今や老いも若きも1人1台スマホを持つ時代だが、動画を見たり電子コミックを読むには、スマホの小さな画面では迫力がなくて読みづらい。とはいえ、パソコンでは仰々しくなくて、気軽に寝転がって楽しめない。エンターテイメントを大画面で楽しむのに最適なデバイスはやはり“タブレット”だ。
そんなタブレットにもさまざまなものがあるが、コストパフォーマンスや使い勝手を考えるとAndroidタブレットがオススメだ。ということで、今回紹介したいのが、レノボの「Lenovo Tab B11」である。
「Lenovo Tab B11」は11型のWUXGA(1920×1200ドット)画面で、価格は3万円台からと非常にコストパフォーマンスに優れた製品である。しかも「Lenovo Tab Pen」を標準添付しており、手書きを生かした作業もすぐに行なえるのがうれしい製品だ。
「Lenovo Tab B11」にはWi-Fiモデルに加え、Wi-Fi+LTEモデルが用意されているので、外出先でも利用したいならLTEモデルを選択できる。クルマで出かける際に、子供に動画を見せておける。家族みんなが楽しめる「Lenovo Tab B11」をより詳しく見ていこう。
16:10の11型ディスプレイに8コア・プロセッサーでハードウェアスペックは万全
まずは外観だが、4万円切りという価格ながら、それを感じさせない2トーンの金属製ユニボディーのデザインで、手触りがよく、剛性感もある。大人なら楽に片手で持てるサイズ感と重さで、とりまわしもしやすい。
ディスプレイは10.95インチで1920×1200ドットの16:10比率と、フルHDより縦方向に広いので、ウェブサイトはもちろん、書籍やコミックも読みやすい。リフレッシュレートは90Hzでスクロールしても滑らかだ。
しかもTUV認証取得の低ブルーライト機能が備わっているので、目が疲れにくい。Netflix HD認定の高輝度・高コントラストで発色もいい。
サウンドは横画面にしたときの左右に「Dolby Atmos」対応の4スピーカーが備えられており、ディスプレイと同様にこだわりを感じる。
CPUは8コアプロセッサーの「MediaTek G88」を採用し、4GBのメモリーと128GBのストレージを搭載。一般的な作業やゲームであれば、十分快適に動作するスペックだ。
付属の「Lenovo Tab Pen」(以下Pen)は4096レベルの圧力検知が可能で、傾き検知にも対応。後から買うとオプション設定などが必要だが、購入と同時に即ペンを使えるのはとてもラクチンだ。
Penは単4形乾電池を内蔵し約3カ月動作する。ペン先の予備も標準添付されており、使い⼼地が悪くなったら交換可能だ。
「Lenovo Tab B11」のボディーサイズは約255.3×166.3×7.2mmで重さは約465gと軽い。短辺には、2つずつスピーカーが備わり、左側面には電源ボタン、右側面にはUSB-Cコネクター。上面にはボリュームとオーディオコンボジャック、microSDメディアカードリーダー(最大1TBまで対応)のトレイが用意されている。LTEモデルの場合はnanoSIMも入るトレイになっている。
バッテリー容量は7040mAhで最大10時間のストリーミング再生が可能だ。市販のACアダプターなどを用いれば、最大15Wでの急速充電もできるのはいざというときに助かる。
カメラはフロントとリアに備わっており、いずれも800万画素と高性能だ。通常のタブレットの内蔵カメラは低画質なものが多いが、「Lenovo Tab B11」にはスマホ並みの高スペックカメラが搭載されている。
大画面と高音質でエンタメには最高の環境読書もスケッチもノートもすぐに活用できる
「Lenovo Tab B11」で映画を鑑賞してみたが、11型画面は迫力があり、両手で持っていると包みこまれるようなサラウンド感があった。Netflix HDに対応しており、プレミアムプラン会員であれば空間オーディオ作品が見られるので、映画やビデオ鑑賞にうってつけだ。
ゲームに関しても筆者はストラテジー系が好きで「ロードモバイル」を毎日のようにプレイしているが、スマホより「Lenovo Tab B11」のほうが断然プレイしやすかった。
最近はスマホの細かい文字が見づらくなってきたが、本製品ではゲーム中に目を細めることがなかった。サクサク動くのでストレスを感じることもない。「Call of Duty: Mobile」も問題なく動作した。負荷の高いゲームも画質設定次第でプレイ可能だ。
「Lenovo Tab B11」の内蔵機能として、「読み上げモード」という電子書籍向けの設定がある。設定アプリの「ディスプレイ」に「読み上げモード」があり、オンにすると「色彩効果を使用する」「白黒効果を使用する」「自動」の3つから選択できる。
色彩効果は目に優しい色味になり、白黒効果はモノクロで文字を読みやすくしてくれる。こうした設定を活用すれば、目の疲れを軽減してくれるだろう。
また、大画面を活かして、2つのアプリを同時に表示する画面分割機能も備えている。たとえば、資料を見ながら文章を書いたり、2つの動画を“ながら見”したりなど、活用方法はさまざま。最近は「タイパ」重視の皆さんが増えており、限られた時間に複数のことを同時にこなすのにも有効だろう。
さらに複数の画面を小さくフロートの状態で表示する「フローティングウィンドウ」(最大2つ)機能も用意されている。スマホのように複数のアプリを何度も切り替えて表示するよりも、同時表示して作業ができるのはタブレットならではの利点だ。
「Lenovo Tab B11」には、Penを利用する独自のアプリもプリインストールされており、タブレットが、ノートにもキャンバスにも早変わりする。
アイデア帳アプリ「Nebo®」は、手書き文字をテキストに変換したり、直感的な操作で作業が可能。ズームイン・アウトが可能なキャンバスなので、絵を描く時には細部まで細かく描き込むこともできる。
