックを見極めないと、プレイしたいゲームが十分に動作しない可能性があります。例えば、タイトルに対してスペックが足りないゲーミングPCでプレイすると、カクツキが落ちたり途中で止まったりするかもしれません。 また、購入時点でプレイしたいゲームは問題なく動いたとしても、将来的に新しいゲームやハイスペックを要求されるゲームをプレイしたくなることも考えられます。そのため、中長期的な視点でコストパフォーマンスの高いゲーミングPCを選ぶことが大切です。 とはいえ、昨今のゲーミングPCは低価格で十分なスペックのものが販売されています。初めてPCゲームをプレイする初心者にとって、10万円以下のゲーミングPCはおすすめの価格帯であり、十分な価値を感じられるでしょう。
安いゲーミングPCを選ぶ時の注目ポイント
安いゲーミングPCを選ぶ時は、以下のポイントに注目することで、自分に合うモデルを選択できます。 ● GPUの性能を中心に全体のスペックを決める
● CPUの処理性能にも注目
● メモリは16GBを目安に選ぼう
● ストレージは最低256GBを確保したい
● 激安PCは安易に購入しないことが大切 それぞれの詳しい理由を解説していきます。
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GPUの性能を中心に
全体のスペックを決める安いゲーミングPCを選ぶ際、GPUの性能を中心に全体のスペックを決めることが重要なポイントになります。なぜなら、ゲームの映像品質や滑らかさは主にこのGPU(Graphics Processing Unit:グラフィックボード)の性能に左右されるからです。
現在の市場では、NVIDIA社とAMD社が主要なシェアを占めており、それぞれが異なるラインナップのGPUを提供しています。NVIDIA社は「GeForce(ジーフォース)」シリーズ、AMD社は「Radeon(レイディオン)」シリーズというブランドです。GPUを選ぶ際には、NVIDIA社の場合は「GTX1650以上」、AMD社の場合は「RX6400以上」のGPUを選択すれば、フルHD画質で多くのゲームを快適に楽しめるでしょう。
ゲーミングPCを選ぶ際は、GPUの性能を中心に全体のスペックを決めることで、コストパフォーマンスのよい選択ができます。
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CPUの処理性能にも注目
GPUだけでなく、CPU(Central Processing Unit)の性能も、ゲーミングPCを選ぶ際に注目すべきポイントです。CPUは映像以外の処理にも影響するため、ゲーム以外の用途であれば最も重視されることもあります。例えば、パソコンが人の体だとするならば、CPUは「脳」の役割を果たします。ゲームでは、キャラクターの動きや当たり判定などの処理に影響する部分です。
主要なCPUメーカーとしては、Intel社とAMD社の2社が多くのシェアを占めています。Intel社では「Corei3/5/7/9」、AMD社では「Ryzen3/5/7/9」といった製品があり、この数字が大きくなるほど性能も高まります。
しかし、CPUには世代が存在するため注意が必要です。例えば、古い世代の「Corei5」よりも、新しい世代の「Corei3」の方が、高い性能を持っているケースもあります。そのため、世代も確認しながら選ぶようにしましょう。
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メモリは16GBを目安に選ぼう
メモリとは、一時的にデータを保存するためのパーツであり、パソコンがタスクを処理するための「作業台」のようなものです。この「作業台」が広ければ広いほど、同時に多くのタスクを効率よく処理できます。
ゲームでは、多くのデータをリアルタイムで処理する必要があるため、メモリの容量が十分でないとゲームの動作が重くなったり、途中でフリーズしたりする恐れがあります。例えば、高解像度のPCゲームを快適にプレイするためには、16GB以上のメモリが必要になるでしょう。
しかし、予算の都合で16GBが難しい場合、最低限8GBのメモリであれば一般的なゲームの動作には問題ありません。一方、36GBのメモリは、動画編集やライブ配信といったクリエイティブな作業には最適ですが、単純にゲームを楽しむだけであれば、ややオーバースペックです。
ゲームを快適に楽しむためには、16GBのメモリを目安に選ぶことをおすすめします。予算や用途に応じて、最適なメモリ容量を選んでください。
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ストレージは
最低256GBを確保したい安いゲーミングPCを選ぶ際には、ストレージの容量も注目ポイントです。ストレージは、ゲームをインストールするために必要不可欠な要素であり、最低でも256GBは確保したいところです。近年のゲームはクオリティの上昇とともにインストールに必要な容量も増加しています。また、アップデートを行うたびにさらに容量が必要になることもあり、余裕を持たせておくことが大切です。
10GB以下でインストールできるゲームもありますが、大規模なオンラインゲームやグラフィックがリッチなタイトルでは、100GBを超える容量が必要となることも珍しくありません。
これを考慮すると、最低でも256GBのストレージを確保しておくことをおすすめします。128GBのストレージだと、ゲームを数本インストールするだけで容量が圧迫され、データを保存しきれない可能性があります。もし、複数の大型タイトルをインストールしたい場合は、500GB以上を選ぶとよいでしょう。
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激安PCは
安易に購入しないことが大切コストを抑えたいからといって、激安のPCを安易に購入するのは避けたほうが賢明です。例えば、フリマサイトなどで出品されている商品の場合、正確なスペックが分からないことがあります。写真や説明文だけでは、実際の性能や搭載されているパーツの情報を把握するのは難しく、ゲームを快適に楽しむための条件を満たしているかどうかの確証が得られません。
また、中古品にも注意が必要です。中古品は新品に比べてパーツが劣化している可能性が高く、保証期間も短いのが一般的です。特に、ゲーム初心者の方が中古のゲーミングPCを購入した場合、不具合が発生したときに適切な対処が難しいというリスクもあります。
