企業でもスタイリッシュさが求められる時代に、 レノボ「ThinkBook 13x Gen 4」が選ばれる理由
従業員の満足度を高める製品選び
これまで企業において、オフィスワークが中心の人たちにはデスクトップPCを導入することが多かったが、近年はCPUの性能も上がり、ノートPCを導入するケースが増えている。特にコロナ禍でリモートワークが一気に加速し、営業職など外回りをする人以外にもノートPCを支給する企業が急増した。
ノートPCに置き換えることのメリットは、テレワークや外出先で作業するために持ち歩くだけではない。例えば自分の席を持たないフリーアドレスを実現したり、オフィスでの会議も紙による資料配布ではなく、資料データを共有することでペーパーレス化を進めたりするなど、ノートPC導入によって業務改善やDX推進、サステナビリティへの取り組みが図れることも大きい。
昨年コロナ禍が明けて、ようやく落ち着いてきたが、働き方が見直されオフィスワークとモバイルワークを両立するハイブリッドワークが増えている。そうした状況下での、ノートPC選びは作業効率の向上はもちろん、持ち運んで使う従業員の満足度を高める製品選びが重要になってくる。
もし個人用としてノートPCを選ぼうとしたとき、どういう基準で選ぶのか考えると、性能はもちろんだが、やはりスタイリッシュで所有する喜びを感じられる製品にしたいはず。それは従業員が使いたいと思うノートPCでも同じことで、スタイリッシュなノートPCは従業員のモチベーションを高めるだけでなく、取引先やお客さまから見てもイメージの向上にもつながる。企業でもノートPCを導入する際、その点を意識する必要があり、従業員のモチベーションを高める施策の1つとなり得る。
そして、もう1つ今注目されているキーワードが「AI」だ。AIを効率的に処理するには、従来のCPUとは違った演算エンジンが必要で、インテルはAIに特化したインテル® AI Boostを内蔵するインテル® Core™ Ultra プロセッサーを発表。従来のCPUでは負荷のかかっていた作業の軽減が期待されている。今導入するマシンの選び方いかんでは、次の買い替え時期までの数年間、時代に取り残される可能性も否めない。
レノボの「ThinkBook 13x Gen 4」は、まさにそういった要素を備えた製品で、スタイリッシュでかつ最新のインテル® Core™ Ultra プロセッサーに対応した最先端のノートPCだ。今回は本製品を企業導入に推す理由を探っていこう。
モバイルワークに最適な薄型・軽量なデザイン
レノボのブランドとしてまず思いつくのが、ビジネス向けブランドである「ThinkPad」だろう。30年以上にわたって継承されてきた歴史があり、ビジネスと生産性のための最高モデルを目指して作られたものだ。一方、「ThinkBook」ブランドは、ビジネスシーンとカジュアルなシーンでの両立を目指したモデルで、ThinkPadで培った堅牢性やユーザビリティなどの設計思想を受け継ぎながら、柔軟性のあるスタイリッシュなデザインを採用し、コストパフォーマンスに優れていることが特徴だ。個人向けも兼ねていることから、従来のビジネス色を払拭したデザインは所有欲を満たすもので、従業員も進んで持ち歩きたくなるはずだ。
今回の「ThinkBook 13x Gen 4」も、“ビジネスPC” 感の少ないスタイリッシュさが目を引く。ボディはアルミ削り出しで堅牢性が高く、約12.9mmという薄さで、フットプリントは約293.5×205.3mmとほぼA4紙サイズに収められている。重さも約1.17kg~と軽く、モバイルワークに最適な設計となっている。
グレーのデュアルトーンのトップカバーを開くと、画面占有率:約97%という圧倒的な4辺超狭額縁のディスプレイが現れる。ビジネス向けマシンではなかなか見られない光景だ。画面サイズは13.5型で、比率は2880×1920ドットの3:2。FHDの解像度・画面比率より広い作業領域を確保できるので、作業効率アップに貢献する。IPS液晶を採用し Eyesafe® Certified 2.0の ブルーライト軽減機能も有しているので、長時間の作業でも目の疲れを軽減してくれる。
またマルチタッチ対応のパネルも選択できる。最近の若者世代にとっては、タブレットやスマートフォンに慣れ親しんでいるため、アプリによってはタッチパッドやマウスより画面をタッチして操作するほうが直感的かつ作業効率もアップする可能性がある。購買決定者やIT担当者は、導入するマシンを選定する際に、そういった視点でもカスタマイズ構成を検討する必要がある。
キーボードに目を向けると、こちらもエッジぎりぎりまで攻めており、フルサイズキーを実現。モバイルノートPCにありがちな一部キートップサイズが狭くなるということもなく、ボディが薄いながら打鍵感も備わっており、非常にタイピングしやすい。キーボードの良し悪しは作業効率に直結するので重要なポイントだ。静音性も高いので、会議中でのタイピングでも議論の邪魔をしない。バックライトも備わっており、2段階の明るさで切り替えられるため、暗い場所でのタイピングの補助となる。
また、大型のタッチパッドは滑らかな指触りで、タイピングをしながらの操作もしやすい。微妙な動きにも追従するので、細かなカーソル移動もストレスなく行える。タイピング時に手の腹がタッチパッドに触れていても、誤作動することもなく作業の妨げにはなることはない。
インターフェースは、USB4 (Thunderbolt 4対応) ×3、マイクロフホン/ヘッドホン・コンボ・ジャックと非常にシンプルだ。最近はUSB-C端子のアクセサリーが主流で、映像出力もUSB-Cケーブルでディスプレイに接続できるため、将来的にもこれだけ備えておけば十分だ。
ACアダプターは65W出力のコンパクトタイプで、持ち運びも楽。USB接続で、本体の両サイドからケーブルを挿せるため、ケーブルの取り回しを考える必要はない。電源ボタンは右サイドにあり、指紋センサーを内蔵。カメラはFHD 1080p+ IR MIPIでWeb会議や顔認証もOK。カメラは物理スイッチによる遮断が可能で、セキュリティ対策もしっかり考えられている。
初のインテル® AI Boost搭載モデル
本製品は、CPUにインテル® Core™ Ultra プロセッサーという新アーキテクチャのプロセッサーを搭載。これまでのCore シリーズに比べ電力効率を20%以上、グラフィックス性能も最大2倍を達成している。そして、最大の違いはNPU(ニューラル・プロセッシング・ユニット)というAI専用のプロセッサーインテル ® AI Boostを搭載していることだ。例えば、これまで負荷の大きかったオンラインミーティングでよく利用される背景のぼかし機能や顔のトラッキング機能などを、このNPUを利用すればCPU/GPUの負荷が軽減される上、処理能力も向上する。今後、生成AI系を含む各種アプリがNPUに対応することで、ますます処理速度の向上とCPUやGPUの負荷軽減、さらに消費電力の低減も期待できる。
プロセッサーは、インテル® Core™ Ultra 9プロセッサーとインテル® Core™ Ultra 5 プロセッサーが選択可能で、その他のスペックはメモリが16GB/32GB、ストレージが512GB / 1TB SSDから選択できる。OSは Windows 11 Home (64bit) 搭載。マシンのライフサイクルを考えても余裕のある仕様と言えよう。
無線はWAN(5Gや4G / LTE)の搭載はないが、Wi-Fi 6Eに対応。6GHz帯に対応することで、対応するアクセスポイントなら、より高速で電波干渉も受けにくく速度の低下もしにくいメリットを受けられる。
モバイルワークで重視されるバッテリー性能は、薄型軽量ボディにもかかわらず、74Whrの超大型バッテリー容量を搭載。またインテル® Core™ Ultra プロセッサーの強みである PコアとEコアという複数種類のCPUコアの分業などにより、CPUの負荷を減らしたりパフォーマンスと消費電力のバランスを考慮したりするなどで長時間駆動を実現している。
実際、ネットで調べつつ原稿を書いたり、YouTubeで動画を閲覧したりするなど、休憩を何度か挟んで1日仕事で使ってみたが(実質7時間程度)、夜でもバッテリー残量は20%強あった。使い方にもよるが、オンラインミーティングが1,2時間あったとしても、問題なく1営業日もつレベルだろう。これなら、ACアダプターを持ち歩く必要がなく、その分カバンが軽く済む。
どのくらいの性能かも、ベンチマークテストでチェックしてみた。計測したマシンはインテル® Core™ Ultra 5 プロセッサーを搭載しOSはWindows 11 Home (64bit) 、メモリは16GB、ストレージは512GBという仕様だ。CPU性能を測る定番の「Cinebench R23」では、マルチコアが11097ptsと1万超えを達成し、シングルコアは1694ptsとなっており、仕事で使うには十分すぎる性能だ。
<ベンチマークテストは、電源設定を「最適なパフォーマンス」にし、電源を供給した状態で実行したが、デュアルファンを搭載しているにもかかわらず、ファンの音が大きくなるのは負荷が非常に高かかった時のみ、一般的な作業であれば全く気にならないレベル。冷却性能は高く発熱による性能低下を抑えていることが伺える。>
ベンチマークテストは、電源設定を「最適なパフォーマンス」にし、電源を供給した状態で実行したが、デュアルファンを搭載しているにもかかわらず、ファンの音が大きくなるのは負荷が非常に高かかった時のみ、一般的な作業であれば全く気にならないレベル。冷却性能は高く発熱による性能低下を抑えていることが伺える。>
テスト機(21KR0009JP)の主なスペック | |
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CPU | インテル® Core™ Ultra 5 プロセッサー 125H (Eコア 最大 3.60 GHz Pコア最大 4.50 GHz) |
OS | Windows 11 Home (64bit) - Lenovoはビジネスに Windows 11 Pro をお勧めします |
グラフィックカード | CPU内蔵 (インテル® Arc™ グラフィックス) |
メモリ | 16 GB LPDDR5X-8400MHz (オンボード) |
ストレージ | 512 GB SSD M.2 2242 PCIe-NVMe Gen4 TLC |
ディスプレイ | 13.5" 2.8K液晶 (2880 x 1920) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, HDR400, 100%sRGB, 500 nit, 120Hz, ブルーライト軽減パネル |
内蔵カメラ | IR&1080p FHDカメラ (電子式プライバシーシャッター付)、TOFセンサー |
バッテリー | 4 セル リチウムイオンポリマーバッテリー 74 Wh |
電源アダプター | 65W |
指紋センサー | あり |
ポインティング デバイス |
タッチパッド |
キーボード | バックライト付 - 日本語 |
ワイヤレス | インテル® Wi-Fi 6E AX211 2x2 & Bluetooth® |
保証 | 1 年間 プレミアサポート |
カラー | ルナグレー |
Office ソフトウエア | なし |
ハイブリッドワークとAI時代にマッチした製品
本製品は、サステナビリティにも配慮しており、パッケージはプラスチックを使わず、サトウキビと竹をベースにした素材を採用。ボディのアルミニウムもリサイクル部材で、プラスチック部分も再生プラスチックを使用している。こうした配慮は、導入する企業にとってもブラスになるだろう。
近年の生成AIの登場により、仕事に対する取り組み方にも変化が現れてきている。文章で質問したら答えを返してくれたり、必要な画像を生成してくれたりするため、ムダに時間のかかっていた作業を一気に片付けられるようになり、生産性の向上に寄与してくれる。今回搭載しているインテル® Core™ Ultraプロセッサーは、そうしたAIの処理を高速化するため、今後NPUを利用するアプリが登場することで、ますます作業効率のアップが図れるはずだ。
また、本製品には、キーボードに「Copilot」キーが用意されており、このキーを押すだけですぐに「Copilot in Windows 」を起動できる。このあたりも将来性を先取りしていると言えよう。
さらに、保守・サポート面も充実していることも見逃せない。「プレミアサポート・プラス」に加入すれば、標準的な故障・修理対応やテクニカルサポートはもちろん、火災、液体こぼし、落下、自然災害による破損など予期しない事故による障害だけでなく、盗難や紛失もカバーするアクシデント・ダメージ・プロテクション(ADP)に対応。最長4年間の内蔵バッテリー交換サービスなども受けられる。加入は製品購入時のみのため、ぜひ検討してほしい。
冒頭にも述べたように最近は、企業でマシンを調達する際の選定基準が変わりつつある。企業によっては、従業員に利用したマシンのアンケート調査を行っているところもあり、従業員 “個人” が、使いたくてモチベーションの上がる製品を選ぶ傾向にある。AI時代にマッチし、性能面もデザイン面も満足のいく本製品は、企業にとっても従業員にとってもWin Winとなる逸品だ。