また、PDFのドキュメントを読み込んで、注釈をつけることも可能。仕事でプレゼン資料に修正指示を書き込むときにも使うことができる。
もう1つ便利なのが、手書きで計算式入力と計算をしてくれる「Myscript® Calculator 2 」だ。数式をペンで書くと、リアルタイムに認識して清書したうえ、結果を出力してくれる。
分数や平方根、乗算、三角関数なども扱え、数式中に「?」を用いると、その解も計算してくれる。表計算アプリでも面倒な数式を手書きで認識し、瞬時に解答してくれるので、キッズの勉強はもちろん、仕事の計算にも使うことができる。
「Googleキッズスペース」で 子供に与えても安心 「Lenovoフリースタイル」で PC連携すれば仕事も効率UPだ
「Lenovo Tab B11」には、子供たちに使わせても安心なキッズモードが搭載されている。「Googleキッズスペース」アプリを実行すると、子供用のアカウントを作成して、年齢に適したコンテンツのみ表示するモードになる。
表示する内容やアプリ、利用時間など各種制限はファミリーリンクで親が設定できる。「YouTubeキッズ」や無料で読める書籍など、子供向けのコンテンツも用意されているので購入する必要もない。家族で1台のタブレットを使う場合は、ユーザーを切り替えれば一人ひとりの環境で利用可能だ。
筆者の子供もそうだが、最近のキッズたちはテレビよりも動画や見逃し配信を楽しむ傾向がある。時間に縛られず好きな時間に楽しめるし、旅行に出かける際の移動時間での暇つぶしには、そういった動画配信はもってこいだ。「Lenovo Tab B11」でLTEモデルを選べば、外出先でも簡単にネット接続できるので便利なのだ。
PCメーカーでもあるLenovoならではの機能として、PCと連携する「Lenovoフリースタイル」がある。Windows PC側にも「Lenovoフリースタイル」アプリをインストールし、両方で起動する。Lenovo IDが必要だが、サインインすれば、同じLAN内でPC画面のミラーリングや拡張ディスプレイとして利用できる。またファイル共有やストリーミングも可能だ。
さらに、PC側にはないタッチやペン入力機能を提供できるので、「Lenovo Tab B11」を液タブのように活用することもできる。
Lenovoが用意しているオプション(別売)として「Lenovo M11フォリオケース」と「Lenovo Tab Pen Plus」がある。
「Lenovo M11フォリオケース」は、持ち歩く際のディスプレイの保護になるうえ、ペンホルダーと落下防止用バンドが付いており、折り曲げることでスタンドとして利用できる。
「Lenovo Tab Pen Plus」はUSB-C端子を備えた充電式のペンで、バッテリーは約35時間駆動。ボタンが1つ用意されていて、重さは付属のPenより2g軽い14gだ。
子供から大人、シニアまで
買ってすぐに活用できる お買い得タブレットだ
キッズも大人もシニアも、テレビ以外でエンターテイメントを楽しむ時代で、それにあったデバイスを買いたくなる。テレビが大画面化しているように、映像やゲームを楽しむのであれば、スマホより大画面のタブレットのほうがゼッタイに楽しい。
書籍やコミックも紙より電子版を読む人が増えているが、スマホでは絵も文字も小さくて不自由を感じることが多々ある。「Lenovo Tab B11」ならば、好きなスタイルでラクに読書が楽しめるのだ。
Lenovoでは、60歳以上が利用できる「シニア優待プログラム」を用意している。オンラインストアでの購入時に割引を受けられ、電話によるサポートや保証延長サポートを半額で受けることができたりと、お得なプログラムだ。近くが見えにくくなっても、タブレットならスマホより多くの文字を大きなサイズで表示でき、毎日の楽しみ方が広がる。
子供から大人、シニアまで、それぞれの年代で買ってすぐに活用できる「Lenovo Tab B11」は、ぜひ一家に1台、さらに1人1台、買って間違いのないタブレットなのである。
「Lenovo Tab B11」Wi-Fiモデルの主なスペック | |
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製品番号 | ZADA0284JP |
初期導入済OS | Android™13 |
プロセッサー | MediaTek Helio G88プロセッサー (最大2GHz) |
メモリー | 4GB(LPDDR4X) |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 10.95インチ ワイドパネル (1920x1200 ドット、マルチタッチ対応(10点)、Miracast®対応) |
インターフェース | USB2.0 Type-Cポート(OTG機能付き) |
通信機能 | Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth v5.1 |
オーディオ | ドルビー・アトモス対応、スピーカー×4、マイクロフォン×1 |
スロット | microSDメディアカードリーダー(最大1TBまで対応) |
内蔵カメラ(イン/アウト) | 800万画素/800万画素、フォーカス固定/AF |
ボタン類 | パワーボタン、ボリュームボタン |
サイズ/重量 | 255.3×166.3×7.2mm、465g |
バッテリー | 容量7040mAh、使用時間:約10時間 |
ACアダプター | AC 100-240V(50/60Hz) |
主な付属品 | マニュアル類、ACアダプター、USBケーブル、カードスロットピン、Lenovo Tab Pen |
保証期間 | 1年間 |
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