安いゲーミングPCでゲームを快適に楽しむためには、激安のPCや正確なスペックが不明瞭な商品、中古品を安易に購入するのではなく、正確な情報と品質を確認した上で購入するようにしましょう。
ゲーミングPCを安く購入するコツ
ゲーミングPCを安く購入するコツは以下の通りです。 ● BTO品を購入する
● メーカーのセール時期をチェックする
● 必要なスペックに合った機種を購入する これらを意識することで、ゲーミングPCを安く購入できる可能性が高くなります。
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BTO品を購入する
ゲーミングPCを安く購入したい場合、BTO品を選ぶのがおすすめです。BTO(Build To Order)品とは、メーカー側が指定するパーツの中から選び、自分の好みに応じてPCの構成をカスタマイズして注文できる販売形式を指します。例えば、GPUやCPUの種類、メモリの容量などを自由に選択することが可能です。メーカーの公式サイトはもちろん、パソコン工房などPCショップでも販売されていることがあります。
BTO品であれば、既製品を購入するよりも安い価格で自分の希望するスペックのゲーミングPCを手に入れることができます。さらに、自作PCを1から組み立てるよりも安全なほか、専門的な知識や技術も必要ないところがメリットです。
予算を抑えつつ、自分の理想に合わせたゲーミングPCを手に入れたい方は、BTO品の選択を検討するとよいでしょう。
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メーカーのセール時期をチェックする
ゲーミングPCは、メーカーのセール時期を上手に利用すると安く購入できます。なぜならPCメーカーは、定期的に大幅な割引セールやキャンペーンを実施しているからです。
具体的な時期は、季節の変わり目や3月や9月ごろの決算時期に多くのメーカーがキャンペーンを展開しています。さらに、年末年始にも多くのメーカーがセールを行うため、この時期もチェックしておくとよいでしょう。型落ちしたモデルのゲーミングPCが特価で販売されているケースがあります。
予算を抑えてゲーミングPCを購入したい場合、メーカーのセール時期をリサーチし、タイミングよく購入することが大切です。上手くセールを利用すれば、高性能なPCもお手頃な価格で手に入るかもしれません。
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必要なスペックに合った機種を購入する
必要最低限のスペックを満たすゲーミングPCを購入することで、コストパフォーマンスを高めることができます。プレイしたいゲームに対して過剰にハイスペックなゲーミングPCを選んでしまうと、性能を十分に発揮できず、不要な出費になりかねません。
例えば、フルHD、60fpsのゲームをプレイしたい場合、ハイスペックなRTX4070などのGPUは必要なく、GTX1650などのエントリーモデルのGPUを搭載したゲーミングPCを選択しましょう。これは、CPUやメモリなどのその他パーツも同様です。
ゲームの推奨スペックをリサーチして、必要最低限のゲーミングPCを選ぶ方が、結果として安く、満足度の高いモデルを購入できます。
初心者に自作PCをおすすめできない理由
自作PCは既製のゲーミングPCを購入するよりコストを抑えられますが、初心者にはおすすめできません。 理由としては、初心者がパーツの相性や性能を完全に理解して選ぶことが難しいからです。例えば、CPUとマザーボードのソケットが合わなかったり、グラフィックボードがケースに収まらなかったりなどのトラブルが考えられます。また、組み立ての際に静電気で部品を壊してしまうかもしれません。 自作PCに挑戦するには一定の知識と技術が必要です。初心者の方は、パーツ選びや組み立てのリスクを避けるために、BTO品などのカスタマイズ可能な既製品を選んでスタートすることをおすすめします。
予算10万円以下で購入できるおすすめゲーミングPC
ここでは、予算10万円以下(税抜)で購入できる、レノボのおすすめゲーミングPCをご紹介します。
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IdeaPad Gaming 370
IdeaPad Gaming 370 は、低価格ながらパフォーマンスの優れたノート型のゲーミングPCです。GPUは「NVIDIA® GeForce RTX™ 2050 Laptop GPU 4GB GDDR6」、CPUは「AMD Ryzen™ 5 7535HS (3.30 GHz 最大 4.55 GHz)」を搭載しており、強いパワーと高い効率性、リアルなグラフィックを実現しています。特に、NVIDIA® GeForce RTX™は、光の表現を豊かにするレイトレーシングやAIテクノロジーの最先端プラットフォームになっており、没入感のある映像表現を実現するGPUです。また、最新のクアッドベント冷却システムを搭載し、安定した動作で長時間のゲームプレイを楽しめます。
モニターは、IPSパネルを採用したフルHD 15.6型の鮮やかで高精細なディスプレイを採用しており、ノート型でも満足度の高い映像を提供してくれます。メモリは8GB、ストレージは512GBのSSDを搭載し、幅広いPCゲームに対応可能です。デザインもスタイリッシュで使いやすいデザインになっており、万人におすすめできます。
まとめ
ゲーミングPCは15〜18万円程度が相場ですが、昨今では10万円以下でも十分にプレイできるモデルも販売されています。安いゲーミングPCを選ぶ際は、GPUを中心に、CPUやメモリ、ストレージのスペックを確認し、目的に合うゲーミングPCを選択することが大切です。また、安く購入したい場合は自作PCではなく、必要なスペックをリサーチした上で、BTO品やメーカーのセール時期を狙って購入を検討しましょう。 10万円以下で品質のよいゲーミングPCを探している方は、レノボのゲーミングPCをご検討ください。レノボは世界シェアNo.1のPCメーカーで、高性能なゲーミングPCを幅広いラインナップで展開しています。公式サイトでは、スペックのカスタマイズができるBTO品の販売も行っているほか、お得なセールも定期的に開催しています。安くて高品質なゲーミングPCをお探しの方は、